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【ロボアド】積立金額やゴールに合わせて診断できる「つみたて・とうしの入口」

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「まだ投資を経験したことのない20~30代の方にも使ってもらいやすいよう、スマートフォンで見やすいUI(ユーザーインターフェース)を採用しています」(武本さん)
「まだ投資を経験したことのない20~30代の方にも使ってもらいやすいよう、スマートフォンで見やすいUI(ユーザーインターフェース)を採用しています」(武本さん)

複数の質問に答えることで、ニーズに合ったポートフォリオや将来の運用シミュレーションを提示してくれるサービス「ロボアドバイザー(通称ロボアド)」。

今回は、2018年2月28日にバージョンアップし、積立投資のシミュレーション機能が追加された「つみたて・とうしの入口」について、同サービスを運営している三井住友信託銀行投資運用コンサルティング部の武本祐樹さん、谷脇俊幸さんに聞いた。

「毎月の積立金額」「目標金額」から投資シミュレーション

「つみたて・とうしの入口」は3つのツールで構成されている。将来の目標(ゴール)に向けた毎月の必要積立金額の算出や、運用タイプに沿ったファンドの提案を行う「つみたて投資シミュレーション」。ニーズに合ったポートフォリオや運用プランを診断してくれる「とうしの入口」。NISAやiDeCoなど自分に合った制度を教えてくれる「『おトクな制度』診断」。

画像提供/三井住友信託銀行

「『つみたて投資シミュレーション』は、2月のバージョンアップで新たに搭載しました。これまでの『とうしの入口』には、運用を続けた結果をシミュレーションする機能が不足していたため、実際に運用による効果を実感していただくことが難しかったのです。そこで、つみたてNISAが始まるタイミングでもあったことから、自身も資産形成を行っている1人として自分でも使ってみたくなるようないいものにしていこうと、開発しました」(武本さん・以下同)

「つみたて投資シミュレーション」の診断方法は、大きく2つ用意されている。1つが毎月の積立金額からシミュレーションする方法。性別、年齢、毎月の積立予定額、運用タイプのイメージの4つの質問に回答すると、入力した積立金額で運用した場合の最終到達額を算出してくれる。

お金を使う目的はないが、漠然と月々の余裕資金を貯めておきたいと考えている人に向いている診断法といえる。

画像提供/三井住友信託銀行 シミュレーション結果ページでは、積立金額や期待利回りのパーセンテージ、運用期間を変更して再計算できる

もう1つの診断方法は、目標金額からシミュレーションするもの。年代別の平均目標金額から算出する方法や、結婚資金や子どもの教育費など明確な目標を元に算出する方法、シンプルに1000万円単位の金額を目標にする方法の3パターンから選んで、診断に進む。

画像提供/三井住友信託銀行

目標金額や毎月の積立予定額、目標金額を達成したい年齢など6つの質問に答えると、その条件で目標達成できるか算出してくれる。明確な目標を抱いている人には、具体的な運用計画を立てるきっかけになるだろう。

 

こちらの結果ページでも、積立金額や期待利回りを変更できる。また、開始時に一括で投資する金額も設定できる。
こちらの結果ページでも、積立金額や期待利回りを変更できる。また、開始時に一括で投資する金額も設定できる。

どちらの診断でも、結果ページの最後でおすすめのファンドがラインアップされる。選択した運用タイプのものだけでなく、全タイプ表示されるため、改めて検討できる。また、運用タイプごとに、「つみたてNISAにも対応した低コストのファンド」と、「コストはかかるがより多くの資産に分散投資し、下ブレを抑える効果も期待できるファンド」の2種類から選べるようになっている。

画像提供/三井住友信託銀行 三井住友信託銀行が扱う銘柄の中でも、安定的に運用されているファンドが並ぶ。ネットバンキング「三井住友信託ダイレクト」でも購入することができる

「いろいろシミュレーション」は、いわゆる投資計算機。一定額を定年退職の年齢まで積み立てた場合の到達金額や、目標金額に到達させるために必要な期間など、さまざまな角度からの計算が行える。

理想的なポートフォリオの診断も

「とうしの入口」は、提案型のロボアドバイザーサービス。投資期間や投資目的、投資に対する考え方といった5つの質問に回答すると、「安定」「成長」「積極」の3タイプで診断してくれる。質問は対面販売で使用するものを元にして、構成されている。

タイプに応じた資産配分(ポートフォリオ)と、その配分で100万円を運用した場合の予測値などが提示される。

画像提供/三井住友信託銀行 「将来の予想」はグラフで表示され、具体的な金額を明示されるため、初心者でもわかりやすい。長く保有することで、元本割れのリスクが減らせることもわかる

画像提供/三井住友信託銀行 「将来の予想」はグラフで表示され、具体的な金額を明示されるため、初心者でもわかりやすい。長く保有することで、元本割れのリスクが減らせることもわかる
画像提供/三井住友信託銀行
「将来の予想」はグラフで表示され、具体的な金額を明示されるため、初心者でもわかりやすい。長く保有することで、元本割れのリスクが減らせることもわかる

診断結果の最後には、タイプに合ったファンドが提案される。ここでは、分散投資を行うにあたり、複数の投資信託を組み合わせるプランと、1種類のファンド(バランス型ファンド)に投資するプランから選ぶことができる。

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画像提供/三井住友信託銀行 「三井住友信託ダイレクト」で投資信託を購入することができる

NISAやiDeCoの違いをシンプルに解説

3つめの「『おトクな制度』診断」は、具体的なシミュレーションやポートフォリオを提示してくれるものではないが、簡単な質問に答えるだけで「NISA」「つみたてNISA」「iDeCo(個人型確定拠出年金)」の中で、どの制度が自分に合っているか判定してくれる。

「さまざまな制度はあるものの、何を使ったらいいかわからないという声もあるので、新たな機能として『おトクな制度』診断も追加しました」

 

画像提供/三井住友信託銀行 運用期間や投資タイミングなど4つの質問に答えると、自分自身の状況や好みに合った制度を教えてくれる。

「『おトクな制度』診断」のページでは、税制面でのメリットや利用条件など、各制度の特徴を比較できる一覧表も用意されている。小難しい印象を与えないようなシンプルな設計になっている。

どのような目標で積立投資をするのか、どの制度を活用するのか。初めての投資では決まっていないことも多い。「つみたて・とうしの入口」ではさまざまな“入口”を用意しているため、自分に合うものを見つけることができ、最初の一歩を踏み出すきっかけにしやすいだろう。

(有竹亮介/verb)

【つみたて・とうしの入口のデータ】(2018年3月現在)
・サービス開始 :2016年12月日(バージョンアップ2018年2月28日)
・利用者層   :20~30代
・サービスタイプ:提案型
・投資対象   :投資信託
・最低投資額  :商品によって異なる
・自動積立金  :商品によって異なる
・手数料    :無料(投資信託に係る手数料は別途必要)

※記事の内容は2018年3月現在の情報です