徹底解説!ロボアド比較

利用料無料&最低購入金額100円で始めやすい

【ロボアド】自分好みにカスタマイズもできる「投信工房」

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「『投信工房』で積立投資を行っているお客様のなかには、『毎月』『毎週』ではなく、『毎日』の積立を活用する方も多くいます。毎日変化する楽しみがあるからだと思いますね」(佐々木さん)

「『投信工房』で積立投資を行っているお客様のなかには、『毎月』『毎週』ではなく、『毎日』の積立を活用する方も多くいます。毎日変化する楽しみがあるからだと思いますね」(佐々木さん)

個々のニーズに沿ったポートフォリオを作成してくれる「ロボアドバイザー(通称ロボアド)」。銘柄を自動的に選んでくれるため、初心者でも始めやすいサービスだ。ロボアドをスタートする証券会社や銀行が増えてきたが、それぞれのサービスの特徴とは?

今回は、提案型ロボアド「投信工房」について、同サービスを運営している松井証券営業推進部の佐々木健吾さんに聞いた。

8つの質問からポートフォリオを簡単作成

「『投信工房』は、コストが比較的低いインデックス型投資信託を用いて、日本を含めた世界中の株式や債券、不動産などへの分散投資を提案するサービスです。“提案型”のロボアドですが、ポートフォリオの提案だけでなく、運用開始後のサポートも行います。資産運用をトータルでサポートしているので、投資が初めての方でも手軽に始められるサービスになっています」(佐々木さん・以下同)

決定した目標額や投資額、リスク許容度に基づいて、運用を任せるのが“一任型”。対して“提案型”のロボアドは、リスク許容度などを元に投資先を提案するまで。提案に沿って購入するかといった判断を、ユーザー自身が決めていく形式だ。

サービスを開始するには、8個の質問に答えるところから始まる。年齢や資産運用の目的、投資に関する知識などの質問に回答していくと、個々に合ったリスク許容度やポートフォリオなど提案内容が表示される。

ポートフォリオ提案ページでは、含まれる銘柄や投資額の配分比率などが表示される

ポートフォリオ提案ページでは、含まれる銘柄や投資額の配分比率などが表示される

提案のポートフォリオで過去10年間投資していた場合と、未来10年間に投資した場合のシミュレーションがそれぞれ見られるから、購入を決めるヒントになりそうだ。

提案のポートフォリオで過去10年間投資していた場合と、未来10年間に投資した場合のシミュレーションがそれぞれ見られるから、購入を決めるヒントになりそうだ。

ポートフォリオを目標に設定すると、運用を開始できる。ポートフォリオの銘柄や配分比率は、自分の好みや計画に沿った内容にいつでもカスタマイズできるところも特徴的だ。さらに、設定した銘柄はまとめて購入できるので、銘柄を1つ1つ購入する必要は一切ない。

初心者にうれしい“低コスト&少額積立”

購入までの流れを見ていくと、自身で判断することやカスタマイズできることなど、投資上級者向けのように感じるかもしれないが、「投信工房」は初心者が投資を始めやすい特徴がある。

「とにかく“低コスト”を意識しています。ロボアドの利用料はもちろん無料ですが、ポートフォリオに組み込む投資信託もノーロード(購入時手数料無料)で、信託報酬が低いものの中から選択するように設計しています」

サービスを利用してかかるコストは信託報酬等の諸経費のみ。年間コスト平均0.37%でポートフォリオを提案してくれるのだ。コストが低いということは、つまり利益が出やすいということ。

「“一任型”の場合、会社側ですべて判断して管理・運用が行われるので、その分の手数料が発生します。しかし、『投信工房』では提案までに留め、最終的な判断をお客様自身にお任せすることで、その分の手数料を省いているのです」

さらに、初心者でも始めやすいポイントがもう1つ。積立で投資を行う場合、100円からスタートできるのだ。積立ペースは「毎月」「毎週」「毎日」から選べるため、毎日少額の貯金をする感覚で始められる。積立ではなく最初にまとめて購入する場合でも、最低購入額は1万円だ。

積立で特徴的なのが「リバランス積立」。投資を進めていくと、各銘柄の値動きによってポートフォリオのバランスがズレていく。放っておくとリスクの大きさも変化してしまうため、定期的にリバランス(ポートフォリオの比率を保つこと)をする必要がある。「リバランス積立」では積立するごとに、目標とするポートフォリオの比率に近付くよう、最適な配分で自動的に購入してくれる。

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「株や債券を買うタイミングや値動きに詳しくない初心者の方にこそ、積立投資がオススメです。一定額を定期的に購入し続けていれば、銘柄の価格が下がった時にたくさんの数量を購入することになるので、結果的に平均購入単価を低く抑えることができます。そのため、積立投資であれば、運用を始めた時より銘柄の価格が下がっていても利益を出せる可能性があり、始めるタイミングも気にする必要がありません」

ちなみに「投信工房」ユーザーの約8割が、積立機能を活用しているそう。

■スマホアプリ登場でさらに使いやすく

2017年6月現在、「投信工房」は30~40代の利用者がもっとも多いそう。今後さらに利便性を追求していくという。

「今年6月26日に、スマートフォン用アプリがリリースされました。スキマ時間で資産状況を確認したり、取引をしたりでき、さらに使いやすくなったと思います」

現在の取扱投資信託は121銘柄だが、今後さらに増やしていく予定。

「『投信工房』で提案するポートフォリオがインデックス型だけの構成という部分は変わりませんが、お客様のさまざまなニーズに応えるべく、扱う投資信託の種類を増やしていく予定です」

すべてを任せるのではなく、ユーザーのこだわりも反映できる「投信工房」。まずは少額積立で投資運用を肌で学び、将来の本格的な投資に向けて動き始めるのもいいかもしれない。

(有竹亮介/verb)

【投信工房のデータ】(2017年6月現在)
・サービス開始 :2016年11月末
・利用者層   :30~40代中心
・サービスタイプ:提案型
・投資対象   :国内投資信託
・最低投資額  :100円~
・自動積立金  :100円/日~
・手数料    :無料

※投信工房で提案するモデルポートフォリオの信託報酬は年率0.34~0.39%で、平均0.37%(2017年6月現在、税抜)

※記事の内容は2017年7月4日現在の情報です

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