あまり使われていないようですが…

デビットカードも一応キャッシュレス。利用する意味はあるのか

提供元:Mocha(モカ)

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2019年10月から、キャッシュレス決済にて買い物をすると最大5%が還元される「キャッシュレス・消費者還元事業」がスタートしました。

対象となる主なキャッシュレス決済には、電子マネー・スマホ決済・クレジットカード・デビットカードがあります。そのなかで、もっとも利用されていないのはデビットカードのようです。

はたして、みなさんがデビットカードを利用する意味はあるのでしょうか。今回はデビットカードの仕組みやメリットについて紹介します。

大きく2種類あるデビットカード、実はあなたも持っている!

デビットカードは、使ったその場で口座にあるお金が引き落とされるキャッシュレス決済です。

クレジットカードは後払いですから、使うときにお金がなくても、後で支払うことができます。しかしデビットカードは、使うときに口座にお金がないと使うことができない「即時払い」と呼ばれる仕組みになっています。

デビットカードには、大きく分けて2種類あります。

ひとつは、「J-Debit」(ジェイデビット)です。J-Debitは、金融機関のキャッシュカードを使って、全国の加盟店で支払いができる仕組みです。したがって、新たにデビットカードを作る必要はなく、入会金や年会費もかかりません。

「デビットカードなんて持ってない」と思っている方は少なくないのですが、実はほぼ誰もが持っているのですね。

J-Debitにはポイント制度やキャッシュバックはありませんが、「キャッシュレス・消費者還元事業」による5%・2%の還元は受けることはできます。

ただし、金融機関によってはJ-Debitの利用申し込み手続き(J-Debit利用開始登録)が必要なこともあるので確認が必要です。利用できる加盟店舗も全国で2万4073件(2019年11月13日現在)と多くありません。また、キャッシュカードによって利用可能時間帯が違うことや、オンライン決済・海外では使えないことも気になります。

もうひとつは、国際ブランドと提携しているデビットカードです。JCBやVISAなどの国際ブランドがデビットカードを発行しています。

国際ブランドと提携しているデビットカードを使うには、手続きをして新しいカードを発行する必要があります。年会費や手数料がかかることはありますが、その分、利用額に応じてポイントやキャッシュバックがあるなどサービスが充実しています。

また、加盟店ならば世界中どこでも使えてオンライン決済にも対応しています。海外旅行に行った際はデビットカードが対応しているATMで現地の通貨を引き出すこともできます。

「使いたくても使えない」が使い過ぎを防ぐ

デビットカードは、使ったその場で口座から代金が引き落とされるので、デビットカードで利用する口座にある残高以上は利用できません。そのため、クレジットカードとは異なり、使い過ぎるという不安がありません。

毎月、決めた額をデビットカード用の銀行口座に入れ、それ以上は入金しないようにすれば、お金の管理もできます。また、利用限度額も設定できます。

利用した代金は、口座引き落とし時に、すぐにウェブ上の利用明細に反映されるので、残高確認もスマホやPCですぐできます。また、ATMでわざわざお金を引き出す手間もなく現金も多く持つ必要がなくなります。

デビットカードがオススメなのはこんな人

デビットカードがオススメなのは、次のような人でしょう。

●クレジットカードを使いすぎる不安がある人

時代はキャッシュレス決済の流れではありながら、現金ではないとクレジットカードのように使いすぎてしまう不安がある人には特におすすめです。

すでにお話ししたように、デビットカードは紐づけている銀行口座の残高までしか利用できないので、使っていいと決めた額だけを口座に入れておけば、使いすぎる心配もありません。現金派の人でも現金感覚でキャッシュレス決済が安心して利用できます。

●現金派で、カードを利用すること自体に不安がある人

万が一現金をなくしたら、使われてしまうかもしれません。しかし、デビットカードをなくして不正利用されたとしても、不正利用された分については補償されるので、現金を持ち歩くより安心といえます。

●クレジットカードが作れない人

デビットカードにはクレジットカードのような審査はありません。金融機関が定めた年齢制限を満たしていれば原則、作ることができます。銀行口座を持っている金融機関でデビットカードを発行すればスムーズでしょう。

まとめ

こうして見てみると、デビットカードはまだまだ現金派が多い日本で受け入れられやすいと思うのですが、いかがでしょうか。

これまでキャッシュレス決済をしてこなかった方でも、現金と同じような感覚で使えるのではないかと思います。ぜひ試してみてください。

 

[執筆:ファイナンシャルプランナー 今関倫子]

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