一番多かった回答は「○○円」まで!
友人のお金の立て替え、許容範囲はいくら?
なにかとトラブルになりやすいお金の貸し借り。とはいえ、友だちの飲み代などを立て替えるのはよくあることだろう。ただし、いくら仲のいい友人でも、金額によっては返ってくるか心配になる場合も? そこで、25~34歳の独身男性会社員200人に、「友だちの分の立て替えをいくらまでなら許容できるか」、アンケート調査した。
友だちの分の立て替え、いくらまでなら許容できる?
(協力:アイリサーチ)
1000円まで 4.0%
3000円まで 14.5%
5000円まで 25.5%
1万円まで 27.0%
2万円まで 5.0%
3万円まで 5.0%
5万円まで 1.5%
10万円まで 1.0%
30万円以上でもOK 0%
※金額に関係なく立て替えたくない 16.5%
「1万円まで」という答えが最も多かった。また、次に回答数が多かったのは「5000円まで」だ。お札一枚までが立て替えの妥当な額ということだろう。それぞれの項目に寄せられたコメントも見てみよう。
【「1000円まで」〜「5000円まで」と回答した人の意見】
「一応出したという言い訳にはなるかなと」(29歳/回答:「1000円まで」)
「少額であれば立て替えできるくらいの信用ある人としか付き合っていないから」(34歳/回答:「1000円まで」)
「5000円以上かかるイベントなのに手持ちがない時点で来る必要がない」(28歳/回答:「5000円まで」)
「飲み代ぐらいだったらこんなもん」(30歳/回答:「5000円まで」)
【「1万円まで」と回答した人の意見】
「これを超える金額なら相手が無計画だと判断するため。これ以下なら、仕方が無いかという感じ」(25歳)
「1万円以上だと、相手に気を使わせるし、返すのが大変だと思う。それ以上で無理やり誘う場合はおごるつもりでいく」(30歳)
「1万円までならもし返ってこなくても仕方ないと思えるから」(33歳)
【「2万円まで」と回答した人の意見】
「2万なら事故と見なせるから。それ以上の金額が必要にもかかわらず持っていないのは確信的だと思うから」(32歳)
「旅行であるならそれぐらいかかるだろうから」(33歳)
【「5万円まで」と回答した人の意見】
「さすがにいくらでもは難しいが、自分がきつくならなければ、自分の中では答えた金額までは許容範囲内であるから」(26歳)
「親しい前提なら構わないから」(31歳)
【「10万円まで」と回答した人の意見】
「どんなに時間を要しても返金が可能な金額が10万だと思うから」(26歳)
「この金額までならなくなっても構わないので。これ以上の金額は、重要そうなら出す」(28歳)
目立ったのは「お金が返ってこない」ことを想定したコメント。相手から返済されないリスクを考えた上で、立て替え金額の目安を決める人が多いようだ。次に、実際に立て替えたことがある人に、良かった点と悪かった点についても聞いてみた。
■立て替えて良かったこと(年齢/許容できる金額)
「一緒に海外旅行へいった際、飛行機代を立て替えるとすごくマイルがたまった」(25歳/1万円まで)
「支払った金額が中途半端だったのに対し、きりのいい額を返済してもらったので、わずかな差額を得した」(27歳/3000円)
「立て替えた相手から、利子が付いて返ってきた」(29歳/3000円まで)
■立て替えて悪かったこと
「友達になかなか会えずに、返してもらうのが遅れた」(30歳/1万円まで)
「何度も催促しても返してもらえなくて、取り返すまでに半年以上かかったこと」(32歳/3万円まで)
マイルが貯まったり、立て替え金額よりも多く返ってきたりした場合は、貸した人にもお得感があるようだが、返済が遅れたり、金額が不足していたりした場合は要注意だ。親しき仲にも礼儀あり。たとえ友人であっても、借りたものはちゃんと返すようにしたいものだ…。
(嶋野清明)