なかには100万円以上貯めている猛者も!?
主婦100人に聞いた!へそくりの額と使いみち事情
夫婦間で隠し事が何ひとつない、というのはたしかに理想的ですが、現実にはそんなにうまい具合にはいかないもの。なかには、浮気や離婚歴を隠している…なんて人もいるかもしれませんが、もっと身近な秘密の代表格といえば、“へそくり”です。
実際、へそくりをしているママはどれくらいいるのでしょう? そこでみなさんの「へそくり事情」に関するアンケート調査を実施しました(調査対象:全国の20~40代の既婚女性100名 調査方法:6月24・25日 インターネット調査 協力:ネオ・マーケティング)。
意外と少ない!? へそくり「している」派は4割以下
まず、どれほどのママたちがへそくりがあるのかを探るべく、「Q1. あなたはへそくり(銀行預金ではなく、いわゆるタンス預金)をしていますか?」と質問してみたところ、「している」派は35%で、「していない」派は65%という結果に。
6月27日に厚生労働省が発表した、「国民生活基礎調査の概況」(平成28年度版)によると、生活が「大変苦しい」と回答した人が23.4%、「やや苦しい」と回答した人は33.1%。そんな状況で、へそくりまでは手が回らないというのがホンネなのかもしれません。
5万円未満が優勢だがなかには500万円以上の人も!
とはいえ、35%のママたちは絶賛へそくり中。どの程度へそくりを貯め込んでいる?
Q. 現在のへそくり金額はいくらになりますか。以下の選択肢の中から近いものをお答えください
5万円未満…26.3%
5万~10万円…13.5%
11万~20万円…13.3%
21万~30万円…11.9%
31万~40万円…0%
41万~50万円…9.3%
51万~75万円…13.9%
76万~100万円…0%
101万~200万円…5.1%
201万~300万円…0%
301万~400万円…0%
401万~500万円…0%
500万円以上…6.7%
もっとも多いのは、「5万円未満」。また、今回「31万~40万円」と答えた人はいませんでしたが、「5万~10万円」「11万~20万円」「21万~30万円」「41万~50万円」「51万~75万円」という回答も散見され、それ以降はほんのわずか。やはり、桁がひとつ変わる100万円がへそくりの大きな壁?
一方で、500万円以上のへそくりを隠し持つ強者ママも…。そもそも所得が多いのか、長年コツコツと積み上げてきた成果なのかは定かではありませんが、20歳からへそくりを始めたとして、49歳までの29年間(今回の調査対象が20~40代のため)で500万円貯めるには年間およそ17万円のへそくりが必要。それをさらに分割すると、月額およそ1万4000円。そう考えるとできそうな気もするけど、実際にはなかなかハードルが高そうです…。
へそくりの使い途は「生活費」や「子どもの教育資金」
ママたちのへそくり金額が判明しましたが、そのへそくりの使い途も気になるところ。そこで、こんな質問をしてみました。
Q. あなたのへそくりの主な使い途について、あてはまるものをすべてお選びください(複数回答)
1位:生活費の補てん 36.9%
2位:教育や進学など子どものための貯金 34.9%
3位:家族での旅行代 29.1%
4位:(洋服や化粧品、エステなど)自分へのプチご褒美 23.6%
5位:使い途は決まっておらず未定 21.6%
6位:友人・知人との交際費 19.6%
7位:夫や妻、もしくは自分の収入減少時のための蓄え 17.0%
8位:親への仕送り 2.4%
4位に「自分へのプチご褒美」、6位に「交際費」がランクインしていますが、上位にあるのは「生活費」「子どもの教育資金」「家族での旅行代」の項目。
へそくりってなんだかネガティブな意味でとらえられがちですが、多くのママたちは自分だけのためではなく、“家族のために”へそくりをしているんですね。パートナーに秘密がないことが夫婦円満の秘けつですが、へそくり=愛ゆえの秘密!?
(明日陽樹/考務店)