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【ロボアド】バランス型ファンド提案型「ポートスター」

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「2014年のNISAスタート以来、ネット向け投資信託においては、バランス型ファンドへの資金流入が堅調でした。そんな折、ネットで簡単にバランス型ファンドにアクセスいただくための手段を考え、辿り着いたのが『ポートスター』でした」(山口さん)

「2014年のNISAスタート以来、ネット向け投資信託においては、バランス型ファンドへの資金流入が堅調でした。そんな折、ネットで簡単にバランス型ファンドにアクセスいただくための手段を考え、辿り着いたのが『ポートスター』でした」(山口さん)

簡単な質問に答えるだけで、個々に応じたリスク許容度のポートフォリオを提案してくれる「ロボットアドバイザー(通称ロボアド)」。右も左もわからない初心者にとって、投資のスタートに際し、心強い味方だ。

今回は、バランス型ファンドを提案してくれるロボアド「ポートスター」について、同サービスを運営している三菱UFJ国際投信プロダクト・マーケティング部兼商品企画部シニアマネジャーの山口裕士さんに聞いた。

5つの回答からバランス型ファンドを提案

「ポートスター」はユーザーに合ったポートフォリオを提案してくれるサービスで、その後のファンド選びはユーザー自身に任される。そう聞くと難しそうだと感じるかもしれないが、銘柄が1つ1つ提案されるわけではない。リスク許容度に応じて、株や債券が組み合わさったパッケージ商品ともいえる「バランス型ファンド」を提示してくれるため、購入や購入後のメンテナンスにも大きな手間はかからない。

「『ポートスター』は、投資初心者にファンドを購入いただきやすくするために開発しました。開発に際し意識したことは3つ。①簡単に回答でき、②商品が選びやすく、③保有し続けやすいことです」(山口さん・以下同)

「ポートスター」は5つの質問に答えるところから始まる。予定している投資期間や好みの運用パターンなどを選んでいくと、1分程度でリスク許容度や資産構成イメージ(ポートフォリオ)、提案された資産の過去の値動きが表示される。これが“簡単に回答できる”という部分だ。

結果のページでは、リスク許容度を「低」「高」のボタンで変更できるため、納得のいく資産分配イメージを探ることができる。過去の値動きも「1年」「3年」「5年」と表示を切替可能

結果のページでは、リスク許容度を「低」「高」のボタンで変更できるため、納得のいく資産分配イメージを探ることができる。過去の値動きも「1年」「3年」「5年」と表示を切替可能

そして、三菱UFJ国際投信のバランス型ファンド「eMAXIS最適化バランス」シリーズ5つの中から、リスク許容度や資産配分イメージにもっとも近いものが提案される。自分で株や債券のバランスを見ながら1銘柄ずつ買う必要がなく、多様な資産がパッケージ化された1つのバランス型ファンドを選べばいいため“商品が選びやすい”。

ちなみに、回答結果のページ下部の「確認する」を選ぶと、「eMAXIS最適化バランス」を取り扱っている金融機関のサイトに飛び、そのまま購入できる仕組みになっている。

目標リスク水準に応じてサッカーのポジションが名付けられている「eMAXIS最適化バランス」シリーズ。すべて信託報酬は年率0.54%(税込)以内

目標リスク水準に応じてサッカーのポジションが名付けられている「eMAXIS最適化バランス」シリーズ。すべて信託報酬は年率0.54%(税込)以内。

「eMAXIS最適化バランス」シリーズでは、ファンドの資産配分比率が維持されるように日々運用され、資産配分比率自体も原則年1回、目標リスク水準に沿うように見直される。資産配分比率を維持するように調整をしたり(リバランス)、リスク水準に従って資産配分比率をユーザー自身が見直したりといった手間が省けるのだ。これが“保有し続けやすい”ポイントだろう。

投資初心者に支持されるサービス

2016年3月末にサービスを開始して以来、40万件超のアクセスを記録している「ポートスター」。利用しているユーザーの約6割が25~44歳だという。投資を考え始める世代に支持されているといえそうだ。

「投資初心者が金融機関の対面販売で投資信託を購入される場合、時には販売員に勧められるがままにファンドを決めてしまったという感覚を持たれることがあるかもしれません。しかし、『ポートスター』の場合は、5つの質問への回答を通じて、自分の意思が反映されているという感覚を持てるため、提案されたファンドに納得がいきやすいのだと思います」

「eMAXIS最適化バランス」の純資産残高も着実に伸びており、その中身は積立によるものだとみている。

「『ポートスター』は初心者向けのサービスと位置付けていることもあり、積立で購入されている方が多いのだと考えられます。金融機関によって差はありますが、1000円程度から購入できることもあり、これから資産形成を始められる方々のニーズに合っているのだと感じています」

購入後のアフターフォローも

三菱UFJ国際投信では“資産運用を始める人を応援する”サービスとして、「ポートスター」を提供しつつ、アフターフォローも重視している。“資産運用を続ける人を応援し続ける”というコンセプトのサイト「ポートステーション」だ。

「『ポートスター』を開設した際のポイントの1つに“保有し続けやすいこと”を挙げましたが、『ポートステーション』も“『ポートスター』により資産形成を始められた方々に、安心して『eMAXIS最適化バランス』を保有し続けてもらいたい”という思いにより誕生しました。一方で、資産運用をこれから始めようと考えている方々にもご覧いただきたいサイトです。難しいイメージの投資をわかりやすく伝えるため、やさしい動画や漫画でお届けしています。今後もさまざまなお役立ちコンテンツを充実させていく予定です」

「マイ ストライカー」「マイ フォワード」など、リスク許容度をサッカーのポジションに見立てている「eMAXIS最適化バランス」シリーズ。その運用リポートは、スポーツ番組風の動画で届けられる。ほかにも積立投資のメリットを伝える漫画や、運用に必要な知識を女性サポーターが解説する動画が掲載されている。

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資産形成を始めやすいよう、続けやすいように、ビギナーを意識したさまざまな工夫を施している「ポートスター」と「ポートステーション」。まずは、「ポートスター」で5つの質問に答えてみよう。

(有竹亮介/verb)

【ポートスターのデータ】(2017年6月現在)
・サービス開始 :2016年3月末
・利用者層   :20~30代中心
・預かり資産額 :約20億円 (eMAXIS最適化バランスシリーズの資産額)
・サービスタイプ:提案型
・投資対象   :eMAXIS最適化バランスシリーズ
・最低投資額  :販売金融機関による
・自動積立金  :販売金融機関による
・手数料    :無料

※記事の内容は2017年7月4日現在の情報です