徹底解説!ロボアド比較

経済知識を深めながら、少額で投資できる!

【ロボアド】リアルタイム売買&自動積立できる「マネックスアドバイザー」

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「投資を少額から始めたい方、投資について学び、考えたい方に発信していきたいサービスです」(斎藤さん)

「投資を少額から始めたい方、投資について学び、考えたい方に発信していきたいサービスです」(斎藤さん)

いくつかの質問に答えていくことで、個々のニーズに応じたリスク許容度のポートフォリオを提案してくれる「ロボットアドバイザー(通称ロボアド)」。初心者にとっては、投資を始めるきっかけにしやすいサービスだ。

今回は、2017年10月25日から新たに提供するロボアドサービス「マネックスアドバイザー」について、同サービスを運営しているマネックス証券オペレーション・システム部シニアマネジャー/マネックス・ラボ長の斎藤翔太さんに聞いた。

基準は“目標”ではなく“市況感”

「マネックスアドバイザー」は、一般的なロボアドサービスと同様に、5つの質問に回答することで目標となるポートフォリオを導き出し、インターネット上で契約できる。他のサービスとの違いは、大きく2つあるという。

「1つは、質問で、お客様の目標ではなく金融商品の取引状況に対する見通しを尋ねること。もう1つは、国内ETFでポートフォリオを組み、リアルタイムで取引していただけることです」(斎藤さん・以下同)

入り口となる質問内容は、一般的には「何年間投資しますか?」「リスクはどのくらい取りますか?」など、ユーザーの目標や資金の動かし方を問うものがほとんど。対して「マネックスアドバイザー」では、「日本経済は成長すると思いますか?」「日本や海外の不動産価格はどうなると思いますか?」など、国内や海外の市況に関する質問が並ぶ。すべて「はい」「変わらない」「いいえ」で答える形となるが、なぜ市況感を聞くのだろうか。

「現在国内で多く提供されている一任型のロボアドは、契約をしたら運用は企業側に一任できるところがメリットですが、投資に関する知識が増えにくいという側面もあります。せっかく投資をするならば、世界の経済に関心を持ち、能動的に知識を得ながら運用していくことで、ロボアド以外にも株式や投資信託など、投資の幅が広げられると考えています」

すべてを任せるのではなく、ユーザーが考える余地を残すことで、投資に対する興味や意欲を高める狙いがあるのだ。契約後は、「マネックスアドバイザー」のページ内で資産に関連するニュースやマーケットの専門家が解説するレポートを随時読めるほか、定期的な見直しの提案などがサービス内で確認できるため、情勢を知りながら投資内容を見直すことができる。

契約後も、質問に対する回答は変更可能。回答によって目標ポートフォリオは変わり、あわせて変化するETFの売買は一括で行える。契約後は質問が7つに増え、より細かく自分の市況感を反映できる 画像提供/マネックス証券

契約後も、質問に対する回答は変更可能。回答によって目標ポートフォリオは変わり、あわせて変化するETFの売買は一括で行える。契約後は質問が7つに増え、より細かく自分の市況感を反映できる 画像提供/マネックス証券

“リアルタイム”で売買できるメリット

もう1つの特徴である「国内ETF」。その利点は、リアルタイムで売買できるところだという。ほかのロボアドサービスでは海外ETFや投資信託を用いるケースが多いが、売買するためには1日程度のタイムラグが生じてしまう。しかし、国内ETFは、証券取引所の取引時間内ならばいつでもリアルタイムで売買できる。

つまり、国内ETFであれば、「買いたい」「売りたい」と思ったタイミングの金額で売買できるのだ。スピード感があるため、現在のETFの保有状況をすぐに確認できるという安心感もある。

「『マネックスアドバイザー』では、ブラックロック・ジャパンが提供している『iシェアーズ(R)ETF東証上場シリーズ』を活用しています。単価が低く抑えられた商品を組み入れることで、初回設定金額5万円、追加投資1万円と少額で始められるようにしています」

ちなみに、利用料は運用残高に対して年率0.3%(税別)と、ロボアドのなかでは最安レベルとのこと。コスト面でのメリットも大きいサービスといえるだろう。

「マネックスアドバイザー」では、株式や債券、REITを含めた7銘柄でポートフォリオを組む 画像提供/マネックス証券

「マネックスアドバイザー」では、株式や債券、REITを含めた7銘柄でポートフォリオを組む 画像提供/マネックス証券

月々の“積立投資”も可能

ETFを運用する場合、るいとうなどの限られたサービスを使わない限り自動積立で購入することはできないため、その都度買わなければいけない手間が生じる。しかし、「マネックスアドバイザー」はその問題も解消。

「『スマート積立』という機能を搭載しています。毎月1万円以上の設定金額内で、目標ポートフォリオと保有ポートフォリオを比較し、自動的に最適な銘柄と数量の買付注文を行うことで、積み立てることができます」

積立をすることによって継続的に投資をできるだけでなく、資産配分を目標ポートフォリオに近付けるように毎月自動で買付けを行ってくれることから、当初の目標との差が生じにくくなる。

投資対象のETFの価格が急激に上昇・下落した場合には、リバランスの必要性を伝えるメッセージがマイページに届くようになっているところもポイント。実際にリバランスをするかの判断は、ユーザー自身に委ねられる。

「上げ相場の場合は、リバランスせずに目標ポートフォリオを変えた方が利益が出やすい場合があります。そのため、リバランスをするかについてもお客様自身で決めて頂く形式をとっています。もちろん、リバランスのご提案をする際には、その理由もあわせてお知らせします」

従来のサービスとは違うアプローチで、ユーザーのニーズを引き出す「マネックスアドバイザー」。ただ投資するだけでなく、経済の知識をより深められるニュータイプのロボアドサービスだ。利用していくうちに、市況を見極める目が養われることだろう。

(有竹亮介/verb)

【マネックスアドバイザーのデータ】(2017年10月現在)
・サービス開始 :2017年10月25日
・利用者層   :20~30代中心
・サービスタイプ:提案型
・投資対象   :iシェアーズETF東証上場シリーズ
・最低投資額  :5万円~
・自動積立金  :1万円~
・手数料    :0.3%(年率、税別)

※記事の内容は2017年10月現在の情報です