徹底解説!ロボアド比較

No.1投資信託評価機関のデータを元に選出

【ロボアド】シンプルに投資信託を提案「SBI-ファンドロボ」

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「SBI証券が取り扱っている投資信託が約2500本と多いからこそ、実現できたサービスだと思います」(永井さん・右)

「SBI証券が取り扱っている投資信託が約2500本と多いからこそ、実現できたサービスだと思います」(永井さん・右)

いくつかの質問を通して、個々のニーズに沿ったポートフォリオや金融商品を提案してくれるサービス「ロボアドバイザー(通称ロボアド)」。利用料無料の提案型ロボアドも増え、初心者でも試しやすくなっている。

今回は、第三者目線で投資信託を提案してくれるロボアド「SBI-ファンドロボ」について、同サービスを運営しているSBI証券投信・債券部の瀬畑史郎さん、モーニングスター営業企画本部の永井裕二さんに聞いた。

モーニングスターが高評価をつけた投資信託を提案

ロボアドというとユーザーの望むリスク許容度に沿った資産配分比率を円グラフで表現するポートフォリオが提示されるものが多いが、「SBI-ファンドロボ」は診断結果でポートフォリオを表示しない。運用スタイルを「堅実派」~「積極派」の5段階で判定し、オススメの投資信託が表示されるというシンプルな造り。

「いきなりポートフォリオを見せられても、初めて投資をする人は意味がわからないと思うんです。それならば『まずはこの1本』という形で投資信託を提案して、投資に触れてもらう方がわかりやすいと考えました」(瀬畑さん)

「国内株30%、海外株10%…」と見ても、初心者の場合、そのパーセンテージが意味するものを理解できない場合が多い。シンプルに投資信託を提案される方が、わかりやすいだろう。

投資信託の提案画面では、1年前または3年前に投資した場合の利益が表示される。日経平均株価やドルと比較できるため、その投資信託の安定感や信頼感が測りやすい。

オススメ投資信託は1~3本表示されるため、その中から選択できる

オススメ投資信託は1~3本表示されるため、その中から選択できる

「SBI-ファンドロボ」で提案される投資信託は、日本No.1の投資信託評価機関であるモーニングスターの最新評価データを元に、選定される。

「モーニングスターの投資信託の評価では過去の値動きを元に、人が定性的に判断する要素を排除して機械的に評価しています。『SBI-ファンドロボ』ではモーニングスター独自のレーティングで5つ星、4つ星がついた投資信託のなかから、さらに絞って提案しています」(永井さん)

国内投資信託は約5000本あるが、SBI証券で扱っている銘柄は約2500本。その中で「純資産残高10億円以上」「運用開始から3年以上経過」「モーニングスターによる高評価ファンド」という条件に合う約400本が、「SBI-ファンドロボ」の対象となっている。提案される投資信託は、長く運用され、高い水準を保っている銘柄だけというわけだ。

投資信託の購入はSBI証券のサイトから行うことになる。最低購入金額は100円から。2017年7月から積立での購入も100円から可能になった。

親しみやすく回答しやすい工夫

「初めて投資をする方が親しみやすく、関心を持ってもらえるようにするため、投資スタイルを『リスク許容度』という言葉ではなく、ロボットのキャラクターで表現しました」(永井さん)

「堅実派」から「積極派」までの5タイプそれぞれにキャラクターが存在する。ゲーム感覚で楽しめるデザインも、こだわりのポイントだ

「堅実派」から「積極派」までの5タイプそれぞれにキャラクターが存在する。ゲーム感覚で楽しめるデザインも、こだわりのポイントだ

診断を開始すると、サクサクとページが進んでいくところにも使い勝手のよさを感じる。質問内容もわかりやすさ、答えやすさに注力したという。

「答えに迷う極端な回答は減らすようにしました。例えば『NISA口座での購入を予定していますか?』という設問がありますが、『はい』『いいえ』だけではなく、初心者こそ『まだ決めていない』という回答が出てくると思うので、3つ目の選択肢として入れています」(瀬畑さん)

利益や損失に関する設問も、パーセンテージではなく具体的な金額で表示することで、イメージしやすくしている

利益や損失に関する設問も、パーセンテージではなく具体的な金額で表示することで、イメージしやすくしている

診断が終わった後には、「投資したい地域・好きな地域」を選ぶ仕様になっている。「すべてをロボに任せるのではなく、お客様の意思をファンド選択に入れることで自分自身の投資に興味を持ってもらえるように」とのこと。わからない場合は「おまかせ」も選べる。

iDeCo対応サービスも誕生

2016年7月のサービス開始から現在までで、約6万人が利用しているそう。年代で分けると18~24歳が6.5%、25~34歳が27%、35~44歳が32%と、若い層に支持されていることがわかる。

2017年5月には、iDeCo(確定拠出年金)の商品選びをサポートする「SBI-iDeCoロボ」もリリースされたばかり。ますますユーザーの選択肢が広がっていきそうだ。

難しい理論や資産配分は抜きにして、自分に合った投資信託を提案してくれる「SBI-ファンドロボ」。まずは1本購入してみるところから始めるのも、1つの方法だ。

(有竹亮介/verb)

【SBI-ファンドロボのデータ】(2017年7月現在)
・サービス開始 :2016年7月
・利用者層   :30代中心
・サービスタイプ:提案型
・投資対象   :投資信託
・最低投資額  :100円
・自動積立金  :100円~
・手数料    :無料

※記事の内容は2017年7月13日現在の情報です