北浜博士のデリバティブ教室
- Q1 デリバティブ取引って「株式売買(現物取引)」とどう違うの?
- Q2 株価指数が先物取引の取引対象になっているのはなぜ?
- Q3 取引所ではどうやって値段が決まるの?
- Q4 先物やオプションを取引する際に決めなければいけないことってなに?
- Q5 オプションの仕組みは、「保険」と似ているの?
- Q6 オプション取引の「コール」と「プット」の銘柄を、売り買いするってどういうこと?
- Q7 先物を買うのとオプションを買うのとは何が違うの?
- Q8 オプションの売りが買いとどう違うのかもっと詳しく知りたい。
- Q9 証拠金って、なに?
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Q3 取引所ではどうやって値段が決まるの?
中之島さん |
デリバティブも株式売買と同じように、売ったり買ったりできるとい うことはわかったけど、どうやって値段が決まるの? |
北浜博士 |
取引所で売買される場合の値段の決まり方は、株式売買と基本的に同 じなんじゃ。投資家の注文は「板(オーダーブック)」に並べられる んじゃ。下が「板」のイメージじゃよ。 「板」上では、安い売注文と高い買注文の値段が一致した場合に取引 が成立し、順に値段が決まるんじゃ。売りの場合はより安い注文が、 買いの場合はより高い注文が優先して取引を成立させていくことを、 「価格優先」と呼ぶんじゃよ。 |
中之島さん | 同じ値段の注文はどうなるの? |
北浜博士 |
同じ値段であれば、より早く出された注文が優先する。これを「時間 優先」と呼ぶんじゃ。 |
中之島さん | ふーん。みんなが納得する方法で値段がついているのね。 |
北浜博士 |
そうじゃ。決められたルールに従って、どの投資家の注文も公平に扱 われるからこそ、取引所で付いた価格は信頼されているのじゃな。 |