投資信託はどう成長するの? 素朴な疑問をぶつけてみた

提供元:たあんと

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<用語解説>
● ファンドマネジャー
投資家から集めたお金を運用する専門家。何にどれくらい投資するか計画を立て、投資先の会社や社会の状況などを見ながら、入れ替えを行って投資信託が大きくなる=お金を増やすことを目的に働いています。運用会社に所属しています。

Q.投資信託は何のために作られるの?

A.「みんな(投資家)のお金を投資信託を通して投資し成長させるためだよ」

お金を増やすための投資にはいくつかの方法があります。株式や債券を買う、不動産を持つ…。けれども、これらを個人で行うのはなかなか大変です。情報収集して、投資先を選び、定期的に状況を確認し…。こういった作業を専門家が集まって行うのがファンファンこと投資信託。たくさんの人からお金を集めるから、1人当たりは少額から投資できるのもメリット。

<用語解説>
● 株式
株式会社が、活動に必要な資金を集めるために発行します。株式と引き換えにお金を出した人を株主と言います。株主には会社の利益から配当金が払われ、業績が良ければ株価(株式の値段)は上がります。投資信託では、通常、複数の企業の株式を購入します。

● 債券
株式会社、国、地方公共団体などが、活動に必要な資金を借りるために発行します。株式と違う点は、あらかじめ金利が決まっていて定期的に受け取れることと、満期にはお金を返してもらえること。投資信託の中には債券に投資するものもあります。

Q.投資信託はどうして成長するの?

A.「投資信託の中身はいろいろあるけど、代表的なものは株式。会社が成長して株価が上がると、投資信託の基準価額も高くなって成長するよ」

投資信託は通常、1口1円で誕生し、1万口単位で取引します。1口当たりの値段を基準価額と言います。つまり最初は1万口当たり1万円。投資信託が持つ株式などの値段が上がったり下がったりすると、基準価額も上がったり下がったりします。会社の成長に伴い株価が上がれば、投資信託も成長して基準価額が上がり、利益が出ます。

<用語解説>
● 基準価額
投資信託の値段のこと。投資信託の投資対象である株式や債券の価格をもとに、毎日、計算します。通常1万口単位で取引するため、1万口当たりの基準価額が公表されています。投資信託の売買はこの基準価額で行います。

Q.投資信託を立派に成長させるために親(ファンドマネジャー)はどんなことをしているの?

A.「成長するのに必要な情報を収集して歩いているんだよ」

投資信託を成長させるには、投資信託の中身である投資対象の株式などの値段が上がる必要があります。株式の値段は、いろいろな要因で変化しますが、大まかにいえば会社が成長して業績が上がれば株価も上がります。つまり、これから成長していく会社を探し出すことが重要。いろいろな会社のデータを見たり、社長に会ったり、常に情報収集しています。

Q.投資信託があんまり成長していないみたい…こんな時、親はどうするの?

A.「いろいろな専門家と相談して、もっと成長に良いものを取り入れるように努力するんだよ」

思ったほど成長しない時は、一緒にチームを組んでいるアシスタントファンドマネジャーやアナリストなどとともに原因を調べて対策を考えます。株式など中身の入れ替えを行うこともあります。ファンファンの持ち主(投資家)には、定期的に何に投資をしているか、新しく買ったもの、売ったもの、損益などを報告することになっています。

ファンファンを持ったら、たまには指数と比べてみよう

運用をプロにお任せできるのがファンファンの良いところ。ですが、たまには自分でも運用会社のサイトや、基準価額の推移などを見てみましょう。さらに、日本株に投資するファンファンなら日経平均株価、外国株に投資するファンファンならダウ平均株価(米国の株価指数)と比べてみると、手持ちのファンファンの調子がどうなのかが分かります。

<用語解説>
● 指数
個別の株式などではなく、市場全体の値動きを示すものです。日本の株式なら、代表的な225銘柄の値動きを表わす日経平均株価、東京証券取引所第一部の上場銘柄の値動きを表わす東証株価指数(TOPIX)など。特定の指数に連動するよう運用する投資信託もあります。

● 運用会社
投資信託を作って、投資家から集めたお金を運用する会社。ファンドマネジャーのほか、アナリストなど複数の専門家が所属し、どのように運用していくかを検討します。運用方針を記載した目論見書などの作成も行います。

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