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MAB投信だより

ETF・ETNとインデックス型投資信託、どのように活用する?

提供元:三菱アセット・ブレインズ

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Business Finance Marketing Recession Concept

サマリー

● ETF・ETNとインデックス型投資信託の信託報酬を比較すると、全体的にはETF・ETNにコスト優位性がある。

● ただ、近年では運用会社が相次いで低コストの投資信託を投入しているため、その差は小さくなってきた。

● インデックス型の投資信託とETF・ETNではラインナップに違いがあり、双方を上手に使い分けることが望まれる。

1. コストの比較

近年ではアクティブ型の投資信託よりもインデックス型の投資信託を選ぶ投資家が増えている。これは、インデックス型はコストが低いこと、インデックス型を上回るリターンを示すアクティブ型の投資信託は一定割合に限られるためと考えられる。

投資家が資産の動きに連動する投資を考える際には、ETF・ETN(注1)もしくはインデックス型の投資信託を用いることになる。この両者の間には、ETF・ETNが取引時間中にリアルタイムで価格が変動する一方で、投資信託では1日1回しか基準価格が算出されないなどいくつか違いがある。その中で投資家が最も気に掛けるのはコストだろう。

コストは確実にリターンにマイナスの影響を与え、長期の運用になるほどその影響は大きくなる。コストは販売手数料と信託報酬に大別されるが、販売手数料は同一の投資信託であっても販売会社によって異なることや最近は販売手数料の掛からないノーロードの投資信託が増えているため、ここでは信託報酬の比較をしてみたい。

図表1は、資産別にETF・ETNとインデックス型投資信託(注2)の信託報酬の平均値を示したもの。全ての資産でETF・ETNが投資信託の信託報酬を下回っている。国内株式や先進国株式では2倍近くの差が生じるなどETF・ETNが投資信託に比べ低コストであることが見て取れる。

図表1 ETF・ETNとパッシブ型投資信託の信託報酬(税込)比較

図表1からETF・ETNが投資信託に比べ低コストであることを確認したが、近年では運用会社はコストの低いインデックス型のファンド・シリーズに力を入れている。

図表2は、日経平均株価に連動するインデックス型の投資信託とETF・ETNの信託報酬を比べたもの。両社の信託報酬の差は小さくなり、インデックス型投資信託のなかにはETF・ETNを信託報酬で下回るものも出てきている。このように、最近では一概にETF・ETNがコスト面で優位にあるとは言えなくなってきた。

図表2 日経平均株価との連動を目指すインデックス型投資信託とETF・ETNの比較

2. インデックス型投資信託はコスト低下の動き

コスト面の差が縮小傾向にある中で、投資家は投資信託とETF・ETNをどのように活用すれば良いのだろう?

ETF・ETNは指値で買えるメリットがある半面、終値と乖離するデメリットもある。投資信託では、自動的に分配金を再投資することが出来る一方で、購入価格を指定することが出来ない。様々なメリット・デメリットがあるものの、ここではラインナップの観点から見てみたい。

図表3は、投資信託とETF・ETNで投資できる地域や国の一部を例示したもの。どちらか一方の利用に限定すると、ポートフォリオに組入れられない国や地域が出てくる。投資信託とETF・ETNを使い分け、低コストで希望するポートフォリオを自由に作ることが出来る環境を上手に活かすことが望まれる。

図表3 パッシブ型投資信託とETF・ETNで投資可能な外国株式

(注1)ETFもETNも指数に連動して価格が変動する一方で、ETNは裏付ける資産がなく、償還期間が設定されるなど仕組みに違いがある。
(注2)ETF、DC専用、ラップ専用、ブルベア型除く。

(MABファンドアナリスト 迫田)

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