預金だけで本当に大丈夫?「投資しないリスク」を意識しよう、「負けない」投資のススメ
提供元:たあんと
基本を学べば誰でもできる
「資産運用」を真剣に考える方が増えているようですね。とはいえ、依然として資産運用 には、「難しい」「怖い」といったイメージがつきまといがちで、なかなか最初の一歩を踏み出せない方も多いようです。でもそれは、「資産運用=株取引」 「投資は勝たなければいけない」といった側面ばかりが誇張されてきたからではないでしょうか。
個人の方が資産運用に取り組むうえで大切なのは、「負けない戦い方」を心がけること。
テニスの試合を思い浮かべると分かりやすいでしょう。プロの試合はサービスエースやスマッシュなど高度な技術でポイントが決まりますが、私たちのゲームは、自分や相手のミス、つまり敗者にならないことが大切。このような投資なら、高度な技術が必要なものではなく、基本を学べば誰でもできることなのです。
では、資産運用で「負けない戦い方」とは、どういうことでしょうか。
自分自身を「社長」と認識する
まず、「お金に働いてもらう」 という視点を持つことです。そのためにも自分自身を、お金という「社員」をもった「社長」と認識するところから、始めてみてください。仮にすべての 資産を「預金」に預けていた場合、これを「企業」に例えてみると、金利が低く成長性のない分野にも関わらず、全社員をそこに投入し続けていることと同じでしょう。大切なのは、「有望な新規事業」や「安定的な既存事業」というように複数のプロジェクトに分散させることです。
これを資産運用に置き換えてみれば、「預金」だけでなく、「日本株」、「外国債券」といった「プロジェクト」ごとに適切に分散投資していく。1つのプロジェクトの収益が上がらなくても他のプロジェクトでそれをカバーできるのです。
でもいざとなると、「資産運用はやっぱりハードルが高そう」と感じる方は、車の運転になぞらえて考えてみるといいでしょう。
私たちは、まずは「教習所」で基本の運転技術や交通規則を学び、最低限の実践を積んでから公道を走ることができますよね。その上で、車庫入れで車体を削ったりドアミラーをぶつけたり……そうした小さな「失敗」を積み重ねていくうちに、安全な走行ができるようになります。それと同様に資産運用も、小さな金額で基本を学びながら経験を積んでいくのが理想的でしょう。
やはり何事も、気持ちの高まったときが最も行動を起こしやすい瞬間です。この記事を読み終えたら今が始め時。自動車教習所のように、「考えながら走って体得する」ということが重要なのです。
(たあんと編集部)