情報感度、取引先の見方…個人投資経験者100人に調査!

男性●割「投資するようになって仕事観や働き方が変化」

普段何気なく読んでいる新聞も、投資を始めると見方が変わるかも!? 写真:Fast&Slow/PIXTA(ピクスタ)
普段何気なく読んでいる新聞も、投資を始めると見方が変わるかも!?
写真:Fast&Slow/PIXTA(ピクスタ)

自らの資産を運用するために、様々な知識や的確な判断が求められそうな“投資”。知識や判断力はビジネス面でも役立ちそうだが、投資の経験が仕事に対する考え方や働き方に変化をもたらすことはあるのだろうか? 投資経験のある30~50代男性会社員100人に聞いた(協力:アイリサーチ)。

■投資によって、仕事に対する考えや働き方は変わった?
・はい 31.0%
・いいえ 69.0%

全体の7割が「変化はない」と答えた一方で、おおよそ3人に1人は投資によって仕事観や働き方に何らかの変化があった、と回答。どんな変化があったのか、気になるポイントについても詳しく教えてもらった。

【情報に敏感になった】
「ニュースや新聞のチェック」(35歳)
「世の中の動きに、敏感になるようになりました」(44歳)
「世の中の動きにより敏感になった」(50歳)
「経済の情報を集めるようになった」(51歳)

最も多かったのは、“情報に敏感になった”というコメント。経済ニュースはもちろんだが、株価に影響を与える世の中の動きに注目するようになった、という人が多いよう。“情報を制するものは世界を制す”というが、投資の経験から得た情報収集能力は、ビジネスの場面だけでなく、あらゆるシチュエーションで役立ちそうだ。

【取引先への関心が高まった】
「取引先が上場企業の場合、情報を調べ投資の対象にするようになった」(38歳)
「取引先や使用するもののことを細かく考えるようになった」(41歳)
「取り扱っている商品やメーカーを投資対象として検討するようになった」(46歳)

仕事の取引先の見方が、投資を始めて変わったという意見も多かった。プロの投資家たちは、店に入ると企業の利益率を計算してしまう…という“職業病”があるようだが、たとえプロでなくても、投資を始めるとビジネスパートナーの見方が変わってくるのかもしれない。

【その他、働き方の変化】
「企業のコスト管理に関してより意識するようになった」(32歳)
「短期で結果を出し、損切りも勢いよくできる様になった」(36歳)
「成果について考えるようになった」(38歳)
「将来の目標貯蓄額と働き方の切り替え時期を考えるようになった」(42歳)
「早め早めの判断力が向上した」(45歳)

投資の影響で、働き方が変わったとするコメントも少なくない。

個人投資の場合、自らが決定権を持ち、時に思い切った判断が必要になることもあるが、その影響か、ビジネスの場面でも「損切りができるようになった」「判断力が向上した」という意見が多い。また、投資を通じた資産運用を考えることが、これからの働き方やライフプランを考えるきっかけにもなりうるようだ。

日常のビジネスシーンでも、新たな発見をもたらしそうな“投資”。新年度を迎え“新しいチャレンジをしてみたい”と考える人は検討してみては?
(藤あまね)

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