「株主優待」の裏側に迫る!

人気の商品がお得な価格で買えるキャンペーンを実施することも♪

身近な定番お菓子や乳製品の詰め合わせがもらえる明治ホールディングスの株主優待!

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明治ホールディングス社のご担当。左から山﨑さん、澤田さん、渡部さん。
明治ホールディングス社のご担当。左から山﨑さん、澤田さん、渡部さん。

今や個人投資家から大人気の「株主優待」。株主優待を目的に株式投資をしている人も多いのではないでしょうか。各企業の優待内容は、企業のホームページで確認できると思いますが、優待誕生の背景や開発秘話はなかなか知ることができません。

そこで、人気企業の株主優待担当者にインタビューを敢行!株主優待導入の背景や現在の優待に決まった経緯、裏話までセキララに語っていただきました。

今回は、私たちの毎日の生活に欠かすことのできない商品を詰め合わせた、「明治ホールディングス」の株主優待です。

聞き手・撮影:優待好きFP 高山 一恵

――では、本日はよろしくお願いします。早速ですが、なぜ、株主優待を導入しようと思ったのですか?

当社の株主優待制度は、昭和57年に旧明治製菓で導入しまして、既に36年の歴史があります。優待を導入した理由は、株主様に私たちの商品を紹介したい、お試しいただきたい、という思いと同時に、既に当社のファンである株主様には、様々な商品を楽しんでいただきたいという思いからです。

ですから、優待内容は、当時から当社で人気の製品詰め合わせセットにしています。明治製菓と明治乳業が経営統合してからは、お菓子に加えて、ヨーグルトと引き換えられるギフト券や、常温でも保存可能なピーナッツクリームなども一緒に送らせていただいています。

――改めて御社の優待を見ると、御社の商品は、私たちの生活に欠かせない商品ばかりだなーと思います。優待の商品は毎年変わるのですか?

はい。「明治ミルクチョコレート」など定番で必ず入れる商品もありますが、毎年、新製品を1つでも多く入れられるよう努力しています。

以前は夏頃に優待品をお届けしていたのですが、お菓子の新製品は秋に多く発売されますので、株主様にいち早く新製品をお試しいただきたいという思いを込め、現在は10月末頃にお届けしています。

――それは、嬉しい配慮ですね。新商品を入れていただけるとのことですが、御社の商品はバラエティ豊かなので、優待品を選ぶ上でどれを選ぶかご苦労はありませんか?

チョコレートばかりにならないように、グミやキャンデー、ビスケットや食品も入れるなど、種類に偏りがないように配慮しています。

また、幅広い年代の方に喜んでいただけるようにという考慮もしています。例えば、マーブルチョコやアポロは、ちょうどお子さんが握りやすい大きさのパッケージなので、握って喜んでいる時の笑顔を思い浮かべながら選択していますね。

商品選びもそれなりに大変なのですが、一番大変なのは、当社の株主様は、7~8万人いらっしゃいますので、優待用に商品を確保することですね。明治の関連部署と何度もやりとりして、「株主様のために、そこを何とか!」と調整しています。

――確かにそんなに株主様がいるとなると大変そうですね…。他にご苦労されている点はありますか?

当社の株主優待は、2,000円相当、3,500円相当、5,000円相当の3種類を保有株数に応じて贈呈していますが、実は金額調整が難しいんですよ。

特に難しいのが2,000円相当ですね。お菓子や食品の単価の合計が、ちょうど2,000円相当になるように、おすすめ商品を入れつつ選ぶのが大変です。また、金額がちょうどよくても生産の関係もありますので、さらに関連部署との調整が必要になります。

――なるほど!そういったご苦労があるのですね。

はい。そこは毎回頭を悩ますところです。それと、毎回悩むのが、商品の見栄えです。優待商品の箱を開けたときに、わーっ!と歓声があがるような優待にしたいと思っているので、毎回、商品を詰める時に、あーでもない、こうでもないと色々並べてみて、思考錯誤しています(笑)。

でも、苦労の甲斐がありまして、株主様から感謝のお手紙をいただくことも多く、すべてに目を通して参考にさせていただいています。また、毎年10月に入ると、多くの株主様からコールセンターに「いつ優待が送られてくるの?」と、お電話をいただくので、とても楽しみにされているんだなと嬉しくなります。

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(明治グループ製品詰め合わせ 5,000円相当)


