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名優・渡辺哲「興味があるということは、株の才能があるということ」

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ドラマ『インベスターZ』で描かれる北海道の名門進学校・道塾学園。その経営を支える秘密の学内組織・投資部には、戦前から続く活動の“生き字引”のような存在がいる。学校の用務員として働きながら、彼らのサポートをするゼンさんだ。演じるのは、迫力ある風貌と柔和な人柄で知られる俳優・渡辺 哲さん。

エネルギーが溢れていて、勉強になる。
テレビ東京の「面白い」現場

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「なるべく包み込める存在になれたらなぁと。ほかは高校生役ですから、人間的にはやっぱりある程度成熟しているわけだから、なるべく彼らを包んであげられたらという感じで演じました」

財前孝史役で主演の清水尋也さんは19歳。若手に囲まれた現場は「エネルギーあるし、面白かった」と振り返る。ただ、“優しいおじさん”という役柄に徹しているわけではない。財前の血筋を見抜き、学園に災いをもたらす可能性を理事長に報告するなど、影で暗躍するスパイのような一面も! もちろん当のご本人はいたって朗らかなのだけれど。

「(投資部メンバー役の)彼らが羨ましかったですね。ドラマの中で、日本のなかでも面白い経営者さんたちとお話しする経験なんて、ものすごい財産じゃないですか。経済のことをあんまりわかっていないので、僕もお話ししたかったですね。この前田中角栄の役でひとり芝居をしたけど、調べていくととにかくめちゃくちゃ面白いわけ。世の中の裏がどうなっているのかを知るのは楽しいよね」

どうやら随分と知的好奇心をくすぐる撮影現場だったようだ。それはもちろん、作品からもにじみ出ている。

「勉強になるよー、あれは! 商売やっている方にしろ何にしろ、お金のことを知ってるのはいいことだし、それをきれいに説明してくれているわけだから。1時間仕立てにして、もうちょい、30話とか1年くらいにしてゆっくりやってほしいねぇ。それにしてもテレビ東京のドラマは面白い! 型にとらわれてない。斬新だし」

信用取引で失敗した苦い経験。
今は「汗水流して働きたい」

渡辺さんが本格的に有名になったのは40歳を過ぎてから。それまでは俳優の傍らアルバイトで食いつないできただけに、お金については確固たる考え方があるようだ。

「才能も必要だけど、基本を知らないとだめだよね、それに、日経新聞を毎日読まなきゃいけないとか、株式チャートを見なきゃいけない。それができる人が株をやるべきだと思うし、知識のない奴は失敗する。僕は向かないことを知っているので、やめているんですけど」

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というのも渡辺さん、過去に投資で一度失敗している。苦虫をかみつぶしたような表情をして、「ちょっと額は言えませんけど、まぁこの表情で察してください。ははは! 信用取引でやってしまいましたからね」

だから今は現場主義。もともとそこまで大きく儲けようという気はなく、家族にお金を残すため、といった動機が大きいという。

「せっかく汗水流して働いてね、あんなことでポン…そりゃないですよねぇ。だからもう地道に現金を持った方がいいなと。ただ持っていてもしょうがないので、僕は奥さんとか子供のために使うというのが大きいですね。次の世代までは苦労させないように。だからまぁ、仲買人みたいなものですよ。中間業者(笑)」

学びたいのは才能があるということ。
そういう人こそ、投資に挑戦すべき

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俳優という仕事柄、引退は体が動かなくなったら。現在68歳。周りを見渡せば、隠居している人もいる。個人事業主で年金が期待できないとはいえ、そんななか働くことに充足感を見いだしているそう。「(自分に)たまたまスポットが当たってラッキーだった」というが、現場第一で仕事をし続けるにせよ、お金の知識は大事だという。

「日経新聞だって読んでいない、うちのおやじはずっと取っていたんです。いつも夕方になるとラジオで株を聞いていたんですよ。商売もやっていたのですが、株をずーっとやっていた。だから子供のころから株は身近だった。勉強できる人、いろいろなことを知っている人は羨ましいです。僕には無理です!」

投資なんてするもんじゃない、ということではなく。

「いや僕、お金のこと好きですよ。株とか知っていたらやりたいです。でもそれを勉強する時間もないし面倒くさい。それが、才能がないということ。だから興味があって勉強したいという人は、才能があるということじゃないですかね。そういう人は、『インベスターZ』を見るべきだと思います!」

【プロフィール】
渡辺 哲

1950年愛知県生まれ。75年に劇団シェイクスピア・シアターを旗揚げ。85年、黒澤明監督の『乱』で映画デビュー。ドラマや映画、舞台などで幅広く活動。そこで見せる演技はコミカルからシリアスまで実に多彩だ。

『インベスターZ』
株式やFX、不動産投資といった資産運用をコミカルに学べるドラマ作品。主人公の財前孝史を清水尋也が熱演。ヒロインの藤田美雪に早見あかり、不敵な投資部部長・神代圭介に柾木玲弥など、フレッシュな顔ぶれが揃った。そして作中には、今をときめく実在企業の社長たちもキャスティング。お金の見方が変わること間違いなしの、この夏の注目ドラマだ! テレビ東京ほか「ドラマ25」で7月13日からスタート。毎週金曜深夜0時52分~1時23分放送。初回は深夜0時57分から放送

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