目指せ優待生活

株主優待のお得な貰い方とそのポイント

提供元:Soldie

TAGS.

gift on Valentine's Day

株主優待の仕組み

株主優待をもらうには、欲しい優待を実施している企業の株を買うだけです。ただし「権利確定日」に株主であることが条件となります。株の売買は、約定日から起算して4営業日が受け渡しとなるので、権利確定日の3営業日(=権利付最終日)までに買っておく必要があります。

この「権利確定日」は銘柄によって異なりますので、前もって企業のHPやネット証券などで検索し確認しておきましょう。例えば、2017年3月31日(金)が「権利確定日」である場合、権利付最終日である3月28日(火)までに欲しい企業の株を買っておく必要があります。権利が確定した後、2、3ヶ月後に優待品が手元に届きます。

優待銘柄の効率の良い選び方

欲しい優待銘柄を選ぶ場合、様々なサイトに掲載されている株主優待人気ランキングなどを参考にするとお手軽に探すことができます。また、ヤフーファイナンスやみんなの株式などの無料サイトでは、優待内容だけでなく、優待の種類や権利確定日などからも探すことができて便利です。さらに、ネット証券などのスクリーニングツールを使えば、優待利回りや業績、PERなどの投資指標など、より詳しく効率的に検索することができます。ただし、ネット証券会社に口座を持っている必要があります。また、人気の優待投資家のブログやツイッターなど「SNS」も情報収集として有効ですので、積極的に活用しましょう。

証券会社への発注方法

まずは証券会社に口座を開きます。口座を開き、入金したら、株の取引開始です。欲しい優待銘柄が決まったら、証券会社に注文を入れましょう。注文したい銘柄の株数と価格、そして注文の執行条件を入力すれば完了。慣れれば1分もかかりません。発注方法には、“指値”と“成行”があります。指値は株の値段を指定する注文で、成り行きは値段を決めずに売買する発注方法です。成行の場合、思いもかけない高値で取引が成立する可能性がありますので、初心者の場合は指値を使うようにしましょう。

ここで注意したいのが、株の最低取引単位の“単元”。株取引する際に、銘柄ごとに100株、1000株と売買単位が決まっています。優待が貰える最低必要株数がこの単元と異なる銘柄もあるので、権利内容を必ず確認するようにしましょう。例えば資生堂の場合、単元は100株ですが、優待が貰える最低必要株数は1000株かつ1年以上保有の株主になります。

クロス取引とは?

人気のある優待銘柄ほど、権利付最終日に向かって株価が上昇しやすくなり、権利落ち日以降には、大きく下落する傾向にあります。このような株価の下落リスクを避け、優待を得ようとする取引手法が「クロス取引」です。優待株の現物株を買うと同時に、同じ銘柄を信用売りすることで株価の変動リスクを取らずに優待の権利を得ることを目指します。

優待株投資の注意点

ただし、このクロス取引にもリスクがあります。銘柄によっては「逆日歩(ぎゃくひぶ)」と呼ばれるコストが発生することがあるからです。この逆日歩が、株主優待品の金銭的価値より高額になる場合もあるので、過去に逆日歩が付いていないか調べるなど慎重に取引を行いましょう。

また株主優待は、業績不振など企業の都合でいつでも内容を変更したり、廃止したりができます。そのため、個人投資家が最も恐れるのが、株主優待の縮小・廃止です。ヴィレッジヴァンガードは2016年7月に優待内容の縮小を発表したところ、そこに反応したのか売りが先行し株価が20%近く下落しました。これらのように、「優待品が欲しい!」だけで投資をすると、思わぬ大損をすることもありますので、優待投資の場合は、業績や優待内容の動向にも目を向けるようにしましょう。

株主優待は、株式投資の中でも実際に手にすることができ、サービスを受けることが出来る”体験型”の投資方法です。

現在、上場企業の約3分の1が株主優待を実施し、バラエティ豊かで魅力的な優待が増えています。これまでお伝えした方法を参考に、お気に入りの優待銘柄を見つけて、株式優待投資をリアルに“体験”してみてください。

(著 岡田 禎子)