新規上場ETFの横顔

2018年2月1日上場

2516:東証マザーズETF

提供元:シンプレクス・アセット・マネジメント

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2018年2月1日に東証マザーズETF(銘柄コード:2516)(以下、本ETF)が新規上場することから、この新しいETFの組成や設定のねらいについてご紹介いたします。

基本情報

銘柄名・コード 東証マザーズETF  (2516)
ファンドの特色 東京証券取引所マザーズに上場する内国株全銘柄を対象とした、浮動株ベースの時価総額加重型で算出される株価指数である「東証マザーズ指数」との連動を目指すETFです。
対象指標 東証マザーズ指数
対象指標の概要 東証マザーズ指数は、東京証券取引所マザーズに上場する内国株全銘柄を対象とした、浮動株ベースの時価総額加重型で算出される株価指数です。東京証券取引所が算出・公表しています。算出方法は2003年9月12日の時価総額を1,000ポイントとして、その後の時価総額を指数化したものです。
計算期間 毎年7月9日~翌年7月8日
(※最初の計算期間は2018年1月31日から2018年7月8日まで)
分配金支払基準日  毎年7月8日(年1回)
管理会社  シンプレクス・アセット・マネジメント株式会社
信託受託会社  三井住友信託銀行
売買単位  10口単位
信託報酬  0.50%(税込0.54%)以内
上場日  2018年2月1日(予定)

新しいETF組成の思い

東証マザーズ指数は、日本の新興企業が上場するマザーズ市場の勢いを示す指標です。日本株の主要な指標の1つと言えます。

ここ数年、日本のETFラインナップは増加し、投資家の皆様の選択肢も増えました。しかし、東証マザーズ指数に連動するETFは未だ上場していませんでした。

その理由は、マザーズ市場には流動性に欠ける銘柄が多く上場しており、貸し株の流通量も少なく、マザーズ上場銘柄のみで構成されるETFを運用することは困難なためです。

当社は、日本の新興企業やベンチャー市場を盛り上げるために、何か貢献はできないかと考え、2011年に「マザーズ・コアETF (銘柄コード:1563)」を上場させました。マザーズの中では流動性等が高い銘柄のみで指数を作り、ETFとしました。

その後も東証マザーズ指数に連動するETFを作ろうと検討し続けました。東証マザーズ指数先物が2016年に上場し、現物株だけではなく先物も活用することで、ETFを運用する目処が立ちました。

新しいETFの特徴

東証マザーズETFは東証マザーズ指数への連動を目指す日本初のETFです。

東証マザーズETFに投資をすれば、マザーズ市場の約250銘柄全てに投資するのと同じ効果を得ることができます。

マザーズ市場は、東証一部へのステップアップを目指す成長企業が上場する新興市場です。スタートトゥデイ(証券コード:3092)やエムスリー(証券コード:2413)といった一兆円企業もマザーズからスタートしています。最近では、ITやテクノロジーの進化から新規上場企業が増加しており、マザーズは産業の変化の兆しを捉えることのできる市場となっています。

以下は、マザーズ市場から東証一部への主なステップアップ銘柄です。現在のマザーズ市場にも、このような将来の大型株が含まれている可能性があります。

<時点>2017年12月末のデータ
<出所>東京証券取引所

新規上場は、08年以降減少しましたが、2012年から再度活性化しています。その結果、マザーズに上場している企業数も増加傾向にあります。

<注>期間:2005年より2017年まで、左軸は上場企業数を、右軸は新規上場企業数を表しています。
<出所>東京証券取引所

なお、東証マザーズETFは貸借銘柄に選定される予定です。信用取引による買い建ても、売り建てもできます。
すなわち、東証マザーズETFにレバレッジをかけた取引や、ショートすることも可能です。

