この先何に投資をしていけばいいのか
世界経済の動向を反映する海外先進国株式
提供元:日興アセットマネジメント
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経済・金融危機を繰り返しながらも成長している先進国株式指数
世界の株式は、これまで上下動を繰り返しながらも長期的な成長を遂げてきました。近年、中国をはじめとした新興国の存在感は増しているものの、先進国は、相対的に安定した経済および成熟した社会を誇り、流動性の高い株式市場を有しています。
アメリカをはじめとする先進国の株式は、長きにわたり、世界の株式市場をけん引しています。そして、先進国から日本を除くことで、日本人投資家の立場で「海外の先進国株式」の動向を捉える株価指数に、MSCI-KOKUSAIインデックスがあります。30年以上のトラックレコードがあり、様々な金融商品において、運用のベンチマーク(ものさし)として使われています。
このMSCI-KOKUSAIインデックスの推移を確認すると、2007年1月以降に幾度もの経済・金融危機を繰り返しながらも、100でスタートした指数値が、120にまで上昇しています。
図1:MSCIコクサイの指数値の推移(2007年1月4日~2020年3月10日)
日本以外の先進国に投資するMSCIコクサイの中身を知ろう
MSCI-KOKUSAIインデックスの特性を詳しくみると、先進国の株式や経済状況を垣間見ることができます。2020年1月末現在、日本を除く22ヵ国の先進国・地域に上場する大・中型株1,321銘柄で構成され、対象市場の約85%をカバーしています。また、時価総額は約4,417兆円で、原則、時価総額の大きい銘柄を優先して構成銘柄とするため(浮動株*調整後の時価総額加重平均)、流動性が高いといえます。また、グローバルに事業を展開する企業が多い米国が、全体の約7割を占めています。*大株主などが安定的に保有する株式ではなく、市場で流通し、売買されている株式
構成上位銘柄をみると、時価総額が大きく、その時代を代表する企業が名を連ねています。2020年1月末現在で、「GAFA(ガーファ)」と呼ばれる主要IT企業4社(アルファベット(グーグルの持ち株会社)、アマゾン、フェイスブック、アップル)が上位10銘柄に入っています。13年前と比べると、世界経済の成長を反映して上位銘柄が大きく変化しており、現在勢いがあって、将来性が高いと期待されている銘柄が、結果として上位に並んでいます。
図2:MSCIコクサイ構成上位10銘柄の変遷
この指数を持ち続けることで、自分でどの企業に投資したらいいのか見極めなくても、世界経済の時勢に合った投資ができることになるのです。
2020年1月末現在、構成銘柄上位10銘柄のうち9銘柄がアメリカの企業です。構成銘柄の見直しは、2月、5月、8月、11月の四半期に一度実施されていますので、タイムリーに市場経済の状況等を反映して企業が選ばれています。
図3:MSCIコクサイの国別時価総額構成比率(2020年1月末時点)
預貯金や日本国債、日本株など国内資産の保有がほとんどという方は、海外投資の「はじめの一歩」として、MSCI-KOKUSAIインデックスをベンチマークとしたETFを資産運用の一部に組み入れてはいかがでしょうか。世界経済の成長を享受することで、資産形成にご活用いただけます。
図4:MSCI-KOKUSAIインデックスに連動する東証上場ETF一覧(すべてNISA口座対象銘柄、*はつみたてNISA対象銘柄です。)
(提供元:日興アセットマネジメント)