徹底解説!ロボアド比較

目標額や積立額から、投資そのものの必要性を診断

【ロボアド】ゴールを決めて未来を予測「かんたん資産運用シミュレーション」

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「20代~50代前半の資産形成層に向けて、広く知識を発信していくためにウェブサイト『お金の、育て方』を立ち上げ、『かんたん資産運用シミュレーション』を搭載しました」(木本さん)

いくつかの質問に回答していくことで、回答者のニーズに合ったポートフォリオ(資産配分)や投資信託を提案してくれるサービス「ロボアドバイザー(通称ロボアド)」。

今回は、目標額に応じて投資の必要性を診断してくれるロボアドサービス「かんたん資産運用シミュレーション」について、同サービスを運営している三菱UFJ信託銀行資産形成アドバイザリー部の木本英司さんに聞いた。

積立で目標額に達しない場合は投資を提案

「かんたん資産運用シミュレーション」には、2つの機能が備わっている。目標額に向けて、理想的なポートフォリオ(資産配分)を提案してくれる「未来シミュレーション」と、現状運用している配分とリスク許容度に沿った配分が、マッチしているか確認できる「ポートフォリオ分析」だ。

画像提供/三菱UFJ信託銀行
画像提供/三菱UFJ信託銀行

「『未来シミュレーション』では、最初に目標設定を行います。目標額や目標年齢、毎月の積立額などを入力した結果、もし投資をしなくても目標額に達する場合は、積立のみで目標額が達成できることを示します」(木本さん・以下同)

例えば、10年後の目標額が200万円で、毎月2万円積み立てるとしたら、必然的に目標額に到達する。その場合、ロボアドが投資は必要ないと判断してくれるのだ。逆に、積立だけでは目標に達しない場合は、達成のための利回りを計算してくれる。

老後資金はもちろん、住宅購入資金や結婚資金など、具体的な目標に向けて、シミュレーションすることも可能だ 画像提供/三菱UFJ信託銀行
積立だけでは目標額に達しない場合は、最適な利回りを提案し、グラフで表示してくれる 画像提供/三菱UFJ信託銀行
積立だけでは目標額に達しない場合は、最適な利回りを提案し、グラフで表示してくれる 画像提供/三菱UFJ信託銀行
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積立だけでは目標額に達しない場合は、最適な利回りを提案し、グラフで表示してくれる 画像提供/三菱UFJ信託銀行

目標到達のために必要な利回りを確認すると、リスク許容度を測るための質問が表示される。投資に対する考え方や年収、投資経験を聞く質問などが5つ出題されるが、図版を用いているため、投資初心者でも答えやすくなっている。

5つの質問は、視覚的に判断できる形式になっている 画像提供/三菱UFJ信託銀行
5つの質問は、視覚的に判断できる形式になっている 画像提供/三菱UFJ信託銀行

すべての質問に回答すると、回答者のリスク許容度に応じたポートフォリオが表示される。6つの資産の組み合わせは、400種類も定義されており、その中から最適なものが提案される。

画像提供/三菱UFJ信託銀行
画像提供/三菱UFJ信託銀行

また、提案されたポートフォリオで運用した場合、どのように資産が増えていくか、グラフで示してくれる。標準値だけでなく、運用がプラスに傾いた場合、マイナスに傾いた場合も表示される。

「資産の推移を示した『予想資産残高』のページでは、毎月の積立額を1万円増額した場合のグラフも表示します。1万円増えるだけで、将来の金額が大きく変わるので、参考にしてもらいたいです」

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画像提供/三菱UFJ信託銀行
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画像提供/三菱UFJ信託銀行

診断結果の最後では、具体的なファンド(投資信託)が選択できる。各資産が組み合わせられた「バランス型ファンド」か、それぞれの資産を個別に買い揃える「個別ファンド」から選べる。さらにその中から、三菱UFJ信託銀行で扱っている商品を、ユーザー自身が比較していく。

診断結果の最後では、具体的なファンド(投資信託)が選択できる。各資産が組み合わせられた「バランス型ファンド」か、それぞれの資産を個別に買い揃える「個別ファンド」から選べる。さらにその中から、三菱UFJ信託銀行で扱っている商品を、ユーザー自身が比較していく。
診断結果の最後では、具体的なファンド(投資信託)が選択できる。各資産が組み合わせられた「バランス型ファンド」か、それぞれの資産を個別に買い揃える「個別ファンド」から選べる。さらにその中から、三菱UFJ信託銀行で扱っている商品を、ユーザー自身が比較していく。

