株に影響がありそうなのは、あの国の選挙…!?

個人投資家選!2017年注目の時事ニュースTOP5

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当選すれば「EU離脱」の国民投票をするというフランス・ルペン氏。イギリスに続き、離脱となれば株価にも大きく影響するだろう 写真:vchalup/PIXTA(ピクスタ)

当選すれば「EU離脱」の国民投票をするというフランス・ルペン氏。イギリスに続き、離脱となれば株価にも大きく影響するだろう 写真:vchalup/PIXTA(ピクスタ)

英国の「EU離脱」が決まった国民選挙に、米国のトランプ大統領誕生…。世間で大ニュースが報じられると、敏感に反応するのが“株価”だ。今年も様々なニュースが予定されているが、投資家はどんな出来事に注目しているのだろう? 今年の株価の変動を予想すべく、30~50代の個人投資家男女200人に、2017年4月以降のニュースの中から注目しているものと、その理由を教えてもらった(R25調べ/協力:アイリサーチ)。

■注目したい2017年の時事ニュースは?

【商業関連】※全12項目から2つ選択
1位 都市ガス小売り自由化(4月) 44.5%
2位 JXホールディングスと東燃ゼネラル石油が経営統合(4月) 31.0%
3位 コカ・コーラ東西が経営統合(4月) 25.5%
4位 名古屋に「レゴランド」がオープン(4月) 23.5%
5位 iPhone10周年モデル発表・発売(9~10月) 17.5%

●都市ガス小売り自由化(4月)
「ガスは生活に密着しており、人々の関心が強いと思われる。 また、現在すでにガス会社の株を保有している人も多いと思うので」(45歳、女性)
「エネルギー業界に接点のないグローバルな企業が参入すると業界の力のバランスが大幅に変わり、企業間のシェアが極端にかわりそうだから」(59歳、男性)
「自由化により価格低下が予想され、中小企業の製造コスト軽減が期待される」(54歳、男性)

●JXホールディングスと東燃ゼネラル石油が経営統合(4月)
「他の企業にも波及しそうだから」(38歳、男性)
「石油は経済に大きな影響をあたえるので選びました」(57歳、女性)
「エネルギー大手が経営統合する事は、エネルギー業界に大きな経済的危機感があるのではないかと思う」(57歳、男性)

1、2位にエネルギー関係のニュースがランクイン。運輸、メーカー、飲食業など影響を受けない業界はほぼなさそうなだけに、注目する投資家は多そうだ。

【税制・法律関係】※全7項目から2つ選択
1位 税制改正:ビール類の酒税変更議論 44.5%
2位 税制改正:タワーマンション高層階の固定資産税等引き上げ 39.0%
3位 税制改正:エコカー減税対象の制限による対象車数減少 38.5%
4位 マイナンバーのポータルサイト開始(7月) 25.5%
5位 仮想通貨(ビットコイン)が非課税に(7月) 23.5%

●ビール類の酒税変更議論
「ビール会社が変化する」(36歳、男性)
「ビールの品種が統合されるかも」(46歳、男性)
「売り上げや業績に影響しそうだから」(52歳、女性)

●タワーマンション高層階の固定資産税等引き上げ
「マンション需要にかげりがでそう」(51歳、男性)
「タワーマンション販売元の動向が気になる」(46歳、女性)

ビジネスマンにも身近な、ビール、発泡酒、第3のビールの値段を一本化するという「酒税変更議論」が1位に。2位はタワーマンションの税制改正。「経済プレミア」によると、近年は30代の若い世代でもマンション高層階の購入を考える人が多いといい、見過ごせない改正となりそうだ。

【政治・社会関連】※全10項目から2つ選択
1位 フランス大統領選 45.5%
2位 ドイツ総選挙(8~10月) 30.0%
3位 次期、日銀総裁議論(冬) 24.5%
4月 韓国大統領選挙(5月) 24.0%
5位 2024年夏季五輪開催地決定(9月) 16.0%

●フランス大統領選
「極右候補がどうなるかでヨーロッパの情勢が変わる」(37歳、男性)
「世界の流れであるナショナリズムのフランスファーストになるか」(58歳、男性)
「ルペンが大統領になったらトランプよりある意味衝撃が大きいかもしれないので」(55歳、女性)

●ドイツ総選挙
「為替相場に影響する」(52歳、男性)
「EU圏の経済に影響が大きいから」(43歳、男性)

昨年に引き続き、今年も各国で大きな選挙が予定されるなか、1位に「フランス大統領選」が選ばれた。極右政党・国民戦線(FN)の党首で、当選すれば「中央銀行の紙幣増刷」「商業銀行から中小企業への貸付義務化」などを約束しているルペン氏が急激に支持を集めており、第二の「トランプ大統領」となるか、投資家からの注目も集まっているようだ。一方、朴槿恵大統領が逮捕され、当初12月だった予定が早まった韓国大統領選は、4位となった。

予定されているニュースだけでも、社会に大きなインパクトを与えそうな事柄が盛りだくさんの2017年。「株は分からない…」という人でも、このアンケートに寄せられたコメントをもとに身近なニュースに注目してみれば、新たな発見があるかもしれない。

(藤あまね)