ズボラな私の投資術

ズボラな人ほど投資に向いている!? ズボラな私の投資術

提供元:Mocha(モカ)

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ここは銀座のとあるビル。
OLの夢子(32)は、財布を拾ってもらったお礼を言いに、イケメンFP白石(35)の事務所を訪れています。

ズボラな人ほど投資に向いている

夢子「先日は、財布を拾って頂いてホントに有難うございました」

白石「わざわざ礼なんて良かったのに」

夢子「白石さんって有名なFPの先生なんですね。TVの情報番組で拝見しました!」

白石「いやいや、それほどでもないですよ。私など」

夢子「あの、私、将来が不安なんです!」

白石「いきなりですね。具体的にはどういった不安ですか?」

夢子「お金の不安です。定年後は3千万貯めておいたほうがいいっていうし、年金もあてにならないし。それに私、財布を拾って頂いたあの夜、彼に振られたんです。お前みたいなズボラな女とは結婚できないって!3年も付き合ったのに」

白石「それはお気の毒。でもその彼氏の気持ちもわかる気がします。財布はその人の性格を表すと言いますが、あんな中身がグチャグチャでだらしない財布を、私は初めて見ました。
くしゃくしゃのレシートや期限切れのポイントカードでパンパン。どこで買ったんだか謎のお守り。だいたい、なんで百円玉が小銭入れじゃなく、札入れに入ってるんだ!あ、失礼」

夢子「どうせ私はズボラです。普通の人みたいにきちんと出来ないんです。32歳で貯金もゼロだし、このまま行くと私、孤独死への片道切符だって自分でも分かってます」

白石「ハハハ」

夢子「笑い事じゃありません!本当に将来が不安なんです!」

白石「これは失敬。いい実験材料が飛び込んできたと思って」

夢子「?」

白石「それを解決するには『投資』することです。私はかねてからズボラな人ほど『投資』に向いていると思っていました。夢子さん、あなたなら、私の仮説を証明してくれそうです」

ズボラ女子が投資に向く理由は2つ

夢子「投資?なぜ私のようなズボラ女子が投資に向いているのですか?」

白石「理由は二つです。まず一つ目は、投資を始めると、大抵の人は、自分が投資したものが上がっているのか、下がっているのかつい気になって頻繁にチェックします」

夢子「えー、そんなの面倒くさい。ほったらかしじゃ、ダメなんですか?」

白石「さすがズボラ女子。そこです。いくらチェックしたところで、運用成績は変わりません。相場動向で一喜一憂するくらいなら、むしろほったらかしにした方がいいんです。慌てて売ってしまったり、他の金融商品に変えたりしない方が結果的に資産を増やすことにつながることも多いからです」

夢子「なんだ。ほったらかしでOKなんですね!」

白石「もう一つの理由は、値上がりしそうなものをあえて探さない方が、資産運用はうまくいくからです」

夢子「え?勉強したり、色々調べたりしなくていいんですか?」

白石「『いつ』『何に』投資したら儲かるかなんて誰にもわかりません。プロだって、難しいことを、投資初心者が頑張ってもムダなだけです」

夢子「投資しても、『ほったらかしでいい』『値上がりしそうなものを探さなくていい』、それならズボラな私でも、投資できそう!白石さん、ぜひ私に投資を教えてください!あ、でも白石さん有名だし、アドバイス料高いですよね。今、私お金ないです」

白石「実験台になってくれたら、タダで投資を教えてあげます。その代わり、私の言う通りにするって約束してください」

夢子「言う通りですか?白石さん、ちょっと怖そうな気が」

白石「やるんですか?やらないんですか?どっち?」

夢子「や、やります!」

(続く)

(著者:ファイナンシャルプランナー岡田 禎子)