恋愛と株式投資のセオリーは同じ

「愛さえあれば、なんとでもなる」はホント? 恋も株も冷静に分析しよう

提供元:Mocha(モカ)

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恋株もシリーズ6回目となりました。前回は、銘柄選びのポイントをお伝えしました。

読んだけど忘れてしまった方、まだ記事を読まれていない方のために、まとめておくと、
①好きなサービス・商品を販売している企業の中から選ぶ
②企業の実体を調べ、成長性・将来性がある企業を選ぶ
③株価がお買い得なのかどうかを判断するために、「PER」「PBR」の指標を参考にする
でしたね。

記事を詳しく読みたい方は「じっくりとつきあう相手を選ぶポイントは、恋愛も株式投資も同じ」をご一読ください。

さて、今回も前回に続いて、恋愛や結婚と絡めながら銘柄選びについて解説していきます。

彼の両親はどんな人? 育てた人に会うと将来が予測できる

末長く付き合いたい、今後結婚を決めたいなど、じっくりとつきあう相手を選ぶには、相手のご両親がどんな人かをしっかり見ておく必要があるでしょう。理由としては、結婚であれば、今後、相手のご両親も身内になるからということもありますが、「相手が今後どんな人になるのか」が少なからず予測できるからです。

人は身近な人に影響を受けるもの。それが親なら影響は甚大です。もし子供が生まれたら、その教育の仕方なども親の影響が大きいでしょう。

一方、株式投資の銘柄選びではどうでしょう。経営者の人柄や考え方は企業の将来に関係ないのでしょうか?

そんなことはありませんよね。株式投資の銘柄選びも同じです。企業は人と人の集まり。企業文化を醸成し、売上を着実に積み上げていけるのは、経営者だけでなく従業員全員のおかげです。企業理念、経営陣の顔ぶれ、従業員たちの働き方や意見は、将来の企業成長につながるわけです。

今年中に結婚したいけど、この人で本当に大丈夫?

「愛さえあれば、なんとでもなる」というのは素晴らしい理想ですが、現実は厳しいもの。生きていくため、子供を育てていくためには、お金とは切っても切れない関係です。

お金が原因で夫婦仲が悪化し、離婚するケースは少なくありません。2014年の司法統計によると、妻からの離婚申し立て事由の2位が「生活費を渡さない」(28.5%)、6位が「浪費する」(11.3%)となっています。ちなみに、夫からの離婚申し立て事由の6位が「浪費する」(12.0%)です。

結婚して、子供を生み、一つの家庭を形成していくためには、相手に少なからず経済力を求める必要があるでしょう。現在の貯蓄額はいくらか、借金しているならばいくらか、現在の収入はいくらか、毎月の支出はいくらなのか、今後の勤め先の成長性など、客観的なデータで確認しておきましょう。相手が口頭で言ったことを鵜呑みにせず、預金通帳や給与明細など、実際に自分の目で確認することが大事です。数字はウソをつきません。

株式投資の銘柄選びでも、客観的データが頼りになります。客観的データとは「決算書」のことです。数字が並んでいてみるのも嫌、という方がいらっしゃるかもしれませんが、あなたの大事なお金を投資し、長く付き合っていくわけですから、結婚を決めるときと同様、決算書の重要性をご理解頂きたいと思います。

次回は、決算書ではどの項目を見ておくべきかなどを解説していく予定です。

 

(著者:(株)Money&You代表取締役社長/マネーコンサルタント頼藤 太希)

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