男性会社員221人の成功・失敗に学ぶ
新入社員に贈る失敗しない「ボーナスの使い方」アドバイス【男性編】
新社会人にとっては初めての支給となる夏のボーナス。せっかくの初体験だからこそ、失敗しないように使いたいところ…。そこで、先輩の男性会社員221人にアンケート調査。前回は初任給の使い道を聞いたところ、他と大きく差をつけて「預貯金」が1位。以下、エンタメ・娯楽グッズ購入や国内旅行費用、交際費などが続いたが、実際使ってみて、先輩たちはその使い道に満足していたのだろうか?
■ボーナスの使い道に満足しましたか?
満足 68.4%
不満 21.9%
覚えていない 9.7%
7割近くの人が満足しているという結果だった。皆さん有意義にボーナスを使えたのだろう。でも、不満な人も少なからずいる様子。そこで次に、満足と不満のそれぞれの理由、そして最も満足した、または不満だった出費の内容と金額について答えてもらった。
■(満足と答えた方に)満足と思えた理由はなんですか?(複数回答)
1位 心身のリフレッシュにつながったから 53.8%
2位 ずっと欲しかったものが買えたから 38.7%
3位 普段買えないものや体験を得たから 31.1%
4位 仕事の効率ややる気が上がったから 17.0%
5位 自宅の居心地がよくなったから 11.3%
5位 新しい趣味や習慣が身についたから 11.3%
7位 一生モノの思い出になったから 8.5%
7位 特になし 8.5%
9位 その他 0.9%
■(満足と答えた方に)最も満足と思えた使い道とその金額を教えてください。
旅行(22万円)
恋人との国内旅行(15万円)
預貯金(10万円)
投資(10万円)
親へのプレゼント(5万円)
車購入のローン(15万円)
時計(4万5000円)
交際費(5万円)
高級ヘッドフォン(10万円)
欲しかった家電製品(5万円)
■(不満と答えた方に)不満と思った理由はなんですか?(複数回答)
1位 なんとなく日々の散財で使ったから 47.1%
2位 生活必需品の補充でなくなったから 38.2%
3位 特別な使い方をしなかったから 32.3%
4位 本当に欲しいものより安さを優先したから 29.4%
4位 身の丈以上の贅沢をしてしまったから 29.4%
6位 生活を向上させる使い方をしなかったから 26.5%
7位 買った商品に満足できなかったから 8.9%
8位 特になし 5.8%
■(不満と答えた方に)最も不満、後悔している使い道とその金額を教えてください。
「飲み会」(1万円)
「娯楽」(1万5000円)
「女性に貢いだ」(3万円)
「ゲーム」(8000円)
「罰金」(1万8000円)
「車」(100万円)
満足した理由で最も多かったのは「心身のリフレッシュにつながったから」。それを反映するように、最も満足した出費に「旅行」と回答する人が多数。それぞれボーナスならではの高い出費だったのも特徴的だ。一方で、不満の理由では「なんとなく日々の散財で使ったから」が1位に。また、2位の「生活必需品の補充」、3位の「特別な使い方をしなかった」など、目的意識のない出費に後悔している様子。最も後悔している出費も、車を例外とすると、日常の延長のような内容と金額を答える人が多かった。
最後に、後輩や過去の自分へ、ボーナスの使い道についてアドバイスするとしたら、どんな言葉を送るか聞いてみた。
■新社会人へのボーナスの使い方に関するアドバイス、または、過去の自分に言いたいことはなんですか?
「お世話になった人への恩返しをしてあげて欲しい」(22歳)
「使いすぎないようにして一番は親にプレゼントすること」(22歳)
「ギャンブルはだめ」(24歳)
「意味のあるものへ使うべし」(25歳)
「将来のために少しでもいいから貯金しよう」(24歳)
「8割貯金、2割遊び」(26歳)
「思い切って新しいことをはじめると仕事のモチベーションが高まる」(25歳)
「自分へのご褒美でモチベーションアップ」(21歳)
「独身なら使えるだけ使って遊んで下さい。既婚なら貯めるべし」(28歳)
「ボーナスがあると期待してはいけない」というなんとも悲しい言葉もあったが、ボーナスをもらった人のなかでは「預貯金をするべし」という声が多く寄せられた。初任給の使い道と異なる傾向が出たのは、「仕事のモチベーションをあげる」ためにも、自己投資したほうがいいという意見。自由になる金額が多い分、新しいことも始めやすいのかもしれない。どう使うにせよ、後悔しないようにしたいものです。
(嶋野清明)