――株主の方にも思いが届いている証拠ですね。話は変わりますが、手元のリーフレットを見ると、株主限定で商品が安く買える特典もあるようですね。

当社の株主様であるという特別感をお持ちいただき、そして長期に株式を保有していただきたいという思いから、内容は実施したその時々で異なるのですが、株主様にプラスαになるようなことを企画し、実施しています。

直近では、インターネットでしか購入できない「チョコレート効果」の大容量ボックスを株主様特別価格でご提供できるキャンペーンを実施しました。健康への働きが期待されている「ポリフェノール」が豊富に含まれているこの商品は、とても人気で、製品が不足するくらい好評なキャンペーンとなりました。

――個人的にチョコレートが大好きなので、この特典は魅力的です(笑)。

ぜひ、お試しいただいて、気に入っていただいて、さらに購入していただけると嬉しいですね(笑)。

また、明治製菓と明治乳業が統合した時には、明治乳業は優待制度を導入していなかったので、乳製品の宅配事業の紹介も兼ねて、特典付きで宅配サービスをご利用いただけるキャンペーンを実施しました。こちらも多くの株主様からお申込みいただき、現在も継続していただいているかなと信じております(笑)。

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――他にも株主優待品の寄贈選択制度もあるようですね。

平成18年の旧明治製菓の時に株主優待品寄贈選択制度を導入しました。当時は、社会貢献できる優待は、3~4社くらいしかなかったと思いますが、弊社は先駆けて導入し、今も継続しています。

株主様の中には、配当金や値上がり益を重視されていて、株主優待は要らないという方もいらっしゃいます。そのような声が耳に入ってきまして、優待を無駄にしないためにも、商品の寄贈をする制度を導入するのが良いのではないかと思ったのです。

この制度は、東日本大震災をはじめとする被災地や障がい者支援団体などに、株主様からの寄贈に加え、当社からも同額相当の寄贈をするというものです。

例えば、100株保有の株主様は、2,000円相当の優待品を受け取る代わりに、2,000円相当を寄付し、当社からも同額相当を寄付。その合計の4,000円相当の当社グループ製品を寄贈するというイメージです。

――寄付するのは商品なんですね!

そうです。基本的にはお菓子ですが飲料を送ることもあります。毎年、私自身も各地の寄贈先を訪問しており、今年度は4箇所訪問しました。みなさん大変喜んでくださっており、その姿を見てとても嬉しくなりますし、またスタッフの方々の熱い想いにも大変心を動かされます。

訪問先でお伺いしたお声は、当社のホームページに掲載しています。
明治ホールディングス「株主優待の寄贈レポート」

おかげさまで、今年度、寄贈にご賛同いただきました株主様は1,947名、株主様から寄贈いただきました相当金額は618万3,000円、会社からも同額相当分を寄贈し、合計1,237万円相当分の当社グループ製品を寄贈いたしました。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

――社会貢献の輪が広がってきていますね。素晴らしいお取り組みだと思います!では、最後に株主の方にメッセージをお願いします。

株主様にご満足いただけるように、今後もさまざまな施策を考えてまいりますので、当社の株を長期的に保有し続けていただけると大変嬉しいです。

また、優待品につきましては、株主様ご自身が楽しんでいただくのはもちろんですが、お子さんやお孫さんなど、幅広い世代のみなさまでお楽しみいただけましたら幸いです。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

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――本日は貴重なお話しをいただきましてありがとうございました。

 

【株主優待のプロフィール(データは2019年1月23日時点)】
●優待商品名:明治グループ製品詰め合わせ
100株以上保有の株主様には、ご所有株式数に応じて、以下の優待品を贈呈させていただきます。

所有株式数 優待品
100株以上 明治グループ製品詰め合わせ2,000円相当
500株以上 明治グループ製品詰め合わせ3,500円相当
1,000株以上 明治グループ製品詰め合わせ5,000円相当

・寄贈選択制度
株主様のご意志により優待品のご送付に代えて同等品を福祉団体等へご寄贈いただくことも選択できます。

優待内容は、 2018年度。

●優待商品例:明治グループ製品詰め合わせ 3,500円相当

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●年間予想配当金:130円(予定)
●最低投資金額:89万6000円(100株単位)
●優待に必要な投資金額:89万6000円(100株より)
(基準日:2018年12月末時点)

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