派手男子は●割増し、質素男子は●割増し!?
【本音調査】消費が「派手男子vs.質素男子」結婚するならどっち
容姿や仕事、社会的地位など、男性が“ポイントアップ”して見える要素は数あれど、やっぱり、なかでもお金は重要な要素であることは間違いありません。
でも、長い平成不況を経て、浪費家と倹約家ではどちらを選ぶべき? 派手な浪費家は出費が多い反面、お金に余裕があるイメージが。質素な倹約家は堅実さを感じる反面、お金がないというイメージも…。
そこで、今回は「恋愛対象とするなら」「結婚対象とするなら」どちらが好印象か、みんなのホンネをアンケート調査で調べてみることに。(調査対象:全国の20~50代の男女200名 調査方法:6月24・25日 インターネット 調査協力:ネオ・マーケティング)。
Q1. 流行に敏感で買い物好きの浪費家と、貯金が好きでケチな倹約家。あなたにとって恋愛対象として魅力的な人物に映るのは?(単一回答・男女)
・浪費家 4.5%
・どちらかといえば浪費家 19.0%
・どちらかといえば倹約家 50.0%
・倹約家 26.5%
全体を見ると、「浪費家」「どちらかといえば浪費家」を選んだ人の合計である“浪費家が魅力的”派が23.5%、「倹約家」「どちらかといえば倹約家」を選んだ人の合計である“倹約家が魅力的”派が76.5%と、圧倒的に倹約家が恋愛対象としては人気みたい。
ただ、この傾向は男女や年齢によって多少ばらつきあり。
男女別に“浪費家が魅力的”派と“倹約家が魅力的”派の割合を調べてみると、男性がそれぞれ19.0%と81.0%という割合に対し、女性は28.0%と72.0%。どうやら、男性の方が堅実的な相手を好む傾向がより強いようです。
“浪費家が魅力的”派と“倹約家が魅力的”派の割合を女性の世代別に見ると、次の通り。数値は、左が“浪費家が魅力的”派で、右が“倹約家が魅力的”派。
・女性20代 44.0% 56.0%
・女性30代 24.0% 76.0%
・女性40代 24.0% 76.0%
・女性50代 20.0% 80.0%
浪費家を好む傾向は年齢が若いほど高く、30代からは極端に減少する傾向があります。結婚や出産などライフステージの変化を意識しやすい30代は、やっぱり恋愛の価値観にも変化が生まれているということなのかも。
では、結婚は…恋愛同様の傾向がみられるのか。今度は次のように質問すると、結果は以下の通り。
Q2. 流行に敏感で買い物好きの浪費家と、貯金が好きでケチな倹約家。あなたにとって結婚相手にふさわしいと思うのは?(単一回答・男女)
・浪費家 1.5%
・どちらかといえば浪費家 10.0%
・どちらかといえば倹約家 62.0%
・倹約家 26.5%
全体を見ると、“浪費家が魅力的”派は11.5%、“倹約家が魅力的”派は88.5%。先の質問「恋愛対象として」よりも、倹約家の方が魅力的と回答する人が多い結果に。
また、結婚相手の場合は、男女ともに倹約家がふさわしいと考える人の割合は多く、男性は91.0%が、女性は86.0%が“倹約家が魅力的”派と回答。やはり生活を共にする相手には、堅実な相手が望ましいと考える人は多いようです。
浪費男子と倹約男子は何割増しにポイントアップする?
では、もう少し突っ込んだ質問を。恋愛対象として魅力的に映るのが「浪費男子派」もしくは「倹約男子派」と回答した両派に、それぞれ何割増しに魅力的に見えるのかも聞いてみたところ、女の子の本音がチラリ。
Q3. 「浪費家」「どちらかといえば浪費家」とお答えいただいた方にお聞きします。自由なお金を持っている人は、そうでない人に比べて恋愛対象として魅力的に見えると思いますか?(単一回答・女性)
・8~9割増し魅力的に見える 21.4%
・6~7割増し魅力的に見える 50.0%
・4~5割増し魅力的に見える 14.3%
・2~3割増し魅力的に見える 14.3%
Q4. 「倹約家」「どちらかといえば倹約家」とお答えいただいた方にお聞きします。お金に倹約な人は、そうでない人に比べて恋愛対象として魅力的に見えると思いますか?(単一回答・女性)
・8~9割増し魅力的に見える 4.2%
・6~7割増し魅力的に見える 18.1%
・4~5割増し魅力的に見える 20.8%
・2~3割増し魅力的に見える 56.9%
ここまで全体的に倹約家の方が人気でしたが、Q3とQ4を見比べると、浪費家好きの方が「6割増し以上に相手が魅力的に見える」と答えた人の割合が高い傾向…。これは「浪費家の方が恋愛対象としては魅力的に見えちゃう」という女子のホンネ!?
しかし、男性の場合、この“増し”度は低い傾向。
浪費家が魅力的と回答した人のなかで「6割増し以上、相手が魅力的に見える」と答えた人の割合は、31.6%。倹約家が魅力的と回答した人のなかで「6割増し以上、魅力的に見える」と答えたの割合は、28.4%。浪費家の女性が好きな男性でも、魅力的に見える度合いは低めになっており、やはり、消費が派手な女性はあまり好まれず、倹約家の女性を魅力的に感じる男性が多い傾向が明らかに。
彼氏や気になる男性にかわいく見られたいからと、あれこれショッピングしてオシャレしたいものだけど、ひょっとしたらマイナスに映ってしまっていることもありそう…。貯金や投資をコツコツと。そうした堅実なイメージづくりも、男性のハートをつかむ鍵となりそうですよ。
(鈴木大介/考務店)