新興国・先進国ともに購入可能

「23カ国約2600銘柄を一度に買う」方法とは?

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ETFは数千円程度で購入できるものもある。投資手段のひとつとして考えてみては? 写真:node / PIXTA(ピクスタ)
ETFは数千円程度で購入できるものもある。投資手段のひとつとして考えてみては?
写真:node / PIXTA(ピクスタ)

日経平均株価やTOPIXなどの指数との連動を目指す「ETF」。指数と紐づく成果を出すということは、1口で複数の株に投資することと同じである。では、各指数はどの程度の銘柄を組み入れているのだろうか? 現在、東京証券取引所で扱われている日本株ETF、外国株ETFが連動する指数のなかから、一例として500銘柄以上が組み入れられている指数をピックアップしてみた。
※カッコ内の4ケタの数字は銘柄のコード

【日本株】

■TOPIX/2003銘柄
東証市場第一部に上場する内国普通株式全銘柄を対象とする株価指数。
(連動ETF)
・ダイワ上場投信-トピックス(1305
・TOPIX連動型上場投資信託(1306
・上場インデックスファンドTOPIX(1308
・MAXIS トピックス上場投信(1348
・DIAM ETF トピックス(1473
・iシェアーズ TOPIX ETF(1475

■TOPIX Ex-Financials/1863銘柄
TOPIX(東証株価指数)から東証33業種分類の「銀行業」「証券、商品先物取引業」「保険業」「その他金融業」の銘柄を除いた 29業種で構成される株価指数。
(連動ETF)
・ダイワ上場投信・TOPIX Ex-Financials(1585
・上場インデックスファンドTOPIX Ex-Financials(1586
・NZAM上場投信TOPIX Ex-Financials(1596

■Russell/Nomura ファンダメンタル・プライム・インデックス(配当除く)/589銘柄
日本国内の金融商品取引所に上場する全銘柄から、企業の財務指標(売上高、営業キャッシュフロー、配当)をもとに構成銘柄を決定して算出される非時価総額加重型の株価指数。
(連動ETF)
・NEXT FUNDS R/N ファンダメンタル・インデックス上場投信(1598

日本株に限ると、やはり多かったのは東証一部に上場している企業全体と連動する「TOPIX」関連ETF。東証で購入できる外国株ETFは、どうだろうか?

【外国株】

■MSCI Emerging Markets IMI指数/2672銘柄
23の主要開発途上国の大・中・小型株式を対象とした指数で、各国の浮動株調整済みの時価総額で99%をカバーする。ウェイトの大きい対象国は上から順に中国(26.0%)、韓国(14.8%)、台湾(12.9%)、インド(8.8%)となっている。
(連動ETF)
・iシェアーズ エマージング株ETF(MSCIエマージングIMI)(1582

■MSCI ACWI ex Japan指数/2167銘柄
23の主要先進国の大・中型株式を対象としたMSCI World指数から日本株を除いた22カ国の銘柄、および23の主要開発途上国の大・中型株式を対象とした指数で、各国の浮動株調整済みの時価総額で85%をカバーする。
(連動ETF)
・上場インデックスファンド世界株式(MSCI ACWI)除く日本(1554

■Russell 2000(R)指数/1978銘柄
米国小型株を対象とする指数。米国株式の時価総額上位3000社からなるRussell 3000(R)指数の時価総額下位2000社で構成され、Russell 3000(R)指数の時価総額の約9%を占める。
(連動ETF)
・iシェアーズ 米国小型株ETF(ラッセル2000)(1588

■MSCI World指数(ネットリターン)/1654銘柄
23の主要先進国の大・中型株式を対象とした指数で、各国の浮動株調整済みの時価総額で85%をカバーする。ウェイトの大きい対象国は上から順に米国(60.1%)、日本(8.8%)、英国(6.7%)、フランス(3.7%)となっている。
(連動ETF)
・UBS ETF先進国株(MSCIワールド)(1394

■MSCI KOKUSAI指数/1335銘柄
23の主要先進国の大・中型株式を対象としたMSCI World指数から、日本株を除いた22カ国の銘柄で構成される指数。
(連動ETF)
・上場インデックスファンド海外先進国株式(MSCI-KOKUSAI)(1680
・MAXIS 海外株式(MSCIコクサイ)上場投信(1550
・iシェアーズ先進国株ETF(MSCIコクサイ)(1581

■MSCI Emerging Markets指数/832銘柄
23の主要開発途上国の大・中型株式を対象とした指数で、各国の浮動株調整済みの時価総額で85%をカバーする。ウェイトの大きい対象国は上から順に中国(26.5%)、韓国(14.4%)、台湾(12.2%)、インド(8.3%)となっている。
(連動ETF)
・上場インデックスファンド海外新興国株式(MSCIエマージング)(1681

■MSCI USA指数(ネットリターン)/630銘柄
米国大・中型株で構成される指数で、米国株式の浮動株調整済みの時価総額ベースで約85%をカバーする。
(連動ETF)
・UBS ETF米国株(MSCI米国)(1393

■S&P500(R)指数/505銘柄
米国主要大型株500銘柄で構成される、時価総額加重平均型指数。
(連動ETF)
・上場インデックスファンド米国株式(S&P500)(1547
・SPDR(R)S&P500(R)ETF(1557

前出の外国株ETFを購入することで、例えば20カ国以上2000以上の銘柄を保有するのと同じリターンを得ることも可能だ。自分ですべての銘柄を購入するには、手間もお金もかかりすぎる。5000円程度から買える銘柄もあり、ETFはお得で手軽な投資方法といえそうだ。

※指数組入銘柄数、データは2016年12月末現在のものです
(有竹亮介/verb)

記事提供/『R25』

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