女性といるときの見栄? それともストレスの反動?
オトコの“サイフのひもがゆるむとき”TOP10
晩酌は発泡酒だったり、職場でもペットボトルは買わずにタンブラーを持っていったり…大っぴらには言えないけど、けっこう涙ぐましい節約をしている若手・中堅会社員は多いはず。そんな毎日のなかでも、「今日は使っちゃうか!」「パーッとやるか!」と気が大きくなってしまう瞬間がある。そんな、みんなが“サイフのひもがゆるんで出費がかさむ”のはどんなときか? 20~30代男性会社員に聞いてみた(全国の20代男性会社員221人、30代男性会社員221人に2017年10月インターネット調査 協力:ファストアスク)。
■20~30代男性会社員“サイフのひもがゆるむとき”TOP10
(全14目から上位2つを選択。1位=2pt.、2位=1pt.で集計)
1位 レジャーに出かけたとき 239pt.
2位 女性といるとき 216pt.
3位 お酒を飲んでいるとき 193pt.
4位 仕事などでストレスがたまっているとき 145pt.
5位 大きな仕事がいち段落したとき 62pt.
6位 久々の友人と会ったとき 58pt.
7位 家族といるとき 55pt.
8位 夏休み年末年始など、休暇を目前に控えているとき 54pt.
8位 後輩といるとき 54pt.
10位 地元に帰ったとき 16pt.
参考
晴れているなど気候がよいとき 16pt.
SNSなどで友人の景気のいい話を見たとき 12pt.
その他 11pt.
特になし 55人
1位は、「レジャーに出かけたとき」。4位の「仕事などでストレスがたまっているとき」や5位の「大きな仕事がいち段落したとき」など、“開放感”から、ついついサイフのひももゆるんでしまうのだろう。そして僅差の2位には「女性といるとき」、3位には「お酒を飲んでいるとき」など納得のラインナップ。それではTOP5それぞれの選んだ理由やエピソードも見てみよう。
【1位 レジャーに出かけたとき 239pt.】
「旅行中くらいはけちらない」(38歳・男性)
「普段買わないようなものでも、出先だとついつい買ってしまうことが多い」(37歳・男性)
「旅マジックで、普通だと購入しない物を購入してしまう」(36歳・男性)
「ただでさえ通常より出費があるので、さらに気にせず使ってしまう。BBQや野外フェスなどで無駄に食費にお金をかけてしまった」(31歳・男性)
「滅多にない旅行で気が大きくなっていらないお土産を買ってしまった」(27歳・男性)
「いつも節約してるからレジャーに行った時くらいはお金をいっぱい使いたい」(25歳・男性)
【2位 女性といるとき 216pt.】
「お金をもっていることをアピールしたいから」(34歳・男性)
「好きな女性と食事に行くときは見栄を張ってしまう」(30歳・男性)
「女性と仲良くなるために、けちらない姿を出す」(29歳・男性)
「女性に払ってもらうのに抵抗があるのでご飯やその後のバーなども全て払ってしまう」(29歳・男性)
「いい所を見せようとしようとしたため。多少無理しても張り切ってしまう」(28歳・男性)
【3位 お酒を飲んでいるとき 193pt.】
「友達と飲んでいて、気が大きくなってしまって、予算より多く飲み代に使ってしまう」(37歳男性)
「酔った勢いで食べもしないのにいろいろたのんでしまう」(35歳・男性)
「ノリがいい人たちに乗せられて、全員の飲み代を奢ってしまい、10万円かかってしまった」(29歳男性)
「飲んでいると思考回路にブレーキが利かなくなるかも」(27歳・男性)
「酔っていて感覚が狂うから」(28歳・男性)
【4位 仕事などでストレスがたまっているとき 145pt.】
「普段はお店や価格を選んで購入するが、気分が悪いと面倒なので、高くても早く済ませたい上に、いい物を食べて忘れたい」(39歳・男性)
「仕事で無理な要件が発生して、怒りにまかせて欲しい物を買ってしまう」(39歳・男性)
「仕事が忙しくてストレスも溜まって、疲れたから何か買って、ストレス発散」(29歳・男性)
「ご褒美でという思いになってしまうから」(26歳・男性)
「仕事のしすぎで自分の楽しみが少ないことに気づいたから」(26歳・男性)
【5位 大きな仕事がいち段落したとき 62pt.】
「仕事を頑張った自分へのご褒美として、腕時計を買った」(39歳・男性)
「気の緩みが出てしまう」(39歳・男性)
「自分へのご褒美として、普段行かないお店でおいしいものを食べた」(28歳・男性)
「仕事が一段落ついてリフレッシュするために外食をした」(28歳・男性)
これらのコメントを見ても「普段は頑張って節約している分…」という反動が見て取れる。たしかに仕事のストレスや、ついつい見栄を張りたくなる場面では「パーッとやるか!」と気が大きくなってしまう。しかし、その後の“後悔”もその分大きくなる。サイフのひもはゆるませても「後悔するムダ遣い」だけはしないようにしたい。
(志万俵)