北浜博士のデリバティブ教室
- 大阪取引所から堂島米会所へ
- 堂島米会所と帳合米取引
- 先物価格と現物価格、満期
- 先物取引を売りからはじめる
- 反対売買と満期決済、差金決済と受渡決済
- 買いヘッジと満期(1)
- 買いヘッジと満期(2)
- 買いヘッジと満期(3)
- 買いヘッジと満期(4)
- 買いヘッジと満期(3)
- 買いヘッジと満期(4)
- 売りヘッジと反対売買(1)
- 売りヘッジと反対売買(2)
- 売りヘッジと反対売買(3)
- 売りヘッジと反対売買(4)
- 売りヘッジと反対売買(3)
- 売りヘッジと反対売買(4)
- 相場の不確実性(1)
- 相場の不確実性(2)
- 相場の不確実性(3)
- 相場の不確実性(4)
最終更新日:
先物価格と現物価格、満期
北浜博士 |
このチャートを見てほしい。青い線が先物価格、赤い線が現物価格 じゃ。 |
中之島さん | あら、よく似てるわ。 |
北浜博士 |
7月の時点で、秋に獲れるお米の値段が先物価格、すでに昨年収穫を 終えたお米の値段が現物価格じゃ。 もちろん、別々の取引じゃから違いはあるのじゃが、今年不作になり そうだとなればこれから秋に獲れるお米の値段、つまり先物価格は当 然上がるし、すでに昨年収穫を終えたお米、つまり現物の値段も上が るんじゃ。今年の秋の獲れ高を見越して値段が変わるという意味で は、先物価格も現物価格も値動きは良く似てるんじゃな。 そして、先物の価格は、10月の期限を迎えると収穫したお米の値段、 つまり現物の値段と同じなり、次の年の現物価格に切り替わる、とい うわけじゃな。 |
中之島さん |
へー。「満期日」には現物価格になるからこそ、みんな安心して先物 を取引できたのね。 |
北浜博士 | 実は、この仕組みは今の先物取引にも引き継がれておる。 |
中之島さん | 江戸時代の仕組みが、今の先物取引にも使われているなんて! |