相場格言シリーズ
最良の預言者は過去なり
提供元:トウシル
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どんな格言?
相場を読むには歴史から
「過去は最良の預言者なり」と言い換えることもできます。相場の先行きや未来を予測する方法として、過去の出来事や経験から学ぶことの意義を説いたものです。
過去の事象と相場の動きを見ることで、ある程度の教訓として相場の先読みに活用できます。
例えば、世界経済が成長する環境下では、企業収益改善の期待が強くなる傾向があります。2017年後半にみられた世界同時株高は、過去幾度もみられた「業績(期待)相場」の繰り返しと言えるでしょう。
格言の由来は?
もともとは、18世紀の英国の詩人ジョージ・ゴードン・バイロン氏(1788~1824年)が残した格言に由来している相場格言と言われています。
「過去から学ぶ」ことは、投資の世界にも当てはまりますが、知っていながら実践するのはなかなか難しいことです。
著名な米投資家ウォーレン・バフェット氏は、「我々が歴史から学ぶべきなのは、人々が歴史から学ばないという事実だ」と指摘したことがあります。
今一度この言葉を見つめなおし、同様の場面で相場がどのように動いたかを参考にしてはいかがでしょうか。
(楽天証券経済研究所 チーフグローバルストラテジスト 香川 睦)
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