年パス会員獲得が顧客開拓につながっている!?

2019年版“最強コスパ”年間パスポート

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来館2回で元が取れる年間パスポートを発行している「新江ノ島水族館」の目玉は、地元・相模湾を再現した「相模湾大水槽」。90種2万匹の魚たちの群泳が見られる 写真提供:新江ノ島水族館

動物園や水族館、遊園地をお得に利用できる「年間パスポート」。月1回程度は行かなければ元が取れない、と思っている人も多いはず。だが実は、年2回の来場で通常の入園料以下になる年パスを発行している施設は、意外と多い。最新版のお得な年パスを紹介しよう。

※2018年12月5日現在の情報
※すべて20歳以上の料金

2回で元が取れる年間パスポート

【動物園】
●旭川市旭山動物園(北海道) 通常820円/年パス1020円

●マザー牧場(千葉)通常1500円/年パス(2年間)4200円

●群馬サファリパーク(群馬)通常2700円/年パス5400円

●神戸市立六甲山牧場(兵庫)通常500円/年パス1000円

【水族館】
●仙台うみの杜水族館(宮城)通常2100円/年パス4200円

●マクセル アクアパーク品川(東京)通常2200円/年パス4200円

●サンシャイン水族館(東京)通常2200円/年パス4400円

●すみだ水族館(東京)通常2050円/年パス4100円

●京急油壺マリンパーク(神奈川)通常1700円/年パス3000円

●新江ノ島水族館(神奈川)通常2400円/年パス4800円

●八景島シーパラダイス(神奈川)通常5050円/年パス1万100円

●世界淡水魚水族館 アクア・トト ぎふ(岐阜)通常1500円/年パス3000円

●京都水族館(京都) 通常2050円/年パス4100円

●沖縄美ら海水族館(沖縄)通常1850円/年パス3700円

【博物館】
●北海道博物館(北海道)通常600円/年パス1100円

●日本科学未来館(東京)通常620円/年パス1230円

「旭川市旭山動物園」「八景島シーパラダイス」「沖縄美ら海水族館」など、遠方からも人が訪れる人気スポットも多数入っている。ファンであれば、買って損はないだろう。

3回で元が取れる年間パスポート

【テーマパーク】
●レゴランド・ディスカバリー・センター東京(東京)
通常2400円/年パス6000円(2018年12月31日まで4500円)

●東京ジョイポリス(東京)
通常4300円/年パス1万2000円

●志摩スペイン村(三重)
通常5300円/年パス1万2000円

●東映太秦映画村(京都)
通常2200円/年パス6000円

●堺・緑のミュージアム ハーベストの丘(大阪)
通常900円/年パス2500円

●サファリリゾート姫路セントラルパーク(兵庫)
通常6400円/年パス1万6250円

●ブラジリアンパーク鷲羽山ハイランド(岡山)
通常2800円/年パス6000円

【動物園】
●岩手サファリパーク(岩手)通常2700円/年パス7000円

●セルコホーム ズーパラダイス八木山(宮城)通常480円/年パス1200円

●よこはま動物園ズーラシア(神奈川)通常800円/年パス2000円

●埼玉県こども動物自然公園(埼玉)通常510円/年パス1530円

●伊豆アニマルキングダム(静岡)通常2400円/年パス6000円

●秋吉台自然動物公園サファリランド(山口)通常2400円/年パス5000円

●とくしま動物園(徳島)通常600円/年パス1500円

●九州自然動物公園アフリカンサファリ(大分)通常2500円/年パス5200円

【水族館】
●サンピアザ水族館(北海道)通常900円/年パス2000円

●アクアマリンふくしま(福島)通常1800円/年パス4200円

●アクアワールド茨城県大洗水族館(茨城)通常1850円/年パス4110円

●鴨川シーワールド(千葉)通常2800円/年パス7500円

●越前松島水族館(福井)通常2000円/年パス5000円

●伊豆・三津シーパラダイス(静岡)通常2200円/年パス5000円

●南知多ビーチランド&南知多おもちゃ王国(愛知)通常1700円/年パス4000円

●名古屋港水族館(愛知)通常2000円/年パス5100円

●鳥羽水族館(三重)通常2500円/年パス6200円

●海遊館(大阪)通常2300円/年パス5000円

●神戸市立須磨海浜水族園(兵庫)通常1300円/年パス3000円

●九十九島水族館 海きらら(長崎)通常1440円/年パス3090円

●大分マリーンパレス水族館「うみたまご」(大分)通常2200円/年パス4800円

【博物館/プラネタリウム】
●仙台市天文台(宮城)通常1000円/年パス3000円

●国立科学博物館(東京)通常620円/年パス1500円

●宇宙ミュージアム TeNQ(東京)通常1800円/年パス4800円

●つくばエキスポセンター(茨城)通常820円/年パス2000円

●オービィ横浜(神奈川)通常2200円/年パス4700円

●カップヌードルミュージアム(神奈川)通常500円/年パス1500円

●福井県立恐竜博物館(福井)通常720円/年パス2060円

年3回以上の来園で元が取れる年パスとなると、ぐっと数が多くなる。「レゴランド・ディスカバリー・センター東京」などのテーマパークの年パスは、子どもがいる家庭で重宝しそうだ。

年パス会員は“情報発信”のキーパーソン

年パスは、1年間に何度も入場できるだけでなく、さまざまな特典がついてくるところもある。例えば「新江ノ島水族館」では、同伴者の入場料が割引される。ちなみに、2019年3月31日までは、同伴者半額キャンペーンを実施中。さらに、館内のカフェやショップ、近隣のレストランや温泉施設でもサービスを受けられる。

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「新江ノ島水族館」では中学生~大人向けの年間パスポートのほか、3歳~小学生が対象の「えのすいKids Club」、50歳以上が対象の「えのすいプラチナクラブ」も用意している 写真提供:新江ノ島水族館

かなり充実しているが、なぜここまで特典をつけているのだろうか。新江ノ島水族館広報室の井上麻子さんに、年パスをお得に発行する理由を聞いた。

「年間パスポートを持っているお客様は、家族や友人を誘って何度も訪れてくれます。また、SNSや口コミで当館の情報を発信してくださるので、新たな集客にもつながっているんです。何度もいらっしゃるからこそ気づく貴重な意見も、参考にさせていただいています」

「新江ノ島水族館」の年パス会員数は、約6万5000人にも及び、4人に1人は年10回以上来館しているそう。これだけの常連客が、新規の顧客を生み出してくれるから、特典として還元しているというわけだ。

また、多くのファンがついている理由は、お得な更新特典にもありそうだ。年パス有効期限の月の3カ月前までに更新すれば、翌年の有効期限が1年3カ月に延長される。2カ月前更新なら期限は1年2カ月、1カ月前更新なら期限は1年1カ月となる。

利用者がお得に使えるだけでなく、施設にとってもプラスの効果を生む「年間パスポート」。お気に入りのスポットではどんな特典がついてくるか、確認してみては?
(有竹亮介/verb)

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