北浜博士のデリバティブ教室
- 大阪取引所から堂島米会所へ
- 堂島米会所と帳合米取引
- 先物価格と現物価格、満期
- 先物取引を売りからはじめる
- 反対売買と満期決済、差金決済と受渡決済
- 買いヘッジと満期(1)
- 買いヘッジと満期(2)
- 買いヘッジと満期(3)
- 買いヘッジと満期(4)
- 買いヘッジと満期(3)
- 買いヘッジと満期(4)
- 売りヘッジと反対売買(1)
- 売りヘッジと反対売買(2)
- 売りヘッジと反対売買(3)
- 売りヘッジと反対売買(4)
- 売りヘッジと反対売買(3)
- 売りヘッジと反対売買(4)
- 相場の不確実性(1)
- 相場の不確実性(2)
- 相場の不確実性(3)
- 相場の不確実性(4)
最終更新日:
買いヘッジと満期(4)
銘柄 | 現在値 | 前月比 | 売 | 買 | 損益 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|
保有枚数 | 約定値段 | 保有枚数 | 約定値段 | ||||
帳合米 10月限 | 280 | +30 | 1枚 | 150 | 0枚 | – | -130 |
北浜博士 | 満期を迎えたぞ。10月の現物価格は280円になったようじゃな。 |
中之島さん |
8月に150円で売ったから、損失は150円-280円で-130円ね。残念 だわ…… |
北浜博士 |
でも、10月にお米を収穫するお百姓さんだったら、こうした売りの取 引をすることも重要じゃよ。 |
中之島さん | どういうこと? |
北浜博士 |
確かに8月に売った先物取引では130円の損失になっておるが、10月 に収穫したお米、つまり現物取引ではの280円で売れるわけだか ら……。 |
中之島さん |
そうか!10月に売れるお米の値段280円から先物取引の損益-130円 を引いて計算すると、実質8月の時点の150円でお米で売ったことにな るんだわ。 8月に売った値段と同じになるから、収穫前にお米の値段を決めるこ とができたってわけね。 |
北浜博士 |
先物取引の損益だけに着目せず、現物との組合せで考えることも重要 じゃ。 |
中之島さん | 活用方法がすこしわかってきたわ。 |