現金派? キャッシュレス派? お金の使い方であなたに合うアプリがわかる

ファイナンシャルプランナー厳選! 使える「家計簿アプリ」

TAGS.
※写真はイメージです

貯金をするためには、日々の支出の見直しが大切。その対策として、第一に挙がるのが家計簿をつけることだろう。しかし、毎日レシートを見返しながら書き込むのはおっくう…。そこで役立つのが、家計簿アプリだ。

とはいえ、数多くの種類が出ている家計簿アプリ。使い勝手がいいものは、どれなのだろうか。ファイナンシャルプランナーの風呂内亜矢さんに、実際に使える家計簿アプリを選んでもらった。

ポイントは“手間を感じずに続けられること”

まずは、家計簿アプリ選びのポイントについて、教えてもらった。

「家計簿アプリで一番大切なことは、記帳が大変でないこと。そもそも貯金につなげるには、家計簿をつけるだけでなく、ストックしたデータを見返して分析する必要があります。つまり、家計簿をつける段階で挫折するわけにはいきません。家計簿アプリの優れた点は、記帳の手間を軽減し、分析に時間を回せるところです」(風呂内さん・以下同)

いかに面倒くささを感じずに続けられるかが、アプリ選びのポイントとなるわけだ。とはいえ、万人に当てはまるアプリがあるわけではない。「自分に合うものを見つける判断基準は、普段のお金の使い方と記帳方法」と風呂内さんは言う。

「現金払いが多い“現金派”とクレジットカードや電子マネーをよく使う“キャッシュレス派”で、合うアプリは変わります。そして記帳方法は、手作業で入力するものと、レシート撮影で自動入力されるものに分かれます」

現金派向けアプリはインプットに優れたもの

まずは、“現金派”に向いているアプリを紹介してもらった。

●保険やローンも一括管理できる生活密着型
「Zaim」(iOS/Android)
日本最大級の800万ダウンロードを記録している、家計簿アプリの老舗。手入力しやすいだけでなく、約1500の銀行や証券会社、ポイントカードなどと連動でき、入出金を自動取得してくれる。保険やローンの記録帳といった、生活に密着した機能が多いところも特徴。

「手入力でパパッとインプットできるところが、最大の魅力です。デザインが中性的で、レイアウトも使いやすいと思います。『わたしの給付金』という給付金検索機能があるところが面白いです。守る家庭がある既婚者の方が興味のある分野を、特にカバーしています」

●家計診断をしてくれる優良手入力型
「おカネレコプラス」(iOS)
430万ダウンロードの「おカネレコ」のパワーアップバージョン。1つのアプリで、家族家計簿と個人家計簿を分けて記録できる。銀行の入出金も、自動読み取り可能。

「個人としての家計と家族としての家計を分けて管理できるため、支出管理を重視する人に向いています。生活経済研究所長野の『家計の格付け』診断機能が搭載されていて、客観的に家計安全度やリスク耐久度をチャート化してくれるので、現状把握にもぴったりです」

●入力精度99%以上のレシート撮影特化型
「Dr.Wallet」(iOS/Android)
レシート撮影入力の精度99.98%の全自動家計簿アプリ。レシート撮影に特化しているだけでなく、食費や日用雑貨などの分類を記憶し、自動でカテゴリ分けしてくれる。また、よく行く店に近い店やよく買う商品のクーポンが発行されるという特典も。

「『Dr.Wallet』の最大の魅力は、レシート撮影での入力の精度が高いこと。撮影したレシートはオペレーターが目視し手入力するため、正確なんです。写真好きな方、1枚ずつこまめに撮影することが苦にならない方には、かなり使いやすいアプリだと思います」

キャッシュレス派向けは連携企業の多いもの

続いては、“キャッシュレス派”向けの家計簿アプリ2種。

●マイルやiDeCo、証券も管理できる高機能型
「マネーフォワード」(iOS/Android)
クレジットカードや銀行を登録すれば、サービス利用履歴・残高を自動取得し、家計簿に反映してくれる高機能アプリ。ネットショッピングの購入履歴やマイルの残高も取得し、一元管理できる。

「クレジットカードや電子マネー、マイル、銀行など金融機関との連携数が2665以上ともっとも多いので、キャッシュレス派の人に向いています。iDeCoの運用状況を管理したり、証券の購入価格情報を自動取得したりもできるので、複雑な資産管理がしたい人にもオススメです」

●支出・残高管理だけしたい人向けのシンプル型
「Moneytree」(iOS/Android)
取引明細を自動取得して、手入力やレシートの整理の手間を解消してくれる家計簿アプリ。画面も機能もシンプルを貫いているところが特徴。給料の振込やクレジットカードの支払い、残高低下などを教えてくれる通知機能が充実している。

「『Moneytree』も2600以上の金融機関・サービスに対応しているので、キャッシュレス派向き。一番の特徴は、登録時から現在までデータすべてが、ずっと無料で見られること。機能は最低限に絞ってあるので、支出・残高管理できれば十分という人には、かなり使いやすいと思います」

記帳するだけで満足せずに、分析して貯金を増やせるよう、まずは自分にフィットしたアプリを選ぶことが大切。自分のお金の使い方と、負担に感じない入力方法を考えてみよう。
(有竹亮介/verb)