「へそくり」は内緒だけど「投資」は…
【調査】「投資は夫にはヒミツ」な既婚女性は何割?
夫に内緒でこっそりと「へそくり」をしている、という既婚女性は多いだろう。しかし「投資」の場合、夫に内緒で運用している既婚女性はどのくらいいるのだろうか?投資をしている20~50代の既婚女性100人に調査した(協力:アイリサーチ)。
■あなたが投資をしていることを、夫に伝えていますか?
・伝えている 89.0%
・伝えていない 11.0%
投資をしている約9割の既婚女性は、夫に伝えているという結果になった。「へそくり」も「投資」もお金の管理に関わるという点では一緒だが、「投資」を秘密にしたがる女性は少ないようだ。それぞれ「夫に伝える派」と「内緒派」に、その理由も教えてもらった。
【夫に伝える派】
「夫婦共に金融機関に勤めているため、お互い勉強のために運用しており、内容も共有している」(30歳)
「自分一人で抱え込んでリスク管理ができなくなるといけないから客観的な判断ができる相談相手として」(40歳)
「投資のきっかけは生前贈与なので、夫も知ってる。ただし自分で売り買いしている分の損得については、叱られそうなので内緒にしている」(59歳)
「夫のほうがくわしいので夫に教えてもらいながら投資先を決めている」(34歳)
「自分の資金にて投資しているが、どんなものを購入して利益がどのくらい出ているかは話している。主人の自分の資金を投資しているので、どんなものを買ったかは話になる」(47歳)
「夫と相談しながら投資を進めているから」(59歳)
「自分に何かあった時に慌てないように」(45歳)
【夫に秘密派】
「自分のへそくりでしているため」(56歳)
「へそくりにしたいので」(35歳)
「まだ始めたばかりだし少額でしているので言うほどではないので」(38歳)
「反対されるので」(55歳)
投資の場合、元本割れなどのリスクも発生しうるからか、夫に伝える女性のなかには「リスク管理ができなくなるといけないから」「自分に何かあった時に慌てないように」という意見が目立つ。一方、元手となるお金が「へそくり」だから夫には言えない、というのが「秘密派」には多かった。
最近は、投資を始める理由として「老後資金」を挙げる人も多い。夫婦揃っての老後を考えるからこそ、夫に内緒にする女性は少ないのかもしれない。
(藤あまね)