歴女の投資術 ファンケル<4921>

1年で株価が3倍!「ファンケル」3つの魅力

提供元:Mocha(モカ)

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小さなベンチャー企業が、これまでなかった独創的なサービスや商品を世に送り出し、大企業へと成長するー、投資で勝つにはまずは歴史から、このシリーズでは、様々な企業(銘柄)の歴史をご紹介致します。

ファンケルの魅力その1:株主優待を拡充

無添加化粧品でファンも多いファンケル。

今ファンケルは国内の化粧品の好調やインバウンド需要により業績が絶好調、株価も2017年春頃から上昇し、約3倍になっています。

同社は10月30日発表の中間決算で、本年度は19年ぶりの過去最高益になる見通しだと発表しました。

また1:2の株式分割を実施することを発表し、それにともない株主優待制度の変更も発表されました。6ヶ月以上保有であれば100株以上は3000円相当分の自社製品などを新設、200株以上は6000円(従来5000円)相当分となります。

ファンケルの現在の好調にはある理由があります。同社の歴史から紐解いてみましょう。

ファンケルの魅力その2:愛妻家のカリスマ創業者

ファンケル化粧品は、三重県出身の池森賢二氏が、1981年に創業。

池森氏は、59年に小田原ガスに入社、73年に退職。74年には友人と事業を始めますが失敗、多額の借金を抱えます。

借金返済のために、東京・江東区の団地で兄のクリーニング店の集配達を手伝います。風呂掃除の仕事などもこなして必死に働き、2年半で借金を返済、ふと隣にいる妻の顔がブツブツと肌荒れしているのに気がつきます。

その顔、どうしたんだ?と尋ねると、「化粧品が肌に合わなくて・・・・・・」
当時は化粧品で皮膚トラブルが起こしている人が多く、「化粧品公害」が社会問題となっていました。

肌荒れの原因が化粧品の防腐剤などの添加物によるものだと知った池森氏は、「添加物を入れなければいいのでは!」とひらめき、無添加の化粧品を作り、シンプルなアンプル容器に入れて販売します。

「化粧品は女性にものではなく夢を売る商品、キレイなボトルでお洒落に売るもの」、という当時の常識を覆し口コミで大ヒット、設立からわずか10年間で「無添加のファンケル」というブランドを確立させました。

99年には東証一部に上場し、池森氏は2005年には名誉会長となって経営の第一線から身を引きます。

しかし、その後同社は競争激化で優位性を失い業績が低迷、2013年には創業以来初の赤字転落となります。

そこで池森氏は2013年1月に会長兼CEOに復帰し、赤字事業の撤退や販路の拡大、広告宣伝費を倍増するなど、創業者ならではのリーダーシップで同社の業績をV字回復させました。

ファンケルの魅力その3:さらなる成長ステージへ

「(今期は19年ぶりの)過去最高益を更新する見通しだが、もっともっと稼げる会社にしなくてはならないと考えている」

先の中間決算発表会で、島田社長はこう決意を述べました。

同社の2019年3月期は国内化粧品の好調やインバウンド需要、サプリメントの売上増大などで、売上高1220億円(前年比+11.9%)営業利益122億円(同 +44.4%)の大幅な増収増益見通しです。

また2020年までの中期事業計画の数字を見直しし、売上高1260億円→1400億円、営業利益126億円→180億円を目標としています。

ファンケルの経営理念は「もっと何かできるはず」。

創業者の復帰による経営改革の成功とインバウンド需要による業績拡大で、同社はさらなる成長ステージへ邁進中です。

*本記事で紹介する個別の銘柄・企業名については、あくまでも参考として申し述べたものであり、その銘柄又は企業の株式等の売買を推奨するものではありません。購入する場合は自己責任でお願い致します。

[執筆:ファイナンシャルプランナー岡田 禎子]

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