やってみたらこんなにおトク!

三大優遇税制のおいしいいただき方

提供元:Mocha(モカ)

TAGS.

pixta_29048799_m

人口減少、少子高齢化、マイナス金利時代の突入など、挙げたらキリがないほど、先行き不透明な時代になっています。

自分らしく生きるためには、お金とは切っても切れません。お金を確実に増やして将来に備えたい!という人は少なくないことでしょう。

とはいえ、いきなり「投資」となると、ハードルが高いという人は多いはず。そこで、注目したいのが、税制優遇を賢く活用しながらおトクにお金を増やす方法。

今回は、「ふるさと納税」「個人型確定拠出年金(iDeCo)」「NISA」の3大税制優遇をご紹介します。

ふるさと納税のいただき方

最初に、ここ数年人気絶頂の「ふるさと納税」から見ていきましょう。
納税というと、税金を納めるイメージがありますが、ふるさと納税では、選んだ自治体に寄附をすると、感謝の気持ちとして、寄附した額に応じたお礼の品を用意しています。

また、お礼の品をもらえるだけでなく、寄附した金額のうち2000円を超える金額については、その人の上限額まで、住民税などから控除して(差し引いて)もらえるのもふるさと納税の魅力です。つまり、実質2000円の自己負担で、お礼の品がもらえるというわけです。

「だったら、たくさん寄付したほうがよいのでは?」と思う人も多いかもしれませんが、実は、賢く使わないと自己負担が増えてしまいます。

「年収」や「家族構成」などによって、自己負担が2000円で済むかどうかの上限額は決まってきます。つまり、上限額を超えて寄附をしてしまうと、その超えた金額は全額自己負担になってしまうのです。

詳しくは、総務省の「ふるさと納税ポータルサイト」にアクセスし、そのなかの「寄付金控除額の計算シミュレーション」を利用して、自分の上限額の目安を算出してみましょう。

また、「ふるさとチョイス」や「さとふる」などのポータルサイト上の控除額シミュレーターでも同様に計算することができます。

iDeCo(個人型確定拠出年金)のいただき方

2つの税制優遇は、今話題の「iDeCo(個人型確定拠出年金)」です。

今みなさんが預けている銀行の定期預金の金利は、0.01%程度ですよね。
ところが、この超低金利の定期預金が、iDeCoを使うだけで、0.01%の2000倍、20%にすることができます。

しかも、この制度を賢く使えば、「安全」「確実」「高利回り」で資産運用ができます。「お金は増やしたい、でも損もしたくない」という人にはぴったりの制度といえますね。

iDeCoの活用は、たとえて言うなら「石橋を叩いて堂々と真ん中を渡る」方法です。違法でもなんでもなく、合法の、お金を増やす方法で、利用しないことこそが損なのです。

このiDeCoですが、これまでは限られた人しか使えない制度でした。それが2017年からは、法改正により原則として誰でもこのおトクな制度を利用できるようになったのです。会社員、専業主婦(夫)、公務員、自営業、フリーターなど、みんな加入できます。

それでは、どうして金利0.01%の定期預金をiDeCoにすると20%になるのか、からくりをご説明します。

ズバリ、「所得控除」を活用できるからです。iDeCoの拠出金は、すべて所得控除になります。

例えば、毎月、iDeCoに加入し、定期預金に毎月2万円拠出したとします。年間24万円です。所得税率が10%だとすると、所得税2万4000円(24万円×10%)が年末調整または確定申告後に還付されます。

さらに、翌年度の住民税が2万4000円(24万円×10%[住民税は一律10%])減額されます。所得税と住民税を合わせると、4万8000円。年間24万円は確実に老後資産として貯めることができ、確実に4万8000円の税金を取り戻すことができるのです。利回りで考えると、20%となります。

しかも、これが毎年続きます。20年間続けると、480万円の資産を積み立てることができ、確実に96万円の税金を取り戻すことができるのです。

NISAのいただき方

先ほど、銀行の定期預金金利は、0.01%程度とお話ししましたが、これでは100万円を1年間預けても、100円しか利子がつかないですよね。でも、現実はさらに厳しいのです。

預金の利子に対しても、所得税(復興特別所得税含む)と住民税が源泉徴収されるからです。この税率は、なんと20.315%。残念ながら、マイナス金利でも、税金は安くならないのです。せっかくの100万円を預けても、利息は約80円。ミネラルウォーターすら買うことができません。

でもご安心ください。ここにも税制優遇があり、それが「NISA(ニーサ)」です。うまく制度を使えば、運用して得られた利益がまるまる非課税になるのですが、どれくらいおトクなのか、一緒にイメージしてみましょう。

今、投資の利益で10万円を手にしました。

もしNISAを利用していたら、10万円は丸々もらえます。でも、利用していなかったら一瞬のうちに7万9685円に減ってしまいます。

この差額の2万315円あれば、何ができるでしょうか?
高級フレンチのディナーに行けたり、エステに通って綺麗になったり、温泉で身体をリフレッシュだったりできちゃうわけです。

NISAを使うといくらまで非課税にできるのでしょうか。

まず、投資できる上限額は、年間120万円まで。非課税適用期間は、最長5年なので、毎年120万円を投資して、それぞれ5年間保有していくと、5年目の投資総額は、1年目、2年目、3年目、4年目、そして5年目の120万円を合計した600万円になります。

このように「ふるさと納税」「iDeCo」「NISA」と、三大税制優遇を賢く活用することでおトクにお金を増やすことができるのです。

(著者:(株)Money&You取締役/ファイナンシャルプランナー高山 一恵)