定期預金の堅実派から王道株式投資まで30~40代の6割以上が実施

実践者が語る「資産運用のきっかけ」TOP5

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実践者が語る「資産運用のきっかけ」TOP5

「特に利益が出やすいと感じる資産運用」を聞いたところ、35.8%が「株式投資」と回答した
写真:xiangtao / PIXTA(ピクスタ)

ニュースで近頃よく耳にする「老後破産」なる言葉。年金がアテにならないといわれて久しい昨今、幸せな晩年を過ごすためにもしっかりと資産運用を考える必要はありそうだ。とはいえ、難しそうで食指が動かない人も多いはず。すでに実践している人たちはどの程度いるのだろうか? 30~40代の男性会社員500人にアンケート調査を行った。(東証マネ部!・R25調べ/協力:アイリサーチ)

〈あなたは現在、資産運用を行っていますか?〉

・行っている 305人(61.0%)
・過去に行っていた 22人(4.4%)
・行っていない 173人(34.6%)

なんと、全体の60%以上がすでに資産運用を始めているとの結果。では、実践者たちを突き動かした“資産運用のきっかけ”とはどのようなものだったのだろうか。

〈資産運用を始めた理由TOP5〉

※最も強い動機となった理由上位3つを回答。1位3pt、2位2pt、3位1ptで集計

1位 将来への不安から 525pt
2位 将来の目標のため 400pt
3位 銀行の金利が低すぎるから 390pt
4位 現在の収入に満足していないから 251pt
5位 収入が以前より増え、自由にできるお金ができたから 92pt

「年金がどうなるかわからないから」(45歳)といった、将来への不安をきっかけに始めた人が多い。続く2位については「家の建て替えのため」(40歳)、「脱サラするため」(46歳)など、将来の目標に向けてという回答。3位には「銀行の金利が雀の涙だったから」(37歳)と超低金利時代を理由に挙げる声が。

ただ、一口に資産運用といっても、その方法は王道の「株式投資」から、堅実な「定期預金」、最近注目されている「ETF(上場投資信託)」まで幅広い。現在実践している305人に対し、実際にどのような方法で資産運用を行っているかを聞くと、以下のような結果となった。

〈現在行っている資産運用TOP10〉

※複数回答

1位 株式投資 184人(60.3%)
2位 定期預金 165人(50.1%)
3位 投資信託 99人(32.5%)
4位 外貨預金 67人(22.0%)
5位 FX 55人(18.0%)
6位 個人向け国債 32人(6.4%)
7位 金・銀・プラチナ投資 28人(5.6%)
8位 外貨MMF 20人(4.0%)
9位 ETF(上場投資信託) 18人(3.6%)
10位 不動産投資 11人(2.2%)

資産運用と聞いて思い浮かべる人も多いであろう「株式投資」がトップに。2番目に多かったのは、リスクが低く堅実な方法といえる「定期預金」。3位は「投資信託」となった。

ただ、必ずしもプラスになるわけではなく、大きなリスクも伴う資産運用。実践者たちは運用してみて、どのように感じているのだろうか。過去に資産運用を行っていた22人を含む327人に率直な質問を投げかけた。

〈あなたは資産運用を始めてよかったと思っていますか?〉

実践者が語る「資産運用のきっかけ」TOP5

写真:Graphs / PIXTA(ピクスタ)

・はい 256人(78.3%)
・いいえ 71人(21.7%)

■「はい」の意見
※カッコ内、年齢の後ろは実際に行っている・行っていた資産運用方法
「利益が出ているから」(31歳・株式投資/FX/投資信託/外貨預金/定期預金)
「着実に資産が増えているから」(45歳・株式投資/投資信託/定期預金)
「利益がおこづかい代わりになっているから」(43歳・株式投資/金・銀・プラチナ投資)

■「いいえ」の意見
「大変な損失を被っているので」(39歳・株式投資/定期預金)
「思うようにプラスにならない」(49歳・株式投資)
「売買など管理も面倒」(40歳・株式投資/投資信託)

実に全体の80%近くが「資産運用を始めてよかった」と回答。そのなかには「儲かっている」といった単純な理由以外にも「経済ニュースに敏感になれる」(33歳)と、社会人として有益な効果を挙げる声や、「友達が増えた」(37歳)と意外な恩恵を受けたという意見もあった。一方、「いいえ」と答えた人のなかには「神経使って毛が抜けた」(49歳)という悲しい回答も…。

多くの人がすでに資産運用に取り組んでいることが判明した今回の調査。将来のことを考えれば、始めるのは少しでも早い方がいいはず。さっそく冬のボーナスから、運用方法を考えてみては?

(児玉裕紀/verb)

記事提供/『R25』