北浜博士のデリバティブ教室
最終更新日:
取引所取引と相対取引
デリバティブ取引と一言で言っても、どこで取引するかによって大きく2つの種類があります。
取引には、
- 取引所取引
- 相対取引
があります。
取引所取引とは、投資家や証券会社自身の注文を取引所にまとめ、時間優先、価格優先のいわゆるオークション方式で売買を行う方式のことです。取引所が定めたルール(商品、取引期間など)に基づいて売買することになります。
相対取引とは、取引所を通さずに売買の当事者同士で売買を行う方法のことです。売り手と買い手とが、お互いの合意によって価格・数量・決済方法を決めて取引し、売買契約を締結します。
当事者同士で売買を行う相対取引では、どこでどのような取引が行われているかは詳しく知ることができません。一方で取引所取引では、より公正な取引を実現するために情報が広く公開されていて、投資家が簡単に情報を入手することができます。
取引所取引と相対取引の比較
取引所取引 | 相対取引 | |
長所 |
|
|
短所 |
|
|
取引所取引と相対取引のイメージ
次は、取引所取引について、詳しく見ていきましょう。