知っている人は上手に活用中!

認知率はわずか2割強…知られざる(?)金融商品「ETF」

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10月4日の記事でも紹介した「ETF市場調査の結果報告書」(調査対象:20歳以上の男女20000名(本調査:2691名)、調査時期:2017年7月21日~31日、調査協力:マクロミル)では、現役の投資家に投資成績を聞いている。

「利益を上げていると思う」と答えた人の割合は、一般投資家全体では30%だったが、株や投資信託に加えてETFを保有している投資家(ETF保有者)ではなんと53%。

調査を詳しく見てみると、ETF保有者は投資において「分散効果」や「税制優遇策」などを重視しており、その文脈でETFを上手に活用しているとのこと。

一方、2万人に各金融商品の認知率を聞いてみたところ、ETFはわずか26%。ちなみに国内株式は81%、投資信託は77%だった。

まだまだ世間にはあまり知られていないETF。では、ETF保有者たちはどのようなきっかけでETFの存在を知ったのだろうか。

ETFを知ったきっかけは?

ETF保有者にETFを知るきっかけとなった場所や人、メディアを聞くと、次のような結果となった。
「証券会社などのホームページ」 21%
「日本経済新聞」        14%
「証券会社や銀行の営業員」   13%
「個人のブログやウェブサイト」 11%
「投資セミナー」         8%
「家族、友人、知人」  5%
「Yahoo!ファイナンス」  5%
「その他の投資系サイト」  5%

もっとも多かった経路は「証券会社などのホームページ」であり、その他のウェブ経由の情報収集を合わせると40%超。自分から積極的に情報収集をしていくことでETFに出会ったようだ。

実際、ETF保有者の普段の情報収集方法をみてみると、テレビ、インターネット、新聞、ニュースサイト、本・雑誌、家族・友人などを幅広くチェックしており、一般投資家と比較して情報感度が高いことが分かった。

年代別にみてみると、20~40代では、個人のブログなどを通じてETFを知るきっかけになったという割合も高かった。投資家の身近な体験を参考にして、ETFの商品設計や活用法を学んだということなのだろう。

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ETFを知ってから保有に至った理由は、「販売手数料が安いから」「管理手数料(信託報酬)が安いから」「コストメリットがあるから」「小さい金額から理由出来るから」が同率トップ(すべて22%)。

長期の資産形成では、コストの低さは大きな強みとなる。ETFはまさにそこが評価されているというわけだ。

20代の9割がETFの買い増しを検討

今後のETFの運用に関しては、保有者の59%が「買い増しを検討している」と答えている。さらに注目すべきは、若年層の買い増し意向が高いこと。20代の92%、30代の73%が買い増しを検討しているのだ。

買い増しを検討しているETFの種類は、「国内株式」(60%)がもっとも多く、続いて「海外株式」(43%)、「国内株式(スマートベータ)」(22%)となった。

分散効果がありコストが低いと高く評価されるポイントもたくさんありながら、まだ世間の26%にしか認知されていないETF。この記事で知ったことを機に、資産形成の1つの手段としてETFへの投資も検討してみてはいかがだろう。

(有竹亮介/verb)