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【REIT-ETF】2月はREIT-ETFの代金が増加!(3月13日記事内容一部修正)

ETFマーケットメイク制度導入後の変化(制度開始後8か月間の検証)

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Stock market graph analysis

ETFマーケットメイク制度がスタートして8か月が経過。対象銘柄の大部分で注文提示状況(スプレッド)が改善した事実と、「業種別指数(TOPIX-17シリーズ)」、「高配当指数」、「ESG」等を対象指標とするETFで、売買代金が増加する傾向が表れていることはこれまでにも紹介したとおり。2019年2月は、現物市場全体の売買代金がやや低調に推移する中で、ETFは何か特徴的なトピックはあっただろうか。
まず、直近2月の一日平均売買代金(立会内)が、制度開始前4-6月と比べて活況となったマーケットメイク対象銘柄の上位を紹介する。

●2月に売買代金が増加したマーケットメイク対象銘柄上位(4-6月比)%e5%9b%b31%e3%81%ae%e3%81%97%e3%82%85%e3%81%86%e3%81%9b%e3%81%84

ランキングをご覧いただいてお分かりのとおり、株式市場全体の売買代金がやや低調な中にあっても、「業種別指数(TOPIX-17シリーズ)」、「高配当指数」、「ESG」の銘柄が上位にくる傾向は継続した。

そんな中、2月はREIT-ETFの代金も好調に推移したようだ。16位にランクインしたのが、「【2517】MAXIS Jリート コア上場投信」であり、時価総額などが大きい不動産投資信託(REIT)で構成する「東証REIT Core指数」への連動を目指すETFだ。当指標は、上場している全てのJリートの中から、累積時価総額上位80%(初回選定時)となる比較的大型銘柄に絞り、構成ウェイトを均等としている。結果として、信用リスクの高い銘柄を除外しながらも、東証REIT指数とほぼ同水準の予想分配金利回りが期待できる商品といえる。

実は2019年2月に、同指数に連動するETFが新たに二本上場した。一つが、農林中金全共連アセットマネジメントが組成する「NZAM 上場投信 東証REIT Core指数(2527)」で、もう一つが大和証券投資信託委託が組成する「ダイワ上場投信-東証REIT Core指数(2528)」だ。これらETFの新規上場をきっかけに、「東証REIT Core指数」に改めて注目が集まる可能性もありそうだ。

さて、マーケットメイク制度開始以降、最も顕著に効果が表れているのは「業種別指数(TOPIX-17シリーズ)」であり、直近2月の一日平均売買代金は、制度開始前の4-6月との比較で4.1倍の水準となり、株式市場全体の売買代金がやや低調に推移する中、引き続き好調に推移していることが分かる。

●「業種別指数(TOPIX-17シリーズ)」を対象指標とするETFの一日平均売買代金(立会内)の変化%e5%9b%b37

引き続き「東証マネ部!」では、マーケットメイク制度の認知度向上に努めていき、随時、効果を検証していく予定だ。

(東証マネ部!編集部)

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