「新人のうちは使いたいときに使ったほうがいい」!?
【女性会社員先輩が語る】ボーナスの使い道で後悔しない方法は?
住民税がかからないこともあって、1年目のボーナス時期が一番リッチだった…なんて答える人もいる「初ボーナス」。先輩の女性社員221人にアンケート調査したところ、ボーナスの使い道では、半分近くの人が「預貯金」と答えたが、「ファッション・美容への出費」や「旅行費用」、「ローンの返済」と答えた人も2割程度の結果となった。では、こうしてまとまったお金を使ったことに満足しているのだろうか?
■ボーナスの使い道に満足しましたか?
満足 49.2%
不満 26.9%
覚えていない 23.9%
男性編と違い「満足」が過半数に達しなかった。また特徴的だったのは、「覚えていない」割合。5人に1人がボーナスの使い道を覚えていなかった。気にせずボーナスを使ってしまう人が多いのだろうか…。とは言ったものの、結果的には、不満な人を大きく引き離して満足した人が多かった。では、満足と不満、それぞれの理由はなんだろうか? 最も満足した出費の内容と金額、一方で最も不満だった出費の内容と金額をあわせて聞いてみた。
■(満足と答えた方に)満足と思えた理由はなんですか?(複数回答)
1位 心身のリフレッシュにつながったから 53.1%
2位 ずっと欲しかったものが買えたから 25.0%
3位 特になし 20.3%
4位 普段買えないものや体験を得たから 17.2%
5位 一生モノの思い出になったから 10.9%
6位 仕事の効率ややる気が上がったから 9.4%
7位 自宅の居心地がよくなったから 7.8%
8位 その他 3.1%
■(満足と答えた方に)最も満足と思えた使い道とその金額を教えてください。
「旅行」(16万円)
「海外旅行」(50万円)
「預貯金」(16万円)
「親に海外旅行をプレゼント」(80万円)
「脱毛の費用」(60万円)
「カメラのレンズ」(3万円)
「ヘアアイロン」(2万円)
「靴」(2万円)
「財布」(3万円)
■(不満と答えた方に)不満と思った理由はなんですか?(複数回答)
1位 なんとなく日々の散財で使ったから 40.0%
2位 特別な使い方をしなかったから 37.1%
3位 生活必需品の補充でなくなったから 28.6%
4位 本当に欲しいものより安さを優先したから 20.0%
4位 身の丈以上の贅沢をしてしまったから 20.0%
6位 生活を向上させる使い方をしなかったから 17.1%
7位 その他 11.4%
8位 買った商品に満足できなかったから 5.7%
■(不満と答えた方に)最も不満、後悔している使い道とその金額を教えてください。
「スマホゲームへの課金」(3万円)
「交際費」(4万円)
「似合わないのに勧められるまま買った高いファッション」(5万円)
「友達との飲食代」(30万円)
「形に残らなかった」(5万円)
「国内旅行。貯金しておけばよかったと今更後悔」(5万円)
「生活費」(10万円)
満足した理由としては、「心身のリフレッシュにつながったから」が1位に。また「旅行」と回答した人の多さやその金額が大きさも男性編と同様だが、「脱毛の費用」という答えがあったのが女性ならではと言えるかもしれない。一方で、不満に思った人の理由としては「なんとなく日々の散財で使ったから」が最も多かった。以下、「特別な使い方をしなかったから」「生活必需品の補充でなくなったから」が続いた。内容も「スマホゲームへの課金」や「飲食代」など特別感のない使い方をして後悔する人が多いようだ。
最後に、ボーナスの使い道のアドバイスや、過去の自分への後悔の念も聞いてみた。
■新社会人へのボーナスの使い方に関するアドバイス、または、過去の自分に言いたいことはなんですか?
「新人のうちは使いたいときに使ったほうがいい」(26歳)
「欲しいものを買って気分をリフレッシュ」(26歳)
「欲しいものは買って、働いてお金を稼ぐモチベーションをあげる」(25歳)
「半分貯金、半分遊ぶ」(25歳)
「貯金は大事」(26歳)
「貯金や投資、自己啓発に使用した方が良いかも」(26歳)
「初めての記念のボーナスなので、何か残るものを買いたかった」(25歳)
「初めてのボーナスは両親にあげたかった。親の喜ぶ顔が今でも宝物です」(26歳)
大きく分けて、将来のために「預貯金や投資」を勧める人と、「欲しいものを買ったほうがいい」という人の2つに分かれた。いずれにせよ、後悔しないためには、目的意識を持って使った方がよさそうです。
(嶋野清明)