徹底解説!ロボアド比較

質問に答えるだけでぴったりの“投資信託の種類”も診断

【ロボアド】“使いやすさ”を追求したシンプルロボアド「投信ロボ」

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「『投信ロボ』という名前も、わかりやすさにこだわって生まれたものです。“投資信託のロボアド”ってすぐわかりますよね」(熊澤さん)
「『投信ロボ』という名前も、わかりやすさにこだわって生まれたものです。“投資信託のロボアド”ってすぐわかりますよね」(熊澤さん)

複数の質問に回答することで、ユーザー自身のリスク許容度や考えに合うポートフォリオを診断してくれる「ロボアドバイザー(通称ロボアド)」。

今回は、投資初心者に寄り添い、使いやすさを追求した「投信ロボ」について、同サービスを運営している岡三オンライン証券営業推進部の熊澤英樹さんに聞いた。

■“運用商品の選び方”を聞くロボアド

「『投信ロボ』は、投資初心者の方に触っていただけるよう、“わかりやすさ”“使いやすさ”“答えやすさ”をテーマにして開発しました。ロボアドの操作や解説が難しいと、投資=難解だと感じて、かえって遠ざけてしまうと考えたんです」(熊澤さん・以下同)

「投信ロボ」はその名の通り、ユーザーの投資に対する考え方にぴったりの投資信託を提案してくれるロボアド。最初に7つの質問に答えていくことになる。

質問の中には、“運用商品の選び方”に関するものもある。1つは「運用成績」と「費用」どちらを重視するか。もう1つは、運用商品の保有数を多くしたいか、少なくしたいか。この2つの質問から、個々に合う投資信託の種類を診断してくれる。

「投資経験がなければ、アクティブ型、インデックス型、バランス型と言われても、比べようがないですよね。そこで、わかりやすい質問で事前に伺う形式にしました」

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運用商品の選び方に関する質問。選択肢が用意されるため、投資初心者でも答えやすい 画像提供/岡三オンライン証券
運用商品の選び方に関する質問。選択肢が用意されるため、投資初心者でも答えやすい 画像提供/岡三オンライン証券

■回答次第で投資信託の提案方法が変化

すべての質問に答え終わると、診断ページに移動。回答から導き出したリスク許容度と資産構成比(ポートフォリオ)を提示してくれる。

リスク許容度は「堅実」タイプから「積極」タイプまでの5種類。堅実であるほど安定的に運用しやすい債券の構成比率が高くなり、積極的だとリスクが高い分リターンが期待できる株式の比率が高くなる。

「リスク許容度」下部のバーを左右にスライドすると、異なるタイプの診断結果も見られる 画像提供/岡三オンライン証券
「リスク許容度」下部のバーを左右にスライドすると、異なるタイプの診断結果も見られる 画像提供/岡三オンライン証券

診断の結果、具体的な投資信託(ファンド)が提案される。5つ目の質問で「運用成績の良さ」を選択した場合は、パフォーマンスが好調なアクティブ型ファンドが並び、「費用の安さ」を選んでいたら、コストが抑えられるインデックス型ファンドが並ぶ設計になっている。

また、7つ目の質問で「いろいろ保有してみたい」を選択した場合、診断結果画面から「ファンドを選ぶ」を押してファンド選択画面に移ると、「国内株式型」「国内債券型」「海外株式型」「海外債券型」「国内外リート型」の5つのカテゴリー別に、それぞれ3種類の投資信託が提案される。トータルリターンや信託報酬などの詳細を比較して、各カテゴリーから商品を1種類選択しよう。

「運用成績の良さ」を重視するとファンド名の右側に「トータルリターン」が表示され、「価格の安さ」を重視すると「信託報酬」が表示される 画像提供/岡三オンライン証券
「運用成績の良さ」を重視するとファンド名の右側に「トータルリターン」が表示され、「価格の安さ」を重視すると「信託報酬」が表示される 画像提供/岡三オンライン証券
ファンド選択画面で「詳細を比較」をクリックすると、カテゴリーごとにファンドを比較できる。過去の値動きをチャートで確認 画像提供/岡三オンライン証券
ファンド選択画面で「詳細を比較」をクリックすると、カテゴリーごとにファンドを比較できる。過去の値動きをチャートで確認 画像提供/岡三オンライン証券

7つ目の質問で「極力保有数は少なくしたい」を選択した場合、株式や債券などさまざまな資産がパッケージ化されているバランス型ファンドが3種類提案される。複数のファンドを買わずに分散投資できる、という商品だ。こちらも、トータルリターンや信託報酬などの詳細を比較して、1種類を選択しよう。

バランス型ファンドも、ファンド選択画面の「詳細を比較」からトータルリターンのチャートが見られる 画像提供/岡三オンライン証券
バランス型ファンドも、ファンド選択画面の「詳細を比較」からトータルリターンのチャートが見られる 画像提供/岡三オンライン証券

■過去チャートを参考に再検討

ファンドを決定すると、診断結果から導かれたユーザー自身のポートフォリオが完成する。さらに、実際にファンドを購入した場合の資産構成比も表示されるため、参考にしたい。

右のグラフが左のグラフとほぼ同じ形であれば問題ない 画像提供/岡三オンライン証券
右のグラフが左のグラフとほぼ同じ形であれば問題ない 画像提供/岡三オンライン証券

選択した投資信託の過去1年及び3年の実績も、チャートで表示され、過去に投資を開始していたら、現状どうなっているかがわかる。複数のファンドを選択した場合は、すべての実績の平均値も表示される。

画像は複数のファンドを選択した場合。バランス型ファンドの場合は、チャートが1つだけ表示される 画像提供/岡三オンライン証券
画像は複数のファンドを選択した場合。バランス型ファンドの場合は、チャートが1つだけ表示される 画像提供/岡三オンライン証券

岡三オンライン証券の口座を持っていれば、診断結果の最後のページから口座に移り、投資信託の購入までネット上で行える。

「岡三オンライン証券では、投資信託の購入時手数料相当額をキャッシュバックする『ZEROファンドプログラム』というサービスを用意しています。ロードファンド(購入時に手数料のかかる投資信託)は実質ノーロード(購入時手数料無料)になるので、こちらも投資信託を検討する材料にしてもらえたらと思います」

とにかく使いやすさにこだわり、1分足らずで診断結果に辿り着く「投信ロボ」。質問を通して、自分の考え方に合致する投資信託に導いてくれるところも魅力だ。自分のリスク許容度や投資傾向を知る意味でも、まずは気軽に触れてみてほしい。

(有竹亮介/verb)

【投信ロボのデータ】(2018年5月現在)
・サービス開始 :2017年7月
・利用者層   :20~40代
・サービスタイプ:提案型
・投資対象   :投資信託
・最低投資額  :100円~
・自動積立金  :100円/月~
・手数料    :無料(投資信託に係る手数料は別途必要)

※記事の内容は2018年7月現在の情報です

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