連動指標のパフォーマンス

東証マザーズ指数は、マザーズ市場に上場している全銘柄で構成されます。
各銘柄の構成比率は時価総額加重、すなわち時価総額が大きいほど比率が高くなります。

<注>日経平均株価は2003年9月12日を1000とし指数化
<出所>東京証券取引所

東証マザーズ指数は、03年9月に算出が開始されました。04年9月に一旦ピークを付け下落、06年1月に再度ピークを達します。

そこから、ライブドアショックにより新興株への信頼が失われたことにより、指数値は大きく下落しました。リーマンショック後の08年後半には、ピークの1/10まで下落しました。

東証マザーズ指数が再度力強く上昇するのは、アベノミクスによる12年末以降です。指数は上げ下げを繰り返しながらも、上昇トレンドで推移してきました。

指数値は5年ほど上昇傾向にありますが、ピークの06年には遠く及ばない水準です。

連動指標の主要構成銘柄

東証マザーズ指数は、マザーズ市場の全銘柄で構成されます。ここでは上位10銘柄を見てみましょう。

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<時点>*1時価総額と構成比率は2017年12月末時点、*2構成比率は浮動株調整が行われるため時価総額の構成比と乖離があります。
<出所>東京証券取引所

上記のように、SNS、ゲーム、テクノロジー、バイオ、AIといった銘柄が中心になっています。
製造業や金融など伝統的な企業が多くを占める日経平均やTOPIXとは大きく異なります。

投資家の皆さまへ

当社はマザーズ・コアETF(銘柄コード:1563)を2011年より運用しております。マザーズ・コアETFは15銘柄のみで構成されますが、東証マザーズETFはより銘柄が分散したETFです。

東証マザーズETFは、高い成長ポテンシャルを持つITベンチャーや創薬ベンチャーが数多く上場しているマザーズ市場全体に幅広く投資をします。

企業や産業の新陳代謝なしに経済成長を期待することは困難です。マザーズ市場が活性化することで、日本経済も成長が期待できます。

当ETFが、皆様の新興企業投資やETF投資の選択肢になることができれば、幸いです。

【参考情報】
● 詳細データ
東証マネ部!ETF銘柄詳細

● 情報ベンダーコード
(ETFコード)
Quick:2516/T、Bloomberg:2516 JT Equity、Thomson Reuters:2516.T
(対象指標)
Quick:154、Bloomberg:TSEMOTHER Index、Thomson Reuters:.MTHR

● 対象指標の算出要領
日本取引所グループ 株価指数ラインナップ
東証マザーズ指数算出方法

 

※指数のディスクレーマーについては下記をご参照ください。
①東証マザーズ指数の指数値並びに東証及びMothers\マザーズの商標は、株式会社東京証券取引所(以下「㈱東京証券取引所」という。)の知的財産であり、株価指数の算出、指数値の公表、利用など東証マザーズ指数に関するすべての権利・ノウハウ並びに東証及びMothers\マザーズの商標に関するすべての権利は㈱東京証券取引所が有します。
②㈱東京証券取引所は、東証マザーズ指数の指数値の算出若しくは公表の方法の変更、東証マザーズ指数の指数値の算出若しくは公表の停止又は東証及びMothers\マザーズの指数の商標の変更若しくは使用の停止を行うことができます。
③㈱東京証券取引所は、東証マザーズ指数の指数値及び東証及びMothers\マザーズの商標の使用に関して得られる結果並びに特定日の東証マザーズ指数の指数値について、何ら保証、言及をするものではありません。
④㈱東京証券取引所は、東証マザーズ指数の指数値及びそこに含まれるデータの正確性、完全性を保証するものではありません。また、㈱東京証券取引所は、東証マザーズ指数の指数値の算出又は公表の誤謬、遅延又は中断に対し、責任を負いません。
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⑥㈱東京証券取引所は、本件商品の購入者又は公衆に対し、本件商品の説明、投資のアドバイスをする義務を負いません。
⑦㈱東京証券取引所は、当社又は本件商品の購入者のニーズを、東証マザーズ指数の指数値を算出する銘柄構成、計算に考慮するものではありません。
⑧以上の項目に限らず、㈱東京証券取引所は本件商品の設定、販売及び販売促進活動に起因するいかなる損害に対しても、責任を有しません。