最もイノベーティブな金融商品『ETF』第一回-ETFは株とどう違う?-

提供元:THEO by お金のデザイン

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撮影/三木誠

少額で分散投資ができる、株とインデックス型投資信託のいいとこ取りをした金融商品「ETF(上場投資信託)」の魅力について、「お金のデザイン」の取材でお話しする機会がありましたので、その内容を転載いたします。
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今回は、THEOも運用している「ETF(上場投資信託)」について、詳しく教えていただきに、東京証券取引所にやってきました!

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ETFとは一体何か

――今回のテーマは「ETF(上場投資信託)」です。THEOは最大約30種類以上のETFを組み合わせたポートフォリオで運用をしていますが、お客さまから「ETFって一体何ですか?」というご質問をいただくことがあります。ETFとは、一言で言うとズバリ何でしょうか。

ETFを一言で説明するとすれば「リアルタイムで取引できる投資信託」と言えるでしょう。しかし「そもそも投資信託って何?」という方もいると思いますので、まず「株と投資信託の違い」について、お話しましょう。

「株式」の売買の場合は、買うタイミング、売るタイミング、どの銘柄を買うかなどを自分で判断して行う必要があります。東証に上場している企業だけでも何千社もあるので、どの株に投資をすれば良いかを考えるだけでも大変です。

「投資信託」というのは自分の代わりに運用の専門家(ファンドマネージャー)が、様々なところに投資をしてくれるというものです。自分の望む運用の趣旨に合った投資信託を選ぶと、あとは自分の代わりに、自動的に分散投資をしてもらえます。

――ETFは投資信託の一種ということですね。

そうです。さらに「上場投資信託」と言うだけあって、上場されているため株式と同じように、証券取引所が開いている時間であればいつでも売買ができます。

また投資には「パッシブ運用」というものと「アクティブ運用」というものがありますが、ETFは「パッシブ運用」に当たります。

――「パッシブ運用」「アクティブ運用」というのは具体的にはどういったものですか。

パッシブ運用とは、運用目標とされるベンチマーク(例えば日経平均株価や、ダウ平均株価など)を設定し、ベンチマークに連動する運用を行うものです。

ETFは「インデックス運用」でパッシブ運用の一種です。日経225(日経平均株価)やTOPIX(東証株価指数)などの株価指数(インデックス)と同じ値動きを目指す投資方法なので「平均点」を取るものだと思ってください。「安いコストで平均点を取ってくれる」運用方法なんです。

一方、アクティブ運用は、プロが独自の手法や分析によって、ベンチマークを上回る結果を目指す運用です。

例えば「この1年間、10%上がりそうな銘柄50個集めました!」という具合に、主にファンドマネージャーと呼ばれるプロが、時間もお金もかけて色々な情報を見て、取り扱う銘柄を決めて運用していきます。プロにお願いした場合、その分パッシブ運用に比べてコストはかかります。

――安いコストで平均点を取ってくれるパッシブ運用は安心感がありますね。

自分でETFを買うならまずどれを選ぶ?

――もし自分でETFを買ってみたくなった場合は、どのようなETFを購入すれば良いですか?

最初は、先ほどお話に出た日経225やTOPIXなどに連動するETFがおすすめです。

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毎日ニュースで「今日は○円上がりました、下がりました」と株価が報道されていますよね。それと連動するので、ニュースにも興味がわきますし、わかりやすいです。

日本ではなくアメリカの株に興味があれば、S&P500など、アメリカの代表的な500社の株価に連動しているものもあります。まずは「わかりやすい指標」に連動したものを少しずつ持っていくというのが、特に初心者の方には適しているのではないかと思います。

――そういった「日経平均株価」などに連動するETFを買うと、経済の勉強にもなりそうですね。他にも種類はあるのでしょうか。

さまざまな種類があります。例えば中・小型株に連動したものなどは、大型株に比べて値動きが大きくなる傾向にありますが、個人投資家の中には変動の大きなETFを好む方もいます。

また「商社関連のETF」「銀行関連のETF」など業種ごとのETFもあり、例えば「この業種の規制緩和がされますよ」というニュースが流れたときに、その業種ごと一気に買うなどということも可能です。

――業種ごとというのはおもしろいですね。成長しそうな業種に人気が集まりそうです。

他に個人投資家に人気があるのが「高配当の銘柄に連動するETF」です。実績から高配当の銘柄を選んで組み入れています。また最近注目されているのは「ESG※銘柄」ですね。近年買う人が増えており、マーケットにもその兆しが表れてきています。

※ESG:企業が持続的な社会の形成に寄与するために、配慮すべき環境(Environment)、社会(Social)、ガバナンス(Governance)の頭文字を取ったもの。

――ESGはSDGs(「Sustainable Development Goals」持続可能な開発目標)との関連もあり、近年注目されていますね。投資する上でも企業の社会的取り組みを重視している人がいるということですね。

「ESGに力を入れている企業が伸びるのではないか」と考えて、関連のETFを選んでいる人は徐々にではありますが増えてきています。ただESG関連のETFのリターンを実際に研究した結果では、まだまだTOPIXとあまり変わらないのではないか、とも言われていますので、慎重に見ていく必要はあります。

しかしこの「ESG銘柄」には面白い点があります。「投資はしたことがなかったけど、ESGには関心があるので投資をやってみようかな」という理由で投資を始める方が最近増えているということです。投資家層の裾野の拡大を目指して活動している私たちとしては、ESGが一つのきっかけになりうることに新鮮な驚きがありました。

――それはおもしろい傾向ですね。

 
いかがでしたか?

ETFというものが一体何か、またどのような種類のETFがあるかを学ぶことができたのではないでしょうか。

次回は引き続き、THEOも行っている「ETFによる分散投資」のお話を伺います。お楽しみに!

※本稿において、記載されたインタビュー内容の見解は、個人の本インタビュー実施時点における見解です。株式会社東京証券取引所および株式会社お金のデザインの公式見解ではありません。
※本稿は、2019年3月29日にTHEOBlog に掲載された文章です。

 
(提供元:THEO by お金のデザイン)

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