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ETF(上場投信)で好利回り投資

【2019年6月版】分配金に着目したETF投資とは?

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ETF(上場投信)とは、日経平均株価やTOPIXといった特定の指標の動きに連動するように運用されている投資信託の1つだ。ETFは取引所に上場しているので、株式と同じようにマーケットの動きを見ながら取引ができる。いわば、「株式」と「投資信託」のいいとこ取りの商品と言える。

そんなETFだが、「株式」と「投資信託」と同様に配当(分配)を実施する銘柄があることをご存じだろうか?

今回は、意外!?と知られていない『ETFの分配金』に着目していくこととする。

 ETFの分配金っていつもらえるの?

「株式」の場合、決算日である3月と9月に配当金基準日を設定する銘柄が多くなっているが、ETFは1月と7月に分配金基準日を設定する銘柄が多くなっている。

例えば、下記のグラフは東証に上場しているETFの分配金基準日を月別にしたものだ。2018年7月は100を超える銘柄が分配金基準日を設定していた。

%e5%9b%b3101また、分配金を受け取るためには、ETFの決算日(権利確定日)にETFの所有者になっていなければならない。そのためには、権利付最終日までにETFを購入する必要がある。

なお、2019年7月16日取引分以降については、株式等の受渡日が1営業日早まることが決定している(株式等の決済期間短縮化(T+2化))。現在の権利付最終日は、決算日等の権利確定日から起算して4営業日前の日となっているが、変更後は3営業日前となる。

ETFの分配金利回りってどれくらい?

次はETFの分配金利回りについてだ。過去1年間(2018年4月~2019年3月)では154銘柄のETFが分配金の支払いを行っている。下記のグラフはそれらの銘柄の分配金利回りの分布を表したものだ。

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1~2%の利回りに分布する銘柄が多いが、中には4%を超える分配金利回りの銘柄も見られる。分配金利回りの上位銘柄はこちら のレポート内「4.分配金利回り上位30銘柄」で確認することができる。上位銘柄の中には、外国株に連動するETFも含まれている。

また、外国債券指数に連動するETFとREIT指数に連動するETFのカテゴリーは、分配金利回りが比較的高い傾向にある。外国債券およびREITのETFの分配金利回り平均は3.12%と、分配金のあるETFの利回り平均の2.15%を大きく上回っている。

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ETFってどうやって選ぶの?

上記で紹介したとおり、分配金を実施するETFだけでも154銘柄あり、ETF全体に広げると200を超える銘柄が上場している。そんな中、「どのETF」を「どういった基準」で選ぶのか悩んでしまう投資家の方も多いのではないだろうか。

そういった悩みを解決するため、東証マネ部!では「ETF・ETN銘柄検索」というツールをご提供している。

今回紹介した分配金の他にも、「運用コスト(信託報酬)が低い順」、「年間騰落率が高い順」など6種類の観点で検索ができ、日本株や外国株などの種類から選ぶこともできる。

数あるETFの中から、種類や条件を絞り込んで、自分のお気に入りETFを見つけてはどうだろうか。

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(東証マネ部!編集部)

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