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ファンドの基準価額が0円になってしまうことはあるの?

提供元:日興アセットマネジメント

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基準価額の下落傾向が続くと、「このまま基準価額は0円になってしまうことはないの?」と心配の声が届きます。

そこで今回は、基準価額が下落する原因をあらためて押さえていただきたいと思います。


ファンドの基準価額は、「純資産総額」を「受益権総口数」で割り、算出します。

純資産総額は、ファンドが保有する株式や債券などの運用資産を時価評価(外貨資産は円換算)し、そこから信託報酬などの費用を差し引いて算出します。受益権総口数は、お客様(ファンドの受益者)が保有する口数の合計です。

理論上、ファンドが保有しているすべての株式や債券などが倒産や債務不履行などで価格が0円になると純資産総額が0円になり、そうなった場合、基準価額も0円になります。しかし、ほとんどのファンドが通常複数の銘柄に分散投資をしているので、純資産総額が0円になる可能性は非常に低いと考えられます。


また、基準価額は、分配金の支払いでも下落します。

たとえば、ファンドの基準価額が3,000円で毎月50円の分配を行なった場合、基準価額は毎月50円分ずつ下がります。仮にこれが1年間続くと分配金は合計600円となり、保有資産の価値に変化がなければ、基準価額は2,400円に下がるという計算になります。

ファンドが分配金として払い出せる範囲は決まっているため、際限なく分配金を出し続けられるわけではありませんが、このまま50円の分配を続けていくと、基準価額は60ヵ月(5年)で0円になってしまう計算になります。

そのため、運用会社は基準価額の水準や投資環境に合わせて分配金額を変更します。

基準価額が下がると不安になりますが、今回押さえていただいた基準価額下落の原因や市場の動き、経済情勢などに目を配りながら、適切な投資判断に努めることが重要です。

(日興アセットマネジメント)