徹底解説!ロボアド比較

投資目的に合わせたポートフォリオを提案&運用

【ロボアド】最低限の質問から提案を導き出してくれる「クロエ」

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「2017年2月にサービスを開始した『クロエ』は、いつでもどこでも手軽に利用してもらえるよう、スマホアプリにしました」(本田さん)
「2017年2月にサービスを開始した『クロエ』は、いつでもどこでも手軽に利用してもらえるよう、スマホアプリにしました」(本田さん)

いくつかの質問に答えることで、回答者の投資目的に応じたポートフォリオを提案してくれる「ロボアドバイザー(通称ロボアド)」。

今回は、スマートフォンアプリ上でポートフォリオを提案してくれて、運用も任せられるロボアドサービス「クロエ」について、同サービスを運営しているエイト証券セールス&カスタマーサービス部部長の本田進太郎さんに聞いた。

2つの質問から最適なポートフォリオを提案

「クロエ」のアプリを立ち上げて診断を開始すると、年齢と年収を入力する画面が表示される。実は、質問項目はこの2つだけ。「投資の経験は?」「共感するファンドマネージャーは?」といった質問は出てこない。

「2015年より展開しているロボアド『8 Now!』では、8つの質問に答えていただき、ポートフォリオを導き出します。しかし、投資初心者にとっては『インフレと投資リスクに対する考え方』や『マーケット急落への対応』などを問う内容自体が理解できないという声をいただいたのです。そこで、最低限の設問に留めた『クロエ』を開発しました」(本田さん・以下同)

年齢・年収を入力した後は、投資の目標の設定に移る。ここでは、20代なら「車」「パソコン」など、40代なら「マイホーム」「子育て資金」「両親をサポート」など、同世代に人気の目標を並べてくれる。目標が決まっていない場合は「資産形成」を選択しよう。

目標は写真付きで表示され、何に対しての投資か想像しやすくなっている。「その他」のタグ内で、年代に合わせたもの以外の目標も選ぶことができる 画像提供/エイト証券
目標は写真付きで表示され、何に対しての投資か想像しやすくなっている。「その他」のタグ内で、年代に合わせたもの以外の目標も選ぶことができる 画像提供/エイト証券

目標を選ぶと、目標に合う運用期間と運用予測額が表示される。運用期間は、「車」であれば2年間、「老後資金」であれば15年間など。このページでは運用期間はもちろん、初期投資額や毎月の投資額を変更でき、数値を動かすごとに運用予測額が変化する。

診断結果ページの「ポートフォリオ」を「保守型」にするとリスクが低く損益が小さい債券が増え、「積極型」を選ぶとリスクが高く損益が大きい株が増える。「安定型」は、ちょうどその中間タイプだ。

「初期投資額」「毎月の投資額」は、スライダーで素早く変更が可能。最終的な結果は、アプリ内に保存できる 画像提供/エイト証券
「初期投資額」「毎月の投資額」は、スライダーで素早く変更が可能。最終的な結果は、アプリ内に保存できる
画像提供/エイト証券

「保守型」「安定型」「積極型」に応じて、資産別構成比率=ポートフォリオが変化していく。「クロエ」で導き出されるポートフォリオは、東証に上場しているETF6銘柄で構成される。

「ETFはコストが抑えられるため、お客様の負担も減らせます。指数と連動する銘柄なので、値動きを把握しやすいというメリットもあります。さらに、国内ETFであれば為替の影響を受けないため、運用額を予測しやすいのです」

画像提供/エイト証券
画像提供/エイト証券

ちなみに、記載されている内容や操作方法がわからなくなった場合は、右下の吹き出しマークをタップすると、問い合わせページにつながる。チャットの要領で質問を打ち込むと、エイト証券のスタッフがチャット上で回答してくれるのだ。実際に人が対応しているため、細かい部分まで聞ける安心感がある。

目標別に最大10口まで契約可能

診断を見た後は、アプリ上で契約まで進めることができる。口座を開設し、入金すると、ユーザーが何もしなくても提案されたポートフォリオに沿って国内ETFを購入してくれる。投資は、最低1万円から始められる。

購入後の運用は、「クロエ」に任せられる。市場の変動によってポートフォリオの資産のバランスが崩れた場合に、ETFを売買して目標とする資産配分比率に調整するリバランスも自動で行ってくれるため、ユーザーは逐一値動きをチェックしたり、自分でETFを売買したりしなくていい。

マイページからは運用の様子を確認でき、好きなタイミングで解約することもできる。現在、自動での積立はできないが、追加入金することは可能。毎月一定額を入金していけば、積立と同じ効果が得られる。

「まだ時期は決まっていませんが、2018年内には月々の積立もできるようにする予定です。実装されれば、さらに長期的な運用が行いやすくなると思います」

「クロエ」の大きな特徴は、最大10口まで契約できるというところだ。例えば、「車の購入資金は2年間積極的に運用」「老後資金は30年間安定的に運用」と、目的別に違うポートフォリオを組める。

「目的によって、運用期間や投資スタイルは変わってきますよね。そのニーズに応えるため、10口まで契約できる仕様にしています」

運用手数料は、1つの契約につき、年間ポートフォリオの評価額の0.88%(税抜・年率)と、業界内でも比較的低めであるそうだ。

ユーザーの約60%が20~30代

アプリにのマイページへのログインについて、iPhone Xであれば顔認証が可能。スマホの機種によっては指紋認証にも対応している。

画像提供/エイト証券
画像提供/エイト証券

「クロエ」では2018年3月末日まで、1年目の運用手数料と入金時の銀行送金手数料のキャンペーンを開催しているとのこと。投資が気になっている人にとっては、スタートのきっかけになることだろう。

ユーザーの約60%が20~30代、約50%が投資未経験者となっている「クロエ」。まさに投資初心者のミレニアル世代に支持されているのだ。投資を始めようか迷っている人は、まずアプリをダウンロードしてみてはいかがだろうか。

(有竹亮介/verb)

【クロエのデータ】(2018年2月現在)
・サービス開始 :2017年2月
・利用者層:20~30代
・サービスタイプ:投資一任運用型
・投資対象   :国内ETF
・最低投資額  :1万円~
・手数料    :契約資産の評価額の0.88%(年率、税抜)

※記事の内容は取材時点の情報です