資産運用の意味を考える

投資だけではない!借金を減らすのも立派な資産運用だ

提供元:Mocha(モカ)

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資産運用と聞くと、投資をしてお金を増やすことをイメージする人が多いのではないでしょうか?

もちろん、超低金利時代の今、お金を増やすには投資をすることが不可欠ですが、投資で成果を出すためには、それなりに時間がかかるし、失敗すれば大きく資産を減らす可能性もあります。

今回は値動きのリスクがない、資産運用をお伝えします。

借金を減らすのも立派な資産運用

依然と続く超がつくほどの低金利の中、少しでもお金を増やしたいと思う人は少なくないことでしょう。

お金を増やすというと、投資を思い浮かべる人が多いと思いますが、よほど運が良くなければ、いきない投資で利益を得ることは難しいでしょう。

それどころか、自分の予想と外れた方向に相場が動いた場合には、大きく元本割れするかもしれません。もちろん、これからの時代、投資のスキルは必須ですが、借金がある方は、優先的に考えたいのが「投資で増やす」よりも「借金を減らす」ことです。

というのも、マイナス金利政策の影響で借り入れ金利は下がっているとはいえ、借金の利息負担はかなり重いのが実情だからです。

資産運用ができる余裕資金があるのであれば、まず、繰り上げ返済などをして今後負担する利息を軽減させることが大切で、これも立派な資産運用のひとつといえます。

100万円の元手で59万円儲かる

例えば、3500万円のマンションを購入。金融機関から3000万円を1.5%で35年間ローンを借りた場合、総返済額は約3858万円になります。

仮に、借り入れ3年後に100万円の繰り上げ返済(期間短縮型)を行うと、総返済額は、約3799万円に。100万円を使って59万円も利息が減るのであれば、効果は大きいといえます。

借り入れ金利や借り入れ期間などにより効果は異なりますが、借金がある場合には、借り入れ残高を減らすことは、効率の良い資産運用といえるでしょう。

繰上げ返済は早ければ早いほど効果絶大

住宅ローンの他にも、カードローンやリボ払いを利用している場合も同じです。リボ払いの金利は15%程度と高いので、繰り上げ返済をするのは効果的です。

なお、ローンにかかる利息は借り入れ残高に対してかかるので、繰り上げ返済の時期が早ければ早いほど、効果があります。

先ほどの住宅ローンの例は、借り入れ3年後に繰り上げ返済をしていますが、仮に同じ住宅ローンで、10年後に100万円の繰り上げ返済(期間短縮型)をした場合はどうなるでしょうか?

もともとの総返済額約3858万円に対して、繰り上げ返済後の総返済額は、約3815万円となり、43万円利息が減ります。

ただし、3年後に繰り上げ返済していれば、59万円利息が減りました。同じ100万円を繰り上げ返済する場合でも繰り上げ返済をする時期によって削減できる金額に大きな違いがでます。

もちろん、繰り上げ返済をしてしまったばっかりに手元資金がほとんどなくなってしまったというのでは、万が一時のことが起こったときに困ってしまいます。

とはいえ、投資で増える可能性にかけるよりは、繰り上げ返済で確実に借金を減らす方が、使えるお金が増えますので、バランスを見ながら検討しましょう。

(著者:マネーコンサルタント 頼藤 太希)