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現状と理想のポートフォリオを比較検討

もう1つの機能「ポートフォリオ分析」は、既に運用を開始している人に向けたサービス。最初に、預金や株式、投資信託など、所有している金融商品の金額を入力し、現在のポートフォリオをグラフ化する。

保持している金融商品の配分を、自分でパーセンテージ化するのは手間がかかるが、「ポートフォリオ分析」を使えば一発 画像提供/三菱UFJ信託銀行
保持している金融商品の配分を、自分でパーセンテージ化するのは手間がかかるが、「ポートフォリオ分析」を使えば一発 画像提供/三菱UFJ信託銀行

現在のポートフォリオを知った後は、「未来シミュレーション」と同様の5つの質問でリスク許容度を判定。「ポートフォリオ分析」では、ファンド選定方法の好みに合わせて「債券重視型」「株式重視型」など、自分に合ったポートフォリオの傾向に応じた投資スタイルを提案してくれる。

リスク許容度が低ければ「債券重視型」、高ければ「新興国投資型」がマッチしていると診断される 画像提供/三菱UFJ信託銀行
リスク許容度が低ければ「債券重視型」、高ければ「新興国投資型」がマッチしていると診断される 画像提供/三菱UFJ信託銀行

「ポートフォリオ分析」でも、最後に具体的なファンドを選択できる。診断された投資スタイルに合うように商品を選んでいき、現在のポートフォリオと組み合わせたうえで、自分自身の性質に合ったポートフォリオのプランを作ることができる。

ファンドを選ぶことで、右側のグラフが変化していく。真ん中の投資スタイルのグラフに合わせるように調整していこう 画像提供/三菱UFJ信託銀行
ファンドを選ぶことで、右側のグラフが変化していく。真ん中の投資スタイルのグラフに合わせるように調整していこう 画像提供/三菱UFJ信託銀行

「『ポートフォリオ分析』は、ある程度の投資経験がある方向けのサービスで、商品を選ぶ知識も必要になりますが、投資においては一度立ち止まり、考える時間を持つことも必要だと思っています。『かんたん資産運用シミュレーション』は投資のプロも使っているロジックやシステムを採用しているので、安心して、じっくり活用してもらえます」

「未来シミュレーション」をきっかけに投資を始めて、投資期間が長くなってきたら「ポートフォリオ分析」で自身の投資を見直す。長くつき合っていけるサービスといえそうだ。

現在から老後まで、一生のお金の動きを診断

「三菱UFJ信託銀行では、これまで投資教育に携わってきた経験から、個人の資産形成の実現には、階段を一段ずつ上ることが大切だと考えています。そのため、ロボアドは単体ではなく、各種サービスと一体で利用していただきたいと考えています」

「お金の、育て方」トップページ 画像提供/三菱UFJ信託銀行
「お金の、育て方」トップページ 画像提供/三菱UFJ信託銀行

三菱UFJ信託銀行のサイト「お金の、育て方」では、コラム記事や漫画、ゲームなど、主に社会人が資産形成を考えるきっかけとなるコンテンツを用意している。また、サイト内の「ライフプランシミュレーション」では、現役時代から老後まで、一生のお金の動きを診断できる。現在の年齢や配偶者・子どもの有無、年収、退職金の額などを入力していくと、どのようにお金が増減していくかがわかり、資産寿命や注意すべき点も示してくれる。

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画像提供/三菱UFJ信託銀行
画像提供/三菱UFJ信託銀行

「『ライフプランシミュレーション』で提示された老後の必要資金の金額を、『未来シミュレーション』の目標金額に設定して診断することも可能です。サイト全体を通じて、自分の将来のことを考えていただければと思います」

単に投資をするかしないか考えるのではなく、将来必要な資金や現在積立に回せる金額など、総合的に見て、投資の必要性を見極めていくことが重要だ。まずは「ライフプランシミュレーション」で、将来を具体的に考えるところから始めよう。
(有竹亮介/verb)

【かんたん資産運用シミュレーションのデータ】(2018年4月現在)
・サービス開始 :2015年8月
・利用者層:20~50代
・サービスタイプ:提案型
・投資対象   :バランス型または個別の投資信託
・最低投資額  :販売会社によって異なる
・手数料    :無料(投資信託に係る手数料は別途必要)