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ETFの仕組み

提供元:シンプレクス・アセット・マネジメント

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ETFの仕組み

ETFはわかりにくい?

ETFは上場投資信託とも呼ばれ、ETFという投資商品が証券取引所に上場していて、証券取引所で売買できます。わかりにくいですが、ETFを株に置き換えて考えると理解がしやすくなります。

トヨタやソニーといった株は、株が上場していて、その株が証券取引所で売買されます。ETFは株のかわりに、ETFという投資商品が上場しています。この上場した投資商品、すなわちETFが、証券取引所で売買されるのです。

ETFは株と全く同じように取引できるので、株を取引したことがある方にとって、ETFは取引がしやすい商品となっています。
また、株に投資したことがない方にとっても、ETFは分かりやすい商品です。ETFは日経平均などの市場全体の動きに連動する商品が多く、個別の企業の株式よりはニュースなどで情報が得やすく値動きを理解しやすい商品だからです。

では、ETFはどうやって証券取引所に上場しているのでしょうか。

ETFが上場している仕組み

弊社(シンプレクス・アセット・マネジメント)のような運用会社が、ETFを上場させます。株が上場するときと同様に、証券取引所が上場審査をし、審査が通ればETFは上場します。

上場したETFは証券取引所で売買されます。取引所での売買は、ETFも株と同じように買い手と売り手の需給で価格が決まります。しかし、ETFの価格が需給だけで決まると問題も生じます。
ETFは日経平均などの何らかの指標に値動きが連動する商品です。たとえば、日経平均に連動するETFであれば、日経平均が動いていないときは、ETFの価格も動かないことが妥当です。しかし、ETFを売りたい人ばかりで、需給だけでETFの取引価格が下がると、ETFと日経平均の値動きが連動しなくなってしまいます。

このようなとき、どのようにしてETFと指標の値動きは保たれるのでしょうか?

ETFが適切な価格で取引できる仕組み

ETFの買い手と売り手の需給を調整し、ETFと指標の値動きの連動を保つ役割を果たす証券会社があります。このような証券会社は「指定参加者」と呼ばれます。
この指定参加者がETFの買い手、売り手の少ない側に立ち、ETFの需給を調整するのです。

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最終的に、ETFの発行数が調整されることで、ETFの需給は調整されます。
それでは、具体的に見ていきましょう。

ETFを買いたい人が多いとき、指定参加者は保有しているETFを売り、ETFの売り買いのバランスをとります。
では、指定参加者が保有しているETFだけでは、ETFを買いたい人の需要を満たさない場合はどうなるのでしょうか?

そのようなときは、運用会社が新たにETFを発行し、指定参加者がそのETFを取得し、ETFを買いたい人に売ります。
もちろん指定参加者は無料でETFを取得できるのではなく、ETFを新たに発行するのに必要な株や現金を拠出し、その対価としてETFを取得します。
このように、ETFを買いたい人が多いときは、ETFの発行数が増えます。ETF全体の運用資産が大きくなるのです。

逆に、ETFを売りたい人が多いときは、指定参加者がETFの買い手に回ることで、ETFの売り買いのバランスをとります。
では、指定参加者が買い集めたETFはどうなるのでしょうか?
指定参加者は買い集めたETFを運用会社に持って行き、そのETFが保有する現金またはETFを構成する資産(株など)と交換をします。ETF全体の資産が減るので、それに応じてETFの発行数が減少します。
このように、ETFを売りたい人が多いときは、ETFの発行数が減ります。ETF全体の運用資産が小さくなるのです。

ETFを売りたい人が多いときは、ETFの発行数が減ります。ETF全体の運用資産が小さくなるのです

まとめ

ETFは、ETFという投資商品が証券取引所に上場していて、株と同じように取引することができます。
ETFは、日経平均、TOPIX、金や原油の値動きなど市場全体にまとめて投資できるものが多いため、個別の企業の業績などを把握しないでも、日本経済全体の成長が期待できるときに買うといったシンプルな投資ができ、初心者の方も投資がし易い投資商品です。
証券取引所でETFが適切な価格で取引できるように、指定参加者が需給を調整しています。その結果、ETFを買いたい人が多いときはETFの発行数が増え、ETFを売りたい人が多いときはETFの発行数が減少します。

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