国内の個別株?ETF? 経験者のオススメは…
投資家200人に聞く! 人に勧めたい投資先TOP5
先行き不安なこのご時勢、銀行に預金するよりは…と、投資に興味を持っている人は少なくないはず。しかし、多くの選択肢があるなか、何を買うべきかわからない、なんて声も。そこで、個人投資家200人(投資家歴3年以上のキャリアを持つ20~40代男性)にアンケートを実施。これまでの投資経験を踏まえ、人に勧めたい投資を聞いてみた。
〈人に勧めたい投資先TOP5〉
(10項目から人に勧めたい投資方法上位2つを選択。1位=2pt、2位=1ptで算出。R25調べ/協力:アイリサーチ)
1位 国内の個別株 318pt
2位 国内のETF(上場投資信託) 60pt
3位 国内の債券 41pt
4位 海外の個別株 40pt
5位 国内のREIT(不動産投資) 31pt
1位はダントツで、「国内の個別株」。様々な金融商品があるなか、結局は、基本ともいえる商品に支持が集中。少額でも「個別株」を持つと、その企業や経済・金融の知識を積極的に学ぶ姿勢につながるのは確かだろう。2位以下は、初心者向きといわれる「国内のETF」がランクイン。日経平均株価やTOPIXといった、ニュースでもおなじみの株価指数と連動するものもあるなど情報を得やすく、透明性が高いからだろうか。それぞれ、なぜ人に勧めたいと思うのか、理由も回答者に聞いてみた。
【1位 国内の個別株】
「投資の基本だから」(44歳)
「国内の企業なら自分である程度研究し情報を集めることができるから」(33歳)
「一番身近なので、売り買いのタイミングがわかりやすい」(48歳)
「株主優待がある」(31歳)
「自国の企業で好きな会社に投資するのはあり」(27歳)
【2位 国内のETF】
「安いコストで分散投資が可能だから」(28歳)
「値動きに一喜一憂することなく、簡単であるから」(38歳)
「リスクが分散されており、意思決定の負担が少ないから」(40歳)
「手数料が安いのとわかりやすい」(40歳)
「投資信託であれば知識がなくても始められるから」(41歳)
【3位 国内の債券】
「安定、安全だから」(41歳)
「比較的安全だと思う」(47歳)
「リスクが少なく安心感があるので」(35歳)
【4位 海外の個別株】
「利益が大きい」(40歳)
「収益が高い」(37歳)
【5位 国内のREIT】
「日銀がリートを買い支えしてくれるから」(35歳)
「まだまだ安いのと配当金も高いから」(35歳)
「今旬だから」(49歳)
当然ながら、投資方法にはそれぞれメリットもあればデメリットもあり、人によって向き不向きもある。多くの人がオススメする投資方法=優れている、というワケではない。とはいえ何から始めてよいかわからないなら、まずは経験者の声に耳を傾け、徐々に自分のスタイルを確立していくのが良いかもしれない。
(村部春奈/H14)
記事提供/『R25』