3位「静岡県焼津市」、2位「山形県天童市」、1位は…

どの自治体がトップ?「ふるさと納税」人気ランキング

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肉、野菜、お酒まで様々なお礼の品が得られる。あなたは何を選ぶ? 画像:Graphs / PIXTA(ピクスタ)

肉、野菜、お酒まで様々なお礼の品が得られる。あなたは何を選ぶ?
画像:Graphs / PIXTA(ピクスタ)

応援したい自治体や使い道に寄附をすると税金が控除されるうえ、そのお礼に地域の特産品などが受け取れる“ふるさと納税”。平成27年度には約130万人まで利用者が増え、認知も高まっている。しかし、収入や家族構成に応じて控除額も異なるため、自分が利用した時にどれほどお得になるのか認識していない人も多いはず。そこで、30歳の独身男性がふるさと納税を利用すると、どれほどのメリットが得られるのか調べてみた。

■今さら聞けない“ふるさと納税”基本のしくみ

そもそもふるさと納税とは、現居住地以外の自治体に寄附する制度。2000円以上の寄附をすると、寄附額から2000円を引いた金額が所得税と住民税から差し引かれ、実質上の減税となる。たとえば、30歳男性の平均とされる年収450万円(独身)の場合は、約5万2000円をふるさと納税で寄附すると、その年の所得税と翌年分の住民税から5万円の控除・還付が受けられ、自己負担は2000円で済む。ただし、この金額以上を寄附すると自己負担額が上がってしまう。

※総務省のウェブページ「ふるさと納税のしくみ 控除額の計算」より引用改変

※総務省のウェブページ「ふるさと納税のしくみ 控除額の計算」より引用改変

※総務省のウェブページ「ふるさと納税のしくみ 全額控除されるふるさと納税額(年間上限)の目安」より一部抜粋

※総務省のウェブページ「ふるさと納税のしくみ 全額控除されるふるさと納税額(年間上限)の目安」より一部抜粋

基本的に確定申告が必要だが、2016年以後の寄附においては、条件を満たせば“ワンストップ特例制度”が利用可能。これなら確定申告を行わなくても寄附控除が受けられるようになっている。

しかし、これなら単に2000円を自己負担して、それ以上の額を寄附できる…というだけの仕組みだが、最大のポイントは自治体から受け取れる寄附の“お礼”。2000円以上の価値のあるお礼を送ってくれる自治体も多く、実質的にその分がお得というわけだ。

■肉、魚、野菜etc. どの自治体のお礼の品が人気?

お礼の品は極めて多彩。食料品から家電、衣類、レジャー施設のチケットなど様々だ。どんな自治体のふるさと納税の人気があるのだろうか。少し前だが、平成27年に寄附件数の多かった自治体ランキングを総務省の「ふるさと納税に関する現況調査」をもとに作成した。

〈ふるさと納税人気の自治体ランキング〉
【1位 宮崎県都城市(寄附数:28万8338件)】
都城市は、牧畜業が盛んで肉牛、豚、鶏が特産品。また、全国的に有名な焼酎「霧島」で知られる霧島酒造もある。同市の特設サイトによれば、2017年2月の人気特典は1位「宮崎牛ロース焼肉用(500g)」、2位「宮崎牛リブローススライス(600g)」、3位「宮崎牛リブロースステーキ(300g×2)」(※3つすべてA4ランク以上)。肉を食らいたい! という人にはおすすめだ。

【2位 山形県天童市(寄附数:18万1295件)】
全国生産の大部分を占める「将棋駒」で有名だが、ラ・フランスの生産量も日本一を誇るほか、サクランボや桃といった果物、お米、肉牛など、特産品は少なくない。特典としては、これらフルーツ、お米、牛肉、お酒などもラインナップしている。

【3位 静岡県焼津市(寄附数:13万8903件)】
遠洋漁業や水産加工業で全国的な知名度のある同市。マグロやカツオなどの海産物のほか、地酒やビールといったお酒、静岡茶も用意。漁港らしくマグロのカマ焼きといった、豪快な加工食品もお礼の品のなかにある。

【4位 長崎県佐世保市(寄附数:11万5534件)】
オランダの街並みを再現したハウステンボスのほか、旧軍港があり自衛隊や在日米軍の基地があることでも知られる。特設サイトの人気特典ランキングでは、1位「黒豚ロースステーキ(100g×10、調味料付き)」、2位「高級白身魚干物『百花繚乱』」、3位「海鮮具入りちゃんぽん」となっている。※2017年2月1日~28日集計

【5位 島根県浜田市(寄附数:10万6266件)】
島根県西部に位置する浜田市。豊かな日本海の恵みを受け、アジ、ノドグロ、カレイという水産ブランド「どんちっち三魚」を定め、PRしている。特設サイトの人気特典ランキングによれば、1位「奥田政行シェフ監修!のどぐろオリジナルパスタ」、2位「のどぐろ味わいセット」、3位「浜田港燻し語り」とのこと。※2017年2月1日~28日集計

年収450万円の独身者の場合、自己負担額2000円を除き、寄附できる額の上限は5万2000円。この金額以内であれば、「複数の自治体へ少しずつ」というように、多数の自治体へ寄附してもOKだ。

好きな自治体を応援しつつ、お礼の品も受け取れる「ふるさと納税」はとてもお得。ただ、過度な返礼品競争を自治体が繰り広げているとして、返礼品の是正の必要性なども議論されているところ。地方の特産品を知ることができる機会だけに、惜しい気もする…。今が最もお得なお礼を受け取れるチャンスともいえるかも?

(河島マリオ)

記事提供/『R25』

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