バランス型投信、新興国ETF、直販型投信…

投資ブロガー3人が推薦!オススメの投資先

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ブロガー3人が共通してあげたポイントは、「分散性」と「低コスト」。選ぶなら、この2点を踏まえるのが吉! 画像:tashatuvango / PIXTA(ピクスタ)

ブロガー3人が共通してあげたポイントは、「分散性」と「低コスト」。選ぶなら、この2点を踏まえるのが吉!
画像:tashatuvango / PIXTA(ピクスタ)

国内の上場企業全体や、先進国市場の主要銘柄など、複数の銘柄をパッケージで取引きできる「インデックスファンド」。主な金融商品には、個別株のように好きな時に売買ができる「ETF(上場投資信託)」、積み立て投資しやすい「インデックス型投資信託(インデックス投信)」に大別でき、ともに購入時手数料や運用管理費用が低く、投資初心者向きともいわれる。

ただ、株の個別銘柄ほどではないにしろ、商品や銘柄の種類は数多い。初心者はどんな商品を選ぶべきだろう? そこで、名の知られたインデックスブロガーである、「虫とり小僧」さん、「kenz」さん、「吊られた男」さんの3人に“初心者にオススメの投資先”と“2017年に期待する投資先”を教えてもらった。

■初心者にオススメの投資先

・バランス型インデックス投信(虫とり小僧さん/kenzさん) ※1
「国内外の各種資産に均等に分散投資を行うバランス型インデックス投信に注目ですね。さまざまな銘柄が存在しますが、特に、低コスト商品が魅力的だと思います。1本だけで資産形成のための国際分散投資が完結するので、初心者も市場動向に関係なく、いつでも気軽にスタートしやすいでしょう」(虫とり小僧さん)

「バランス型インデックス投信の中には、国内外4資産(日本株式、日本債券、先進国株式、先進国債券)の基本資産クラスに均等(25%)に投資でき、信託報酬が年0.3%台と低い商品もあります。国際分散投資をするための、個々の資産配分比率(アセットアロケーション)のコアとして使えるのであれば、有力なバランスファンドの1つです」(kenzさん)

※1 インデックス投信の一種。日本・海外、また株式・債券等の指数に連動する銘柄を複数含み、分散効果を期待できることが特徴。

・新興国株式のETF(吊られた男さん)
「王道の国内株や先進国株だけでなく、今後の成長が期待される新興国株(中国、インド、トルコなど)も主要な投資先なので頭に入れておいてほしい。新興国24カ国の株式をカバーする『MSCIエマージング』や、さらに小型株までカバーする『MSCIエマージングIMI』といった指数があり、これらに連動するETFなら、さらなる分散効果が期待できます。また、日本株や先進国株などは、インデックス投信の信託報酬の低下が進み、コスト面でETFに近づきつつありますが、新興国株式はまだETFが優位というのもポイントです」

虫とり小僧さん、kenzさんがオススメしてくれた「バランス型インデックス投信」は世界中の株式・債券の指数に連動する銘柄を含んでいるため、リスクの分散性が魅力。確かに初心者には適していそう。一方、吊られた男さん推薦の「新興国株式のETF」も分散投資でリスク分散できる。一般的に新興国株はリスクが高めといわれるが、「少しはリスクをとってもOK!」という人には選択肢のひとつになりそうだ。

■2017年に期待できる投資先

・直販型の投資信託 ※2
「販売会社を通さずに運用会社から直接買える“直販型の投資信託”が気になります。運用哲学がシャープで、かつコストも良心的。ただ、投資信託の低コスト化競争のなかで、徐々に直販型の優位性が下がってきています。コスト引き下げを謳う企業もあるので、その“有言実行”にも期待です」(虫とり小僧さん)

※2 投資信託は一般的に、投資信託の金融資産を運用する「運用会社」と、投資信託を顧客に販売する「販売会社」という役割分担をしているが、「販売会社」を介さずに運用会社から直接販売される商品を、直販型と呼ぶ。

・超低コストの外国株式インデックス投信
「国際分散投資を行う場合、資産配分の要となるのが、先進国株式。信託報酬0.20%という超低コストの先進国株式インデックス投信もあります。一括で世界分散投資をする商品を持たず、国内市場、新興国市場に連動する商品など複数の商品を組み合わせて運用する場合、最重要ファンドのひとつとなるでしょう」(kenzさん)

・フロンティア株のETF
「今後の発展が期待されるフロンティア・マーケット(クウェート、アルゼンチン、ベトナム、ナイジェリアなどの市場)は、投資先のいくつかの国の株式が大化けすれば、今後の伸びが見込めます。思い通りに成長する国ばかりではなく、リスクも高いですが、その分リターンも魅力的です」(吊られた男さん)

今年注目の投資先では、三者三様。ただし、「直販型の投資信託」「超低コストの外国株式インデックス投信」という2つでポイントとなっているのは、やはり“低コスト”。長期運用も見据えるなら、やはり押さえておきたいところだ。また、吊られた男さんが成長を期待しているのが「フロンティア株のETF」。トランプ相場や英国のEU離脱で株価が乱高下しているが、発展途上国の成長は期待できるか、注目すると面白そうだ。

世界の主要な株式で投資できる商品もあれば、新興国に絞った商品、それ以外の発展途上国に絞った商品など、バラエティに富んだラインナップが出揃った。しかし、ほぼ全てでポイントとなっているのは「分散投資」と「低コスト」。この点を踏まえて、まずは1本、好きな投資先を選んで始めてみては?

(赤木一之/H14)

記事提供/『R25』

■虫とり小僧
インデックス投資(投資信託を使った国際分散投資)による資産運用、各種保険、クレジットカード、節約など、学校では教えてくれない「お金」に関することをブログで掲載している。
ブログ「いつか子供に伝えたいお金の話

■吊られた男
投資信託を使った低コストインデックス投資、パッシブ投資(バイ&ホールドの国際分散投資)で資産形成を行うサラリーマン。ブログでは、主に投資やお金のことについて語っている。
ブログ「吊られた男の投資ブログ (インデックス投資)

■kenz
ブログでは、低コスト、時間、国際分散を意識したインデックス投資の記録を綴っている。資本主義の成長を信じて、主に株式、債券等のインデックスファンド・ETFに幅広く投資
ブログ「インデックス投資日記@川崎

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