徹底解説!ロボアド比較

好きなスポーツや武将からリスク許容度を判定!?

【ロボアド】ユニークな質問で自分に合ったファンドを提案「Probo」

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「投資の経験がない人でも気軽に扱えて、親しみの持てるものを目指して開発したロボアドが『Probo』です」(森さん)
「投資の経験がない人でも気軽に扱えて、親しみの持てるものを目指して開発したロボアドが『Probo』です」(森さん)

いくつかの質問に回答するだけで、回答者のニーズに合ったポートフォリオや投資信託を提案してくれる「ロボアドバイザー(通称ロボアド)」。

今回は、投資経験がなくても答えやすい質問が特徴的なロボアドサービス「Probo(プロボ)」について、同サービスを運営している三菱UFJモルガン・スタンレー証券 商品開発部の森寿昭さんに聞いた。

心理テストのような質問でリスク許容度を判定

「Probo」は他のロボアドサービスと同様に、複数の質問に答えていくことで、リスク許容度を診断、ポートフォリオを提案してもらえるサービスだ。利用するには、三菱UFJモルガン・スタンレー証券の取引口座の開設と、オンライントレードの申込みが必要となる。PCやスマートフォンから、ウェブ上でオンライントレードにログインすることで、利用できる。

「2017年6月にオンライントレードシステムをバージョンアップし、投資経験者も初心者も使いやすい仕組みを構築しています。オンライントレードに触れてほしいという気持ちから、『Probo』の利用も限定的にしました」(森さん・以下同)

「Probo」で回答する質問は24問と、少し多いと感じるかもしれない。しかし、そのほとんどは「普段、行っているスポーツはありますか?」「災害時に備え、自宅に防災キットや保存食などを準備していますか?」など、投資とは関係なさそうな誰でも答えられる質問で構成されている。

「ある程度の投資知識がないと答えられない質問では、これから投資を始めようと考えている人にとってはハードルが上がりますよね。生活習慣に関するものであれば、投資に関する知識がなくても答えられるので、今の形にしました」

質問の1つが、好きな武将を聞くもの。投資とは関係なさそうに見えるが、選んだ回答がリスク許容度に影響するという 画像提供/三菱UFJモルガン・スタンレー証券
質問の1つが、好きな武将を聞くもの。投資とは関係なさそうに見えるが、選んだ回答がリスク許容度に影響するという 画像提供/三菱UFJモルガン・スタンレー証券

質問内容と投資に対するリスク許容度は一見関係なさそうだが、実はこの診断ロジック、三菱総合研究所との共同開発で生まれたもの。実際に投資をしている人の趣味嗜好などのデータをもとにしながら、計算されているという。

「社内の営業員へのヒアリングから、投資家のライフスタイルとリスク許容度の相関関係を推測、そこに三菱総合研究所が保有する『mif』という生活市場予測システムのデータベースを活用して分析・検証して生まれた24問です」

好きな武将に関する質問も、営業員の実際のエピソードから生まれ、「mif」データベースによる相関分析から有意性があると判断し、採用したそうだ。

興味関心の高い分野の株や投信も提案

24個の質問に回答すると、判定されたリスク許容度が表示される。5段階で表示され、リスク許容度に見合ったポートフォリオも確認できる。

画像提供/三菱UFJモルガン・スタンレー証券
画像提供/三菱UFJモルガン・スタンレー証券

リスク許容度を確認した後は、自分のニーズに合うファンド(投資信託)が一覧表示されたページに移る。

画像提供/三菱UFJモルガン・スタンレー証券
画像提供/三菱UFJモルガン・スタンレー証券

「ご自身で資産配分の設定・見直しをしたい方」を選択すると、インデックスファンド「eMAXIS」シリーズのファンドが、判定されたポートフォリオとリンクするように表示される。

このページで特徴的なところは、ポートフォリオにリンクしたファンドとは別に、回答者に興味関心のありそうな分野のファンドも紹介してくれるところだ。

「24個の質問の中で、お客様の興味がありそうな分野を特定し、その嗜好に合いつつ、当社で定めた一定の基準をクリアしたファンドを紹介します。関心の高い分野だと、投資の意欲も湧きやすいですよね」

もう一方の「資産配分の管理は任せたい方」を選ぶと、バランス型ファンド「スマート・クオリティ・オープン(スマラップ)」が提案される。国内外の株式や債券、REITなどの資産を対象にして、目標とするリスク水準においてもっとも期待リターンが高くなるように投資をしてくれるパッケージ商品で、運用を一任できるタイプだ。

「三菱UFJ国際投信が運用するファンドですが、弊社の投資顧問部の助言に基づいて資産配分の比率を決定しています。『Probo』で案内している『スマラップ』は、購入時の手数料が発生しないところも特徴です」

ログイン状態だから購入もスムーズ

「Probo」で提案されたファンド名をクリックすると、ホームページ上に掲載されているそのファンドの案内ページに飛ぶことができる。オンライントレードにログインした状態で利用するため、そのページの購入ボタンをクリックすれば、スムーズに購入できる。

「2017年9月にサービスを開始して、1カ月で年間のアクセス目標数を突破するほど、たくさんの方にご利用いただいています。質問も簡単なので、試してもらいやすいと思います」

森さんが「投資経験のない人にこそ使ってほしい」と話す「Probo」。誰でも答えられる質問によって、本来持っている自身の性質やリスクに対する考え方を知ることができるため、自分でも驚く結果が待っているかもしれない。
(有竹亮介/verb)

【Proboのデータ】(2018年1月現在)
・サービス開始 :2017年9月
・サービスタイプ:提案型
・投資対象   :インデックスファンド「eMAXIS」シリーズまたは「スマラップ」シリーズ
・最低投資額  :ファンドにより異なる
・手数料    :無料(投資信託にかかる手数料は別途必要)

※記事の内容は2018年1月現在の